私は原則、同居人以外とは携帯電話で話すことはしないが、しつこい不在着信記録にこちらから掛けてみると、さる事柄でお叱りをうけるはめとあいなった。ちっとも身に覚えが無い…とは申しません。むしろ、敢えて意識的にそういう「挑発的」な態度をとったのだし、それは教頭が常々おっしゃていることでもある。だって、「格式」が違うのは事実だろう。しかし、そのことを強調すること自体、私自身正直甘心できなかったのも事実。まあ、こんなことで喧嘩しても仕方がないから、ははっと善処方をお約束する。しかし、狭量なヤツがいるものだな。だいたい、××××氏あたりであろうよ。目に浮かぶわい。肝心な時には前線から逃げる御仁。Oさんを通じて働きかければ、戦友の言うことだから、余程のことがないかぎり私は素直に受け入れるものと判断したのだろう。
新幹線のホームで国語の非常勤の先生と一緒になり、話していたら、あっという間に到着した。校長室は、現在使用中のよしにて(おいおい、誰が校長か?)、仕方がないから近所の蕎麦屋へりんだもぢりに行く。
鱧の白焼きを注文。ノン・アルコール・ビールを飲み、メイン?はもずく蕎麦にした。
食い終わって店を出ようとしたら、退職されたK先生が入って来られた。調べ物で図書館においでになったそうである。店の前の駐車スペースの傍らには、柘榴が鮮やかな花をつけていた。金魚が空中を泳いでいるようだ。どこかで鶯が鳴いている。
校長室はまだまだ使用するとのことだが、入らせてもらう。黙って話を聞いていると、こりゃ大問題、断固とした処置をとらなければならぬかも。そこで、事務長殿にお願いして、教員の賞罰規程を確認する。この高校は、過去に教員を処罰したことがありますか?と教頭にお尋ねしたが、首を横に振っておられる。まあ、始末書でしょうな。学部・大学院だと、こういう事態はいくらでもあるから驚かない。私も学部教務主任時代、始末書を書いてもらった経験が幾度かある。さてK君、どうするかね?
臨時職員会議は、定例会の積み残し議題と新たな雑々とした案件を処理した後、メインテーマに突入。終了時刻をあらじめ決めて宣言していたので、結論は出ず継続審議とする。ところが、終わり間際になって延々と発言する御仁あり。もっと早く言えよな!と心の中で思うも、そんなことを口にすれば議場が炎上するから、隠忍自重した。おいらも我慢強くなったものよ。亀の甲より亀の子タワシ…ごしごし。けしけし…ではない(分かるかな~? 見よ宇治拾遺物語)。
会議の中では、思うところあって少しどぎつい発言をしてみた。この学校法人内で校長は、我が校の味方をこれまでに、ただの一人も見たことが無い。本気で味方を作る努力が必要ではないのか? 猛反発を予想したが、意に反して「校長の言う通りだ」と発言された先生もあった。
6月1日付で事務長が交替し、職員にも異動が生じたので、歓送迎会が催された。最初の挨拶をさせられること予想通り。新事務長殿はなるほど、クラーク・ケントそっくりである。しかし、ウチの高校に電話ボックスはないから、変身のしようがあるまい。企画課にお願いして、設置してもらうか?(笑)
司会のSさんに、シメはどうするのだ?と尋ねると、自然解散と申すので、そりゃいかん、では俺に唄わせろと、音楽科のN先生が目の前にいらっしゃるにもかかわらず、自作?の替歌××△△△節を唄って呆れられる。 ここまでやる校長が、いままでおったかよ?
××で育った山猿が △△△の杜にあこがれて (「山猿が」がひどければ、「学院生」でもよろしい)
出て来たまではよいけれど ○○銅像大講堂
お昼休みの人の波 これじゃホントに目が回る~♪
地元市長さんの前でも唄い、フリーズさせた替歌だからなあ。学校創立者胸像の前にマムシに注意の看板を設置してよと教頭に再度お願いしたが、拒否された。とっても素敵な記念撮影スポットになるはずと思うが、残念無念。展示ケースにマムシのアルコール漬けをかざろうというアイデアも、女子生徒が卒倒するとの理由で教頭に拒否されたな。教頭先生、マムシがお嫌いなのか? 胸像の前に賽銭箱を設置したら、間違えてお参りする人が出ると思うけど…と、こちらの方はよろしいと言われた。寄付金集めの窮余の一策?
まあ、Oさんに叱られた件で分かるごとく、シャレの分からんヤカラは世間に多いから、言動には気をつけるべいブリッジ。
新幹線から乗り換えて最寄り駅に着き、改札を出たところで娘に声を掛けられた。彼女もずいぶん遅くまでの仕事である。一緒に帰宅する。