副査を担当している二つの学位論文公聴会が続けて行わた。 一つは少し専門から離れた化学工学系で、もう一つは専門に近い有機合成系であった。 最近、問題になっているのは、博士課程に進学する日本人の学生が減少していることである。 一つの理由として、大学を含めた研究職を得ることが非常に厳しくなり、30歳、40歳になっても、定職につくことができない人が多いことが挙げられる。 そんな姿を見れば、高い授業料を払い、奨学金(借金)を背負ってまで、進学する気がなくなる学生を非難できない。 ただ、今後、70歳、80歳まで働くようになることを考えると、若い時期の3年の投資は無駄にはならないと思うのだが。
From Face Book: Two final presentations of the doctoral dissertation.
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