日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

住宅ローン、頭金多いと金利優遇

2009-05-12 | Weblog
おはようございます。FP牛込伸幸です。

民主党の小沢さんが党首を辞任しましたね。
代表選を経て、いよいよ総選挙に突入です。

私はミスター年金、長妻さんが党首になったら面白いと思うのですが、
まだ名前は出てきていませんね。

■住宅ローン、頭金多いと金利優遇

10日(日)の日経新聞の記事です。
かつて、住宅ローンは物件価格の8割までが融資の上限でした。
つまり、物件価格の2割は頭金が必要だったわけです。

例えば、物件価格が3000万円の場合、
頭金600万円、住宅ローン2400万円となります。

住宅の購入には諸費用が物件価格の1割程度必要になりますから、
自己資金は頭金のほかに、このケースでは300万円ほど必要になります。

しかし、ご存知の方も多いと思いますが、
今や頭金がなくても、マイホームが買える時代です。
物件価格の100%まで融資してくれる銀行はたくさんあります。

あのフラット35(住宅金融支援機構)も近く100%融資を始めるそうです。

どれも、住宅購入を後押しするものです。

私としては、頭金が無くても、返済に問題がなければ100%ローンを
利用しても構わないと思っています。

でも、現実には、頭金を貯められるだけの体力のない家計が、
しかも、無理な住宅ローンを組んでいるケースをよくみかけます。

銀行が貸してくれるんだから、大丈夫だろうと思いがちですが、
銀行が貸してくれる額=返していける額ではありません。

話が脱線してしまいました。

三菱UFJ、みずほ、三井住友で、頭金を2割以上出した場合、
所定の条件を満たせば金利を優遇するというキャンペーンを始めました。

これまで、勤務先や年収による金利優遇は聞いたことがありますが、
頭金による優遇は健全だなあと。

今後、広がるといいですね。

余談ですが、新築で買った物件、買った瞬間に中古ですから、
評価としては2割値下がりします。

そして、日本家屋は長く使うという文化がないせいか、
築10年まで評価がぐんぐん下がります。

取り敢えず中古住宅を買って、その後、建て替えを考えている方は、
逆に築10年程度の物件はいいかも知れませんね。
築10年といったら、そんなに老朽化したイメージはないと思いますよ。