日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

年金68歳支給に備える方法

2011-10-21 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

今日は長女・小2の学校開放日です。
これは授業参観とは少し違って、
1日好きなときに学校を見ていってくださいという企画です。

私「給食の時間にでも観に行こうかなあ~」
長女「廊下からチラッと観るだけね」

と、いわれてしまいました。
保育園の頃は、絶対来てねという感じでした。
順調に成長しているなあと(笑)

PS.
長女いわく、私(186cm)が行くと、
男の子が「おじさん、おっきいね~」と集まってしまうのが嫌だそうです。
まあ、気持ちが分らなくもありません。


●年金68歳支給に備える方法

新聞やニュースで、公的年金の支給開始を
68歳や70歳からに遅らせるという「案」が報道されています。

公的年金の保険料をアップさせたり(対応済み)、
消費税をアップさせたり(検討中)といろいろ考えていますが、
それでも、足りないために出てきた案です。

これは、今、保険料を払っている世代(現役世代)が、
今、年金を受け取っている世代(年金受給者)を支える制度をとっている限り続きます。
ご存知の通り、少子高齢化ですから。

年金制度をどうするか?が大切ですが、
今日は、年金支給が遅くなったとき、どう対応するか考えてみます。

・・・

以前、年金の支給開始が60歳から段階的に65歳に遅くなることが決まったとき、
60歳の定年から65歳の支給開始までの5年間(空白の5年間といいます)をどうするか?
が議論になりました。

この頃は、貯金で対応するというのが一般的でした。
また、それと同時に、雇用も65歳定年に向けて動いていました。

現状、60歳で定年、それ以降は再雇用という形で働ける方も増えてきました。
ただ、年収は半分から7割程度に下がります。

それでも、空白の5年間を埋めるには、すごく助かります。
でも、それも定着しないまま、年金の支給開始が68歳や70歳に変更。
これにはどう対応したらいいのやら?という感じです。

貯金で対応できればいいのですが、
教育費や住宅ローンを考えると、現実的な金額にならないことが多々あります。

そこで、60歳で退職、その後、再雇用の後、
さらに、働くという選択肢が現実的になるのではと思います。

今でも、シルバー人材センターなどに登録して、
働いている方はたくさんいます。

後ろ向きに考えると、暗くなってしまいますが、
元気で働けるうちは、社会に出て働きたいというお気持ちの方が多いそうです。

これからは、貯金だけでなく、貯金と仕事をセットで、
老後資金を考える時代かなあと思っています。

・・・

こうなってくると、ますます大切なのは、
人生の三大支出、住宅・教育・老後のうちの、住宅と教育です。

住宅ローンは無理のない範囲で組む
教育費は安易にかけない

教育費は途中で軌道修正もできますが、
住宅ローンは一度借りたら、ずっと返済は続きます。

住宅、教育、老後、(車)。
人生全体のバランスで考えることが大切ですね。

逆に、いうと人生の三大支出のための貯金(つみたて)をして、
その残りで生活する生活習慣が身に付けば問題ありません。
生活水準というのは、ある意味、慣れというか習慣ですから。

今日は週末金曜日。
週末の予定を楽しく考えながら、お仕事がんばりましょう。


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※本資料は作成時点の法令等に基づいた内容です。
内容やデータなどにつきましては慎重に調査しておりますが、
その正確性・確実性を保証するものではありません。
これらの情報によって生じたいかなる損害についても、
補償はできません。

社会保障制度をやめて、国民1人月7万円を支給する方法

2011-09-13 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。
昨夜は中秋の名月でしたね。

お風呂上りに、ゼロペプシを飲みながら、
15分ほど近所を散歩することにしているのですが、
いいお月見ができました。

残暑厳しいですが、夜の外はとても涼しくて気持ちいいです。


●社会保障制度をやめて、国民1人月7万円を支給する方法

昨夜のTVタックルでやっていました。
年金、生活保護、こども手当て、農家の個別補償などをやめて、
国民1人あたり月7万円を配るというアイディアです。

ベーシックインカムという政策です。
夫婦にこども2人の4人家族なら、月28万円受け取れます。

どこからそんなお金が・・・と思ってしまいますが、
年金、生活保護、こども手当て、農家の個別補償など
管理するのに莫大なお金がかかっています。
(どこかにお金が流れていることも・・・)

エコノミストの方の試算をみると、
所得税や消費税のアップはあるものの、
あながち不可能な制度ではないと思いました。

それほど、社会保障制度の管理コストが高いということでしょう。

でも、霞ヶ関(お役人)の抵抗が大きくて、実現は不可能だろうと、
コメントされていました。

財源が足りないから増税するではなくて、
いろいろなアイディアを出すことが大切ですね。

↓私のサブブログに教育費の記事をアップしました
大学の教育費を親が全額負担する時代ではなくなった
教育費だって、何とかなっちゃうものです(笑)


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年金は今後どう変わる?

2011-05-27 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

この週末の天気は荒れそうです。
子どもと温水プールにでも行こうと思います。

●年金は今後どう変わる?

現在、税と社会保障(医療・介護・年金など)の一体改革
の議論が政府で行われています。

今日は年金について。
先日の読売新聞の報道によると、

最低保証年金は月額7万円(夫婦で14万円)
上乗せ部分は払った保険料によって決まる

という、これまでの民主党の政策が継続されているようです。

注意が必要なのは、
今後、高齢者(年金受給者)が増えて、
働き盛り(年金保険料支払者)が減るので、
その分は、年金を減額するという部分です。

この最後の一文が老後の不安をあおってしまいます。

仕事をして収入を得ているうちは、
何とかやりくりできるでしょうが、

仕事を引退して、貯金と年金に頼っている状態で、
一方的に、当初の年金が減額されると対応できません。

結果、今のように、年金がどうなるかわからないから、
とりあえず貯金しておこうとなってしまいます。

・・・

例えば、老後資金として、65歳までにいくら貯めるか?
という計画を作る場合、

年金がどうなるかわからないから、
最低保障年金の月額7万円(夫婦で14万円)を基準に考えようかな
とすると、目標金額はかなり大きくなってしまいます。

もちろん、実際には、激変緩和の措置は取られると思いますが、
このくらいはもらえそうかなとイメージできる制度にしてほしいと思います。

ちなみに、夫婦2人で、
最低限必要な生活費は月額24万円
ゆとりある生活費は月額38万円
という調査があります。

最低保証年金(夫婦2人で月額14万円)を前提にすると、
最低限必要な生活費でも、
月額24万円-月額14万円=月額10万円
つまり、年間で120万円自分で準備する必要が出てきます。

65歳~85歳までの生活費は、
年間120万円×20年間=2,400万円となります。

もちろん、生活費以外にも、リフォームや医療・介護など
その他、もろもろ必要になってきます。

・・・

こんな議論が行われているんだなと知っておくことが大切だと思います。
選挙では、子ども手当てなど耳障りのいい政策が注目されますが、
消費税や社会保障(医療・介護・年金)の話は重要です。

いかんせん、少子高齢化という人口問題がありますから、
痛みは伴います。でも、大胆に決めるしかないかなと。

老後資金については、貯金も大切ですが、
これからは、長く働くことも有効ですね。
(実はこれが今日のいちばんいいたいことだったりします)

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年金抑制、遅れる日本

2011-04-19 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

「どうしてあの車は名前をずっと言っているの?」
先日、選挙カーについて、子どもたちに聞かれました。

長女・小1も、まだ学級委員の選挙がないようで、
なかなかイメージがわかないようです。

今度は市議会議員選に加え、市長選もあります。
しっかり選びたいと思います。

●年金抑制、遅れる日本

昨日の日経新聞に記事がありました。
震災前に、議論の始まりかけていた社会保障改革の議論が
4月末に再開されるそうです。

日本の高齢化のペースは先進国より高いのに、
年金の支給年齢を遅くする変更は先進国より遅れています。

アメリカ:現状66歳から支給開始。2027年までに67歳支給開始に。
フランス:60歳。18年までに62歳
ドイツ:65歳。29年までに67歳
イギリス:男性65歳、女性60歳。46年までに68歳

日本は厚生年金は60歳から(段階的に65歳からに)
国民年金は65歳から。

日本は消費税は上げないし、年金の支給開始年齢も遅らせない、
大丈夫なの?という見方をされているようです。

ただ、日本のことは日本で決めればいいので、

今の受給水準を維持して、負担を重くするのか?
給付水準を落として、負担を同じにするのか?
決める必要があると思います。

ちなみに、
私(38歳)は70歳から支給開始の前提で
老後資金の準備をしようと考えています。
ただ、教育費の準備が先ですが。


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後期高齢者医療制度のお知らせが回覧板で

2011-04-18 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

昨日、地域の子ども会の写生大会に行ってきました。
いつも通っている小学校の校庭で行われました。

昨年、1年生で参加した長女は、
慣れないでっかい画用紙に悪戦苦闘していましたが、

今年は、でっかい画用紙にも慣れたし、
絵の具も使えるので、楽しそうに書いていました。

小学校の先生も見回りに来てくれて、
偶然にも担任の先生にあいさつすることができました。

長女・小2が
「やさしい先生でよかったよ~」
と話していたのがよくわかりました。

●後期高齢者医療制度のお知らせが回覧板で

回覧板でお知らせが回ってきました。
後期高齢者とは、75歳以上の方が対象になります。
(65歳以上の一定の障害のある方も含む)

医療費の自己負担は、
一般・低所得者が1割、現役並み所得者が3割です。
(因みに、働き盛りの方は3割ですよ)

自分がどちらに該当するかは、細かな説明が書かれていましたが、
要は届いた保険証に1割とか3割とか書かれています。

また、支払う保険料も細かな説明が書かれていましたが、
結局は所得などを把握している市役所が計算してくれます。

注意が必要なのは、高額療養費の制度です。
これは一定以上の自己負担が生じた場合、
還付を受けられる制度ですが、
自分で申請する必要があります。

結構、申請を忘れている(気付かない)方が多いそうです。

↓群馬県後期高齢者医療広域連合のサイトです
http://www.gunma-kouiki.jp/

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年金の試算がカンタンにできるサイト

2011-02-28 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

昨日、東京マラソンやってましたね。
私は車で聞いていました。

レース後、道路にジョギングをする方の姿をよく見かけました。
いい刺激を受けたのでしょうか。
その気持ち、とてもよくわかります(笑)

●年金の試算がカンタンにできるサイト

今朝のニュースでやっていました。
年金機構が自分の加入歴や将来の受取額(見込み)を確認できるサイトを
今日からオープンしたそうです。

↓こちらです
http://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html

私もためしにアクセスしてみたのですが、
混み合っているようでつながりませんでした。

・・・

年金のご相談をいただいた際、
今の年収と勤め始めた時期などから、
将来の受取額を大ざっぱに計算することはできます。

でも、あくまで大ざっぱです。

年金の受取額は過去の保険料(お給料の額から決まる)の推移が必要です。
ですから計算はあくまで大ざっぱになってしまうのです。

このサービスが利用できれば、より正確な金額が計算できますね。

ただ、将来の受取額(見込み)は、
あくまで今の年金制度が続いた場合です。

多少の制度変更はいいのですが、
今のように、この制度はいつか変わるのでは?
とみんなが思ってしまうよう制度では困りますね。


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主婦の年金、未納救済見直し

2011-02-25 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

最近、おもしろい深夜ドラマを見つけました。

木曜夜11時58分(日テレ)からやっている「ゴタ消し」。
身近に起こるトラブルを解決する示談交渉人の話です。

↓日テレのサイトです。
http://www.ytv.co.jp/gotakeshi/
モンスターペアレント、結婚詐欺、痴漢偽装、迷惑おばさん・・・
かなりおもしろいです。よろしかったらご覧ください。


●主婦の年金、未納救済見直し

今朝の日経新聞に記事がありました。

「厚生労働省と総務省は24日、
年金の切り替え忘れにより本来払うべき保険料を納めておらず、
無年金となる可能性がある専業主婦を救済するために
今年1月から始めた特例制度を見直すことで合意した。
まず今の制度の運用を締結し、新たな制度を検討する。」

どういうことかといいますと、

例えば、夫がサラリーマンで、妻が専業主婦の場合、
妻は要件を満たせば年金保険料を払わなくても、
国民年金の保険料を払ったことになります。
この場合の妻のことを第3号被保険者といいます。

一方、夫が自営業で、妻が専業主婦の場合、
妻も国民年金の保険料を払う必要があります。
保険料は月額15,100円(平成22年度)です。

ここからが本題です。

サラリーマンの夫が会社を退職して、自営業となった場合、
妻は手続きをして、国民年金の保険料を払う必要があります。
この手続きをしていないと、国民年金の保険料は「未納」となります。

日本の年金制度は原則25年加入していないと受け取れません。
また、払った保険料を元に年金額を計算します。

ですから、年金保険料が未納だと、
年金を受け取れないか、受け取れても金額が少なくなってしまいます。

今回、

この手続きを忘れて年金保険料が未納になっているのは、
旧社会保険庁が該当者への案内を怠ったことも原因の一端があるとして、
今年1月から救済策が実施されていました。

救済策とは、

直近2年分の保険料を払えば、保険料を払っていなかった期間は
第3号被保険者として認める(年金を払ったのと同じ)というものです。

ただ、この救済策には反論が出ました。

夫がサラリーマンを辞めて、自営業になった時点で、
手続きをして年金保険料を払い続けている妻と明らかに不公平です。

この反論、私もごもっともだと思います。
直近2年分の年金保険料を払えば、手続き忘れはチャラにする。
これはちょっと大胆すぎる救済策のように私には思われます。

・・・

日本の年金制度は申請主義です。
自分から手続きをしないと加入も受給もできません。
でも、制度はとても複雑です。

シンプルなわかりやすい制度にして欲しいですね。
そうすれば、社会保険労務士やFPの資格試験もとてもカンタンになります(笑)


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介護保険改革 大詰め

2010-11-25 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

雑誌に年賀状作り特集が増えてきました。
私もそろそろ作ろうと思います。

毎年、小さめの写真を何枚か載せて、
ちょっとしたコメントをつけたものを作っています。

今年はどんな写真があったのか選ぶのが楽しみです。


●介護保険改革 大詰め

昨日の読売新聞に記事がありました。
2012年度の介護保険制度見直し議論が大詰めを迎えています。
現在、介護保険は、50%を公費で、50%を40歳以上から徴収しています。
利用した場合の自己負担は1割です。

今回の議論では、サービスの内容とともに、
財源の問題がクローズアップされています。

今後、高齢化がますます進むなか、
・公費の負担を上げるべきでは?(公費=税金ですから、増税が予想されます)
・保険料を20歳以上から徴収しては?
・年金など年収の高い人の自己負担を上げるべきでは?
・自己負担を上げるべきでは?(健康保険もだんだん上がっていますよね)

対象者をしぼるべきという議論もあります。
日本は要介護(重い)と要支援(軽い)がありますが、
ドイツでは、日本でいう要介護3以上でないと利用できないそうです。

財源を考えれば、ドイツを参考にする方法もありますが、
要支援のうちに支援をして、重度化を予防した方が結果的にいいという考えもあります。

お金が足りないという議論もありますが、
介護現場で働く方たちの収入が十分でないという現状もあります。


わが家は、子どもが女の子2人なので、
おそらく高齢者夫婦のみ世帯になると思われます。
ですから、介護保険制度には注目しています。

それによって、老後資金やら民間の介護保険やらを
考える必要があるなあと。

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抗がん剤、高騰への備えは?

2010-11-15 | 年金・医療・介護
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昨日、こたつを出しました。
こたつを出すと、みんなこたつから動かない、こたつで眠ってしまうなど
弊害(笑)があるので、今までは使っていませんでした。

でも、結局はファンヒーターの前で毛布をかぶって寝ている人が多いので、
今年は出すことにしました。

子どもたちは大喜び。こたつにみかん・・・日本の文化ですね。


●抗がん剤、高騰への備えは?

昨日の日経に記事がありました。
よく効いたり、副作用が少ない抗がん剤が次々とできているようです。
でも、気になるのは費用。月に数十万円になるケースもあるようです。

健康保険が使える薬であれば、高額療養費の対象になります。
一般的な収入・70歳未満の人であれば、一ヶ月の負担は8万円程度になります。

さらに、治療が長引いた場合、
年に3ヶ月以上高額療養費の対象になれば、
4ヶ月目以降は44,400円(一般的な収入・70歳未満の方)になります。
これを高額療養費の「多数該当」といいます。

高額療養費についてはこちら(社会保険庁のサイト)

それでも、毎月4万円の負担は大変です。仕事を休むことも想定されます。
民間の生命保険で、医療保険に加入している方は多いのですが、
私としては、がん保険もお勧めしたいところです。
(もちろん、その方の考え方次第ですが)

医療保険の基本は、入院1日いくら(1万円の方が多い)と
手術(手術の種類によって10万円、20万円、40万円が多い)です。

それに対して、がん保険の基本は、診断一時金(100万円~が多い)
に入院・手術・通院のついたものです。

入院が短く、通院で治療することが多いがんの治療には、
まとまった一時金を受け取れるがん保険が適していると思います。

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年金受給、早めたり遅らせたり

2010-09-24 | 年金・医療・介護
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今週はお休みが多かったり、暑かったり寒かったりで忙しいですね。
今日は寒いので、今シーズン初のお鍋にしたいと思います。

●年金受給、早めたり遅らせたり

昨日の読売新聞に年金の記事がありました。
全国民共通の老齢「基礎」年金の支給開始は65歳からです。

でも、手続きをすれば、支給開始を早くしたり、遅くしたりすることができます。
これを繰上受給(最大60歳から)、繰下受給(最大70歳から)といいます。

早くから受け取れば、毎月受け取れる年金額は減額となり、
遅くから受け取れば、増額となります。
(実際、年金は2ヶ月に一度、指定の口座に入金です)

もちろん、減額、増額された額は一生変わりません。

・・・

年金の受け取り総額で見ると、

60歳から受け取った場合、
76歳半ばで通常受給(65歳から受け取る)に追い越され、

70歳から受け取った場合、
82歳近くで通常受給を追い越すそうです。

毎月の受取額は、
60歳から受け取った場合、月額4.6万円
65歳から(通常受給)6.6万円、70歳から9.4万円です。
(年金保険料を規定通り払って満額受給した場合)

夫婦2人でこの倍ですが、老齢「基礎」年金だけでは、
生活できないとよく言われます。
(サラリーマンなど厚生年金に加入している場合は、
これに加えて老齢「厚生」年金もあります)

ちなみに、老後に最低必要な生活費は月に24万円、
ゆとりある生活に必要な生活は月に38万円といわれます。

ですから、安易な繰上受給(早く受け取る)は
慎重に考えた方がいいと思います。

ちょっと驚いたのですが、
自営業など国民年金のみに加入していた人のうち、
繰上受給している人の割合は45%もあるそうです。

なかなか大変な実情があるようです。


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