そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月19日(月)17:00@Seattle

2010年04月20日 | Seattle日記
 メトロ(バス)のトランスファーの仕組みはようやく理解できたような気がする。しかし、バスの前方には自転車を積載する器具が付いている(画像)のは驚きだ。これだけ坂が多いと、こうした便宜が必要なのかもしれないが、トレイルも発達しているので、自転車族自体が多いということもあるのだろう。ちなみに宿舎の並びのアパートは、「トレイルサイドアパートメント」と表示されている。

 昨日、ウォーターフロント行きのバスに乗り、犬を連れたオッサンの近くの席に座った。こちらのバスは、犬連れ(盲導犬ではない)でも一向に構わんらしい。犬の料金はいくらならむ? その犬が、なんとスピッツだった。なつかしや! きょうび、日本でスピッツなんぞ、まずお目にかからない。日本スピッツは絶滅したのだろうか?

 文語の授業は予定通り進行。最後にA先生が先週末の試験答案を返した。それから、ギャラリーに行ってみたが、月曜休館なのであった。構内の博物館等には、大学の身分証明書を提示すれば無料で入れるそうだ。明日にでもまた行ってみよう。

 夕食にはアーティチョークに挑戦する。下ごしらえに奮戦中。

4月19日(月)4:00@Seattle

2010年04月19日 | Seattle日記
 18日(日)の出来事(宿舎がフロントから一番遠い部屋のせいか、時々インターネットが繋がりにくくなる)。

 午前中、A先生の奥様に車で宇和島屋へ連れて行っていただく。A先生と坊ちゃん方を教会に送った後だそうだ。奥様はキリスト教徒ではないので、日曜礼拝の義務はないという。米はまだ一升ほどあるから、今日は補充するのはやめにした。無料のオートミールで、いろいろと代用ができるしね。

  しなじなに形を変えて調理するオートミールは食へど飽かぬかも

 イブニングは院生の皆さんとの夕食会である。16:15に大学構内で待ち合わせ、バスでウォーターフロントへ行く。TAのSさんと、ゼミで教えている院生の皆さん3名、それにお店で育児中のIさんが合流した。

 予約してあったのは「Ivar's」というシーフードのレストラン。ガイドブックなどにも必ず載っている有名店である。脇はすぐエリオット湾の水面で、船が繋留されているし、カモメだらけ(「かもめ食堂」! )。

 ワインを選ぶ。ウェイター氏のお薦めのWA産のメルローにしたら、宇和島屋で買った同じ銘柄であった。私も目が高いぞなもし。

 メインディッシュには「Alaskan Halibut」を選ぶ(画像)。いわゆる「オヒョウ」ですな。皿はPetitにしたのにもかかわらず、この始末だ。レギュラーにしたらもう大変だったろう。淡白でよい味でしたわ。

 皆さんとのお話は、とっても楽しかった。研究に関するあれこれに話の花が咲いた。私ごときの乏しい学術知識や情報が、これほどまで喜ばれるというのは、まことに来た甲斐があるというものだ。日米の研究指導の違いなども、大いに参考となる。さて、皆さんへのお土産として、あまりクールな物ではないけれど、九谷焼の花札ストラップを差し上げた。神楽坂の「遠音」で調達してきたかさばらないお土産である。5人の誕生月が皆違っていたので、うまく配分できた。

 支払いの段となってまた異文化体験。日本式に私が全部おごると主張したが、アメリカではこういう場合割り勘なのだそうで、どうするかと思いきや、全員がカードを出してトレーを渡すと、頭数で割ってくれるのだ。それにそれぞれがチップとトータルを書き込む。面倒をかけたので、チップは20%ほどにした(通常は15%が相場)。うわ~、こんな払い方があるのかいな。さすがカード社会である。日本で頼んだら、ブン殴られそうだな。

 帰りはトンネルバスの駅というのから初めて乗る。3rd Ave.の地下に道路があり、バスやトラムみたいなのが走っているのだ。ほどなくユニバーシティディストリクトに到着。もう1軒という話もあったが、遅くなったし妊婦さんもおいでだから、お開きということにする。

4月18日(日)2:10@Seattle

2010年04月18日 | Seattle日記
 17日「さくら祭り」の記の続き。洗井大学の文語の授業を受講している、大学院生D君の、道成寺の紙芝居はとても上手だった。絵は奥さん(和歌山県出身の日本人)が描かれたという。

 会場には「ダイソー」の出店があったから、小丼を1.50$+税也で購入した。味噌汁はコーヒーカップで構わないが、米の飯はこういう器でないと旨くない。

 さて帰るべいと、バスの乗り場を捜すが、どこにあるのか皆目検討がつかぬ。やっと見つけたバス停は、降車専門らしい。雨も降ってきた。その辺をふらふらしているオバさんをつかまえて聞き合わせるも、埒があかない。ようやくアジア系のオネエさんが教えてくれた。ネットで当たりをつけたところとはかなりズレていた。

 ところが、乗ったバスの運転手さん(女性)は、偶然行きのバスと同じ人だった。「覚えているからいいわよ」と言われ、結局料金を払わずに降ろされた。どうもバス料金の体系は、複雑でよ~分からんごとある。途中、フリーモントへ渡る橋が、ガガガガ~と跳ね上った。うわ~、勝鬨橋でんがな。運河を船が航行して行く。珍しいものを見ることができたぞなもし。

 やっぱりバスは面白い。街の様子がよく分かる。道路の表示はどこにでもあり、南北がAveで東西がSt、それぞれ座標軸状に番号が付けられているから、現在位置は容易に判明する。ドラッグストアで買った地図を持っていれば、心配は無用だ。

 それにしても、バス料金は分からん。どうしてシアトル・センターまで、2$ぽっちで往復できるのだろうか?

(後でSさんに尋ねると、「そういう『良心的』な運転手さんも、たまにいる」とのこと。これを称して『良心的』というべきなのかいな? ほんま)

4月18日(日)2:00@Seattle

2010年04月18日 | Seattle日記
 17日午後、「さくら祭り」に出かける。「旬」の先(北)で30番のバスに乗れば、そのまま終点が会場のシアトル・センターのはず。当地のバス路線検索は優れている。2$払って乗り込んだ。

 大学の西側を南行し、その後どんどん西へ進む。フリーモントで運河を渡って、ガーッと走ったら、もうシアトル・センターだった。名高きスペースニードルは、どう見てもお子様向けという外観で、天気も悪いし、敬遠して会場パビリオンへ向かう。

 「NANDA」のパフォーマンスを観た。な~んだ、かんだの、神田橋~♪か? 第二次世界大戦中の日系人強制収容所の模型展示や写真などが、特に興味深かった。

4月17日(土)8:30@Seattle

2010年04月18日 | Seattle日記
 宿舎は24th Av.NEの、NE 48thと49thのSt.の間に2~3階建ての6棟が並んでいる、一番北にある第6棟の3階の一番奥の部屋である。第3と第4棟、第5と第6棟の西にも棟があり、コの字形に中庭を作っている。すなわち、部屋の窓の外には中庭の植樹が聳えている。

 この第6棟だけが、ホテルの長期滞在者用に宛てられているようだ。フロントは24th Av.を隔てて「形の平屋にあり、無料の朝食もそこでもらう。ご関心の向きはgoogleマップで調べてみてくだされ。

 他の棟は、おそらく仕様は同じと思われるが、どうやら学生もしくは一般のアパートとして使われているらしい。アジア系の方が比較的多いような気がする。

 宿舎のすぐ西にはトレイルがあり、今朝はジョギングをしてみた。大学の校地に沿って、スタジアムを左に見て、メディカルセンターの前を通り、15th Av.NEまで走って行って引き返した。途中、Union Bayの水面も光っている。足元にはリス、リス、リス。

 1時間ほど走って朝食。このホテル、週末は先生に引率された学生の団体らしいのが多く利用している。その時には食パンが供されるので、すかさずゲット。いつもマフィンではやってられない。日本で言えば、修学旅行用の宿というところか。料金は安いんだろうね。洗井大学も経費節減中らしいからな。でも、十分である。東京に出てきた頃は、キッチン・トイレ共用でバス無しの3畳1間で生活した私である(周囲はヤクザとホステスだらけだったが)。サイパン島の敗残日本兵のように、諸般工夫しておるぞ。料理用の砂糖はコーヒー用をもらって済ませているし、オートミールはオジヤか雑炊に化けていく。

4月17日(土)1:30@Seattle

2010年04月17日 | Seattle日記
 もう日付が変わってしまった。

 16日の授業は、最初に試験を行なった。アメリカの学生も、試験についてずいぶんは気を遣うようだ。いづくも同じである。先週末の段階での、学生による授業評価についてA先生におうかがいした。日本と違って、授業実施中に何度か評価を受け、細かく修正して行くのがこちらのやり方らしい。

 ばかに暖かいと思ったら、17~18℃になったらしい。キャンパス内の芝生の上で、学生たちが寛いでいた。

 金土日とシアトルの「さくら祭り」で、17日に出かけてみようと思う。バスの乗り方が分かったから、何とかなるだろう。とはいえ、停留所の車内アナウンスはないし、地図と首っ引きで現在位置を確かめていなくてはならない。乗車の際に、運ちゃんに行き先を知らせておけばよいのだろうね。

 学部の文語の授業を受けている大学院生のパートナー(日本人)が、「さくら祭り」で紙芝居のパフォーマンスをするというので、その絵を見せてくれた。安珍清姫の物語だ。和歌山県のご出身なのだそうである。

 こちらでカレッジの非常勤をしているHさんとも連絡がついた。シアトル市内名所を案内してくださるそうだ。当方も土日しか空きがないので、かえって好都合。次の次の日曜、迎えに来てくれることになった。

 K教授は週9コマも授業がおありだそうだが、私も現在、7コマ(大学院は2コマ×2回)+オンデマンド授業なので、そう変わらないことになる。だいたいウチの大学は授業持ちコマ数が多い。国立大学法人の倍以上だろう。もっとも学部間格差、個人差はさまざまだろうけれど。

4月15日(木)17:30@Seattle

2010年04月16日 | Seattle日記
 畏兄教務主任殿へ。洗井大学の「立看板」です! 中庭の芝生に立てられており、TAの待遇改善要求が書かれています。もしかしたらストライキもあるとか。しかし、□○のや、近隣住民に成敗されたという×××たちのキタナイのとは、だいぶ趣が異なりますわい。

 その横では、学生たちがフリスビーに興じています。

    ただこと歌とて詠める
 ひさかたのアメリカに来てあさなあさなオートミールに痩せもこそすれ 雲州


 日本は寒いようだね。娘から悲鳴のごときメールが来た。こちらはずいぶん暖かくなって、ハナミズキの花が満開である。

4月15日(木)3:00@Seattle

2010年04月15日 | Seattle日記
 昨日は食べ過ぎた! どうして欧米の料理は、あんなに量が多いのだろう。半分か、3分の2で満腹になる。昼はちゃんとしたランチを食ったので、いつまでも腹が空かなかった。それでも、20:00近くになったから、太い生ソーセージを1本茹でて炒め、キャベツとホウレンソウの温野菜を付け合せて夕食にした。肉は久しぶりである。

 そうしたら、なんだか急にエネルギーが充填された感じで、ちょっとハイな気分になった。Aurora Ave.のバス停で営業しているという玄人筋のお相手も、ひょっとしたらできるかもしれないぞよ。でも、A先生も相場はご存じないとおっしゃったし、そうした場合も、アメリカではチップ15%なんだろうか? 教師危ふきに近寄らず。授業の予習でもすべい。

 1$札が本当に必要だ。宿舎のチップとバス代。昔の板垣退助ですな(分からんだろうなあ)。

 ガマ仙人先生に、「アメリカ」の枕詞は「ひさかたの」であることを教えていただいたから、さっそく授業で使ってみよう。今日は歴史的仮名遣いと定家仮名遣いの話をせにゃならん。

4月14日(木)15:30@Seattle

2010年04月15日 | Seattle日記
 Seattleに来て2週間経ったが、ようやく意を決してダウンタウンへ出かけることにした。1$札2枚を握り締めてバス停で待つことしばし、25番のバスに乗り込む。時間帯によって料金が異なるし、上り下りで支払いのタイミングも異なるので、初心者はオドオドしていたが、運転手さんが親切に教えてくだすった。

 Harvard Ave.E.を南下して行くので、心理学のN教授が住んでおられたというアパートはこの通りだったかと目を凝らすと、いやはや高級住宅地ではあ~りませんか。まあ、そうだろうなあ。

 2nd Ave & Pike Stで下車。パイク・スペイス・マーケット(画像)はすぐそこである。ブタの募金箱にご挨拶。ここは何と申しましょうか、錦市場かアメ横かという感じで、確かに宿舎近くのスーパーより安かった。威勢のよい魚屋が名物らしい。スターバックス1号店は、一応写真だけ撮って娘に送信した。誰しもが写真を撮っているが、何がありがたいのか理解しがたい。ランチを、A先生に薦められた「CAFE CAMPAGNE」というフレンチレストランで摂る。グラスワインは白(シャルドネ)にした。スープは日本で毎朝私が作っているようなやつ。メインディッシュはサラダの中にツナ缶の中身みたいなのが押し込んであり、アンチョビが乗って、さらに八丁味噌?を塗りたくったフランスパンのスライスが重ねてある。どう味わっても八丁味噌だが、何ならむ?

 マーケットの南端あたりにあった、アンティークとネイティブの民芸品のお店が、なかなか気がきいていた。お土産に目星をつけておく。また来ることもあるだろう。SAM(シアトル美術館)はショップだけのぞいたら、日本モノというか、面妖なものがいろいろ売れていた。

 もういいやと見切りをつけて、 3rd Aveで25番のバスに乗り、もと来た道を帰った。最寄りのバス停に着いて少し歩いたところで、米国人にバス停の場所を尋ねられたから、教えて進ぜましたわ。ふう、これでバスの乗り方が分かったわい。

 25番のバス停は、いつも買い物をするスーパーのすぐ横にある。今夜のアルコールとして、南アフリカ産の安~いワインを選ぶ。野菜売り場のアーティチョークが、この間から気になっているが、調理法が分からない。塩茹でにすればよいらしが。そのうちチャレンジしてみよう。

4月14日(水)3:00@Seattke

2010年04月14日 | Seattle日記
 自炊シリーズ昼食篇。授業は13:30か14:00からなので、宿舎で昼食を摂ってから大学へ行く。13日の昼は茶漬けに韓国海苔を載せた冷奴、キャベツとモヤシの炒め物である。備え付けの食器が同じなので、変わり映えのしない食卓である。茶漬けは、前助手のK君のご母堂にいただいた大阪昆布を重宝している。

 昨日の大学院の授業では、予定の教材をほぼこなすことができた。A先生と打ち合わせを行ない、取り扱うテクストと担当者、スケジュールを固めた。中世の勅撰和歌集、百首歌、歌合を扱うが、すべて影印によることにする。

 ゼミ終了後、院生のお一人の研究上の相談に与る。バーク博物館のカフェに連れて行っていただき、1時間ほどお話をした。いささかはお役に立てたようだ。

 さて、帰宅して、昨夕は鮭を調理した。塩・胡椒をしてさっとバター炒めにしてから、玉葱のスライスとクスクス、牛乳を入れて蒸し焼きにしてみる。食する際には、プレーンヨーグルトにマヨネーズを混ぜたものを添えたら、実にオツであった。久しぶりに腹いっぱいになった。

 日本とのメールのやりとりは頻繁だ。出来していたトラブルは無事解決し、提出書類関係もコース主任が対応してくださったよし。奨学金の推薦文案を送れと指示が来たので、即座に作成して返信した。Yさんからは、いよいよオンラインデータベース化が実現しそうとのメールもきた。

 本日予定の授業は、A先生がお一人で行なうセッションとなったので、初めてダウンタウンへ行ってみようと思う。パイク・プレイス・マーケットを目指すが、むしろちゃんと帰って来れるか不安である。娘は私のことをチキンと言っているらしいが、本当、肝が細いんだなあ実は。
 

4月13日(火)8:30@Seattle

2010年04月14日 | Seattle日記
 自炊シリーズ! とほほの朝食である。オートミールに林檎、これらは無料のものを貰ってきた。ホウレン草とブロッコリーのサラダは特に作った。それに、ヨーグルトと、コーヒーは別に淹れている。

 教えている大学院生から質問のメールがきた。私の専門から少し外れる内容だったので、T大のNさんにメールして、何かの時には相談に乗って欲しいとお願いしたら、すぐに快諾のお返事をいただく。私自身は三流学者だが、その道の専門家に繋ぐことができる点は、いくばくかのお役に立つのではないかと思う。

 見本原稿をやっと仕上げて送信。そのほかいろいろ仕事は持ってきている。できるだけ頑張ってみるつもり。不義理をおかけしている諸方面は、どうかご期待あれかし。

4月12日(月)19:30@Seattle

2010年04月13日 | Seattle日記
 本日の自炊夕食メニュー。ビーフステーキに付け合わせはモヤシ炒めとブロッコリー、キャベツとベーコンのスープ、ライス。おつまみには、サラミとブリー。ワインは、これまた安売りで売っていた「Desert Wind Ruah 2007」というのを開ける。

 ハーバードでお教えになったご経験のあるE学部のT教授から、アメリカはビフテキが大きくて…などというメールをいただいたのに、朝昼オートミールで済ませているというトホホ生活であり、さてしもあるべきことならじと、牛肉を買ってきて自分に焼いてみた。しかし安いねえ。1人前4$弱である(この間、スーパーのメンバーカードをゲットしたので、値引きしてもらえた)。それを半分に切って、調理して食す。か、堅いなあ…。

 さて、今日の学部の授業は、週末に試験があるので、その対策に着手した。水曜はA先生がお一人で全部英語で行なうセッションとなるから、いよいよダウンタウン散策を計画する。まず目指すべきは「パイク・プレイス・マーケット」であろう。A先生に、お薦めのお店として、フレンチのレストランをご紹介いただいた。

 大学から郵便が届いている。学長選挙関係の書類である。紅旗征戎非吾事。この前の学長選では、泡沫候補?に投票した。今度はどういう候補者が立つのかな。ウチの大学の学長選挙といえば、怪文書が飛び交い、もう大変。学長になりたい御仁がおいでになるとは信じられんが、人は化物、世に無いものは無い(井原西鶴)。

4月11日(日)20:30@Seattle

2010年04月12日 | Seattle日記
 本日の夕食、自炊メニュー。炊き置いたライス(解凍)、アボガドと羊のチーズ、韓国海苔、納豆、ワカメの味噌汁(即席)、温野菜、キャベツ・玉葱・ベーコンの炒めもの。ワインは、スーパーで安売りしていた地元WAの「2006 Desert Wind Merlot」を開けたが、結構いけましたわ。

 TVで「ホームアローン2」を放映していた。NYが舞台なので、いささかホッといたしまする。

4月11日(日)18:30@Seattle

2010年04月12日 | Seattle日記
 早く見本原稿を出せと、Yさんから鬼の催促が来た。テキスト形式では既に完成しているが、一太郎かWordにしなければならなかった。作成要領に従って細かな作業をし始める。案外面倒だ。

 日本からはのべつ幕なしにメールが来る。主に院生諸君からで、奨学金等の申請に関するものが多い。指導教授の所見を要するからだ。コース主任か、演習をとっている先生に代理で書いてもらうよう指示、その先生方へもお願いのメールを出す。オンデマンド授業の履修者からは、テキストの入手について相談が来た。この学生は現在外国に居り、特殊ケースだが、私自身が日本に居ないから、いくつかの方途を提案した。代講を頼んだNさんからは、ずいぶん履修登録者が少ないようなことを言って来たが、まあ、大学の講義の「教育実習」みたいなことだから、うまくやってください。この科目は資格関連だから、どんなに登録者が少なくても大丈夫なのだ。

 宿舎の部屋はやはり古めかしく、エアコンのせいだと思うのだが少しいやな臭いがする。消臭のためアロマ・キャンドルでも買って来ようと外に出た。今日は実に暖かく、宿舎のすぐ脇のBurk-Gilman Trailは、ジョギングや、自転車をブッ飛ばす人が引っ切り無しに行き来している。それをNE 51st. Stで西に折れ、Ranvenna Av→NE 52nd.Stと歩いたら、52ndというのは、どこまでも続くコンクリートの石段なのであった、ふう。そして21st.Av NEを南行。あたりは崖上に立つ眺めの良い住宅街で、東のかなたに雪を頂いた山脈が見えた。NE 47th.Stに出て、ひたすら西へ。学生向けアパートらしき建物が林立している。UNIVERSITY WY NEに出て、「University Bookstore」まで南に行く。お店に入って、Tokyomilk の「Le Petit Travel Candle 02」という蝋燭を購入。日英仏語のごちゃ混ぜだな。洗井大学の構内を突っ切って帰宅。だいたい4kmの散策?となった。

4月10日(土)23:30@Seattle

2010年04月11日 | Seattle日記
せっせと仕事をする。天気は最高。

 14:00過ぎに、Seattleの幼稚園で働いている知人が宿舎を訪ねてきた。お話しをした後、17:00になったので、この間入りそびれた「旬」へ行く。白ワインを選び、揚げだし豆腐、海鮮サラダ、焼き鳥(たれ、塩)、にぎり寿司セット、鰻重などを注文。職人さんは完全な日本人らしい。さすがA先生ご推奨の店だけのことはある。鰻は関西風の処理である。「すゞ金」よりも安かった(12$也)!

 宿舎に戻って、22:00過ぎまでお話を続けた。人間関係でいろいろとお悩みが深い。大人の対応というものを、ご伝授申し上げた。

 心理学のN教授からメールをいただく。N先生はかつて私のボスだった方だが、この洗井大学で研究をされたことがあるのだ。派遣が認められた時にそのことをうかがっていたから、近況ご報告申し上げたところ、お返事をいただいた。当時の研究室は、私が教えているHallより少し西のほうにある建物らしい。住んでおられたアパートの位置なども教えてくださった。