そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月5日(月)23:00@Seattle

2010年04月06日 | Seattle日記
 日本との連絡は順調で、修士課程の新入生諸君は揃って科目登録ができたようだ。学科のスタッフに紹介するというA先生のご指示で11:00にオフィスへ行く。学科の事務長さんにご挨拶し、東アジア図書館を案内していただく。日本関係担当司書の方にもご紹介いただいた。書架をざっと見せていただくが、分類がどうもよくわからない。珍しい本も結構ある。

 おにぎりを持参し、食堂で何人かの先生方とご昼食を一緒した。ヒンドゥー文学がご専門の先生が学科長。そのほか、文選がご専門で英訳を進めておいでの先生もいらっしゃった。

 14:00から学部のクラスに出る。百人一首を使って和歌の読み上げ方をいくつか紹介し、最後にカルタを少しやった。周囲の教室では何と思ったろう。「歌カルタ」ではなくて、「歌カルト」と思われたかもしれませんとA先生。十分におやぢギャグである。(笑

 終了後、質問があるという2人の学生さんのため、30分ほど時間をとる。1人は大阪出身の日本人。もう1人は和歌山にいたことがあるという院生君で、配偶者は日本人のよし。それぞれダブルメイジャーとして日本語(文語)を学んでいるそうだ。

 いったん宿舎に戻ってから(帰路はひたすら下りだから実に早い)、ヨーグルトとコーヒーを買いに出る。夕食は、昨日A先生の奥様に持たせていただいた魚介スープを、パエリア風に仕立て直してみた。すし酢で作った即席サワーキャベツを付け合せる。酒は「橋」という銘柄のカリフォルニアワインの赤を開けたら、これが結構うまかった。部屋にはコーヒーメーカーがあるので、美味しいコーヒーも淹れられる。自炊生活はまことに快調。

 バスの路線図を手に入れて、A先生に説明を受けたものの、なかなか難しい。メトロカードをドラッグストアで買うようだ。たしかに売ってはいたが…。「さくら祭り」までに、何とかダウンタウンまで行けるようになろう。ただ、毎日午後に授業があるので、遠出は不可能。週末を期すべし。