そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

11月30日(月)

2015年11月30日 | 公開

  朝いち演習である。ちゃんと詞書にも注釈付けてよね。和歌だけ解釈すればいいと思ってんじゃないの? 法住寺殿、供花会…ちょっと調べれば分かるだろうと、朝から機嫌が悪いのには理由がある。まあ、大人げないから書くまい。考えようによっては有り難いことだから。しかし、国立大学の先生って、時間があるんだなあ。(・・;)

  昼食は「高七」へ。戸を開けたら、カウンター席に社会人講座の受講生の方が座っていらっしゃった。熱い米の汁を1本とって、飲みますか?とお勧めしたけれど、辞退されましたわ。当方、14:45までに醒めればいいんだから、へっちゃらなんだけど…。


11月29日(日)「景清」を観る

2015年11月29日 | 公開

  昨夜もへとへとになって帰宅し、明日はまた朝いち演習なので、本当は京都の研究会へ行かなければならないはずなのに、どうしても立ち上がれなかった。論文もうまくいかないし、煮詰まった感じで、気分転換が必要だと思っていたところに、同居人から、私の代理で能を観に行く気はない?と言われたから、行く行くと招待券をもらって東中野へ。駅前に気になっているアフガニスタン料理店があり、Uちゃんと一度行ってみようかと話していたが、そりゃまた今度だな。

  15:00開演の、正面前から三列目、かなりよい席だった。同居人と一緒に研究をしているT先生や、市ヶ谷大学名誉教授のN先生がお見えだったので、ご挨拶を申し上げた。

  能は「景清」で、最後のところ、父が娘の方に手を掛けるシーンでは、泣けましたわ。左右席の観客は、変な顔しておられたがな。(-_-;)


11月28日(土)卒業論文仮指導日

2015年11月28日 | 公開

  12月初旬いっぱいで4年生は卒業論文を提出するのだが、3年生に対する仮指導が実施された。集合場所へ行き、仮に配当された学生を連れて研究室へ。1名欠席の事前連絡を受けていた。テーマはバラバラで、和歌、歌謡、物語、日記、随筆エトセトラ。源氏物語は専門のJ教授が指導するが、あとはごった煮というか、闇鍋状態でおいらが引き受けることとあいなる。終了後、隣の研究室のT教授から、計画書に古事記と書いていたのが実は軍記だった…と相談を受けたので、えい、それもこっちへ回してくだされ…とお返事申し上げた。

  同居人は勤務先女子大の学内学会の大会、ちょうど終わったとのことで、トラム駅で待ち合わせる。「鷹ばん」で少し飲んだ。店内、知り合いが2人いらした。文学部の悪口を大声で話している方があったので、見れば、教員組合の情宣部長をしていた時の執行委員長殿であらせられた。

  同居人から小川剛生さんの講演の内容を教えてもらった。なかなか面白く、1月に出る雑誌にお書きになるのだと思うが、仮指導うっちゃって、まかり行けばよかったわいな。(~_~;)


11月27日(金)「東白庵かりべ」でりんだもぢる

2015年11月27日 | 公開

  同僚K教授が「東白庵かりべ」へ行かれたと知り、しばらく行ってないなあと、猛烈に「かりべ」の蕎麦が食いたくなった。で、花札演習を終えて、神楽坂へ向かうことにする。

  演習では「サクラ」ということが話題となり、「男はつらいよ」を持ち出したら、今の学生さんは誰ひとりご存じ無い。いささか愕然とする。思えば20年前の映画だから、当然といえば当然か。

  「かりべ」に着いたのは昼飯時を少し外したから、店内はとっ散らかっていたけど、すんなりと入れた。まずは燗酒を1本つけていただき、穴子の天せいろをお願いする。つきだしに、ぐいのみに海老の脚揚げを盛ってくださったが、その器に使われている盃が素敵であった。見込みに「風」の字が書いてある。作者は森岡成好という方。「東白庵」の器はみなこの作家さんのものが使われているらしい。

  厨房を出入りする苅部さんに会釈される。覚えてもらえたのかなあ? 食べ終わると、お運びのお兄さんが、「店主からです」と水アズキをひと口、供してくださった。、三つ折りに畳んだ短冊と筆ペンを持参していたので、その場で一首捻って揮毫し、勘定の時、「ご主人に渡して」とお兄さんに託した。まあ、こういうのも、スマートなのじゃないかな?

   「つきだしの 海老の脚揚げ 盛る盃(はい)の 見込み風文字 おどろかれぬる」有若亡

  もちろん、藤原敏行歌のもじりでありますぞよ。

  時間を潰しに潰して、編集会議へ。21:00ぴったり、予定通り本日の審議内容すべからくが終了、いとめやすけれ。

 


11月26日(木)久しぶりに「鷹ばん」に入る

2015年11月26日 | 公開

  卒論演習は個別指導にしたが、もう2週間ほどで提出だから、書き上げた部分をチェックして欲しいという依頼が1件。プリントアウトしたのを持ってきて見せてくれた。まあ、いいでしょうと、あまり細かな注文はつけなかった。土曜は来年度提出者への仮指導である。

  博士の研究指導は、1月に学会発表する修士課程の院生に下発表してもらう。博士課程の先輩方、存外優しかったな。基本、いける内容だから、自信を持ってやってくだされ。

  修士演習は次回へ積み残しが生じた。発表者の中国人留学生が本説に気付かなかったので、ほら、元稹の…と言ったら、ああっ!と中国人留学生3名が揃って嘆声をあげたのは可笑しかった。「不是花中偏愛菊 此花開盡更無花」だから、「花ならぬ匂ひも後は無きものを…」とくるわけなのだよ(六百番歌合を精読しておるのである)。おや、新大系の注に指摘が無い? そりゃめっけもの。(^_^;)

  学生研究会は、発表者の折り合いがつかず、兼題「落葉」の歌会を催行する。愚詠、下掲のごとし。

       アオギリの ひろ葉一ひら 地に落ちて かさりと立つる 音のさびしさ。

  終了後、「かわうち」で飲むこと常のごとし。用意していただいた「銀盤」一升瓶が新酒で、より芳醇な気がいたしましたわ。先客にコース主任のT教授が大勢さんと賑やかにやっておいでだった。挨拶すると「安部公房のファンクラブみたいな集い」の流れだとかで、山口果林さんもいらしたとは。我々はそこそこに退散する。

  ちと飲みたらず、「鷹ばん」の暖簾をくぐれば、他の客無し。「李白」に肴2品ばかりで、さっと仕上げた。新しいバイトのお姐さんはE学部の国文科4年生のよし。国文科の先生方の噂話を肴に、いやはや、愉快でござんしたわ。今宵はトラムで帰宅することにいたしましたとさ。


11月25日(水)女子大で講演する

2015年11月25日 | 公開

  相模大野の女子大で講演を頼まれたので、久しぶりに小田急線に乗った。11:00にT教授と待ち合わせて、昼食をご馳走になった。結構な懐石のお店。ビルの上には茶室もあるらしい。しかし、お運びさんの格好がどうも変てこりんで、要するに上下セパレートのなんちゃって着物をお召しのため、ちゃんとした帯が無いから、温泉旅館の寝巻?のように見えちゃうんだということに思い至った。最後はアイスクリームかお抹茶かの選択だったから、お薄を所望。釜がデスプレイしてあったけれども、点て出しであったよ。

  雨模様の中、女子大まで歩く。学長先生にご挨拶いただき、恐縮した。講演は90分、ワークショップ風に行う。大丈夫だったかな? 学生さんは概しておとなしく、つかみに苦労いたしました。

  新宿経由で帰宅。駅構内の成城石井で買い物して、夕食を作った。準備ができたところで同居人がお帰りあそばす。本日いただいた講演料も、即お召し上げとなってしまいました。(・・;)

  さて、12月12日にも講演を頼まれている。こちらは60分だから、楽ちんだ。


11月24日(火)プチフィナンシェ

2015年11月24日 | 公開

  社会人向け講座の秋学期最終講。春秋は8講、夏冬は4講ということにさせていただいている。同居人から、築地本願寺前にある行列のできるお店のプチフィナンシェを買って来るよう命ぜられたので、とにかく築地へ。1人お待ちだったが、程なく私の後ろに5~6人の列ができた。200gと400gの2袋をいただく。

  それから昼食は、「布恒更科」で牡蠣の天種に花巻をたぐる。寒くなると、無性に汁蕎麦が食いたくなりますなあ。私はごくごく単純、海苔の香りも高き花巻が、大好きなのであ~る。

  200g袋のフィナンシェは、エクステンションの事務所スタッフの方々に差し上げた。わずかワンコインの心遣いなれど、こうした日々のお付き合いが、世をやすやすと渡っていくためには大切なのだよ。

  講座では、学期のまとめとして「近代秀歌」を読む。まあ、よみやすいテキストにした。やたらハードルを上げても意味がない。終了後、編書にサインを求められたが、このブログをご覧になっているよし。どうぞご贔屓に。(~_~;)

  東京駅まで歩いて山手線に乗り、池袋へ。東口を出て直進、保険会社へ行って更新の手続きをした。同居人の命令である。久しぶりに池袋に来たので、西武デパートのロフトで明日のワークショップ用にマグネットを買い、地下食品売場で酒と肴を買う。昔、東武東上線を使っていたことがあり、当時はよく池袋で買い物をしたものだ。しかし、人が多いよなあ。さすが東京、島根とは大違いだ。

  帰宅したのは、私が一番早かった。夕食の準備を始める。黍御飯を炊いた。晩酌に飲んだ「三諸杉」という生酒は、美味しかった。さすが、うまざけ三輪の銘酒である!

  フィナンシェは取り分けて、明日、同居人が愚娘のところへ届けるという。姑殿がきびだんごの空箱にお詰めになった。


11月23日(月)祝日なれど…

2015年11月23日 | 公開

  授業実施日。電車が空いているのはありがたい。なにしろ3コマも入っているので、印刷室でハンドアウトをプリントしまくる。明日の社会人向け講座の仕込みや、明後日頼まれている某女子大学での講演、ワークショップの準備もする。

  もう、祝日の授業実施は当たり前で、学生もあまり欠席者はいない。朝いち演習は3名にプレゼンテーションしてもらった。ふるほん講義は源氏物語の話が終わって、来週は枕草子を話すと予告したら、終了後3年の男子学生に挨拶される。私が卒論仮指導の担当教員になっているそうだ、何やるの?と聞けば、枕草子だとか。ううむ、源氏物語以外の中古文学、それに中世文学は、皆私に押し付けられるようになってきたからな。そういえば今週土曜が卒論仮指導である。

  図書館へ走って行って本を借り出す。そのまま近くの蕎麦屋へ入ったら、図書館職員の方々が。某理事からも挨拶された。

  4時限の講義は鴨長明の話をする。眼鏡を外してしゃべっていたら、頷いてくれる学生がよく分かった。しかし、口から出まかせで、よくもあんなにぺらぺら喋れるものだなと、我が事ながら感心したわいな。

  神楽坂でワインを買って帰る。姑殿が御飯は炊いたと仰せなので、ブナシメジのアヒージョ、アサリバター、煮こごり、赤大根の酢漬けなどを作り、今朝の残り物も温め直して、結構品数は多くなった。同居人は温泉旅行の代金を支払いにJTBに行ったとか。校長を罷めた記念?にいただいた旅行券を、やっとこさ使ったという次第。


11月22日(日)輪読研究会

2015年11月22日 | 公開

  年末に家族で温泉に行くことにした。編集会議があるので、1泊だけ。それから、年末年始の帰省の航空券も予約する。

  10:30から輪読研究会。参会者は4名だったが、15:30までみっちり。来秋に刊行予定の注釈書の、完結編を目指しての作業。50歳を過ぎないと分からない世界もあるのよと、Nさんと話せば、お若いMさんは、きょとんとしておいでになった。まあ、文学作品は真面目に読むだけが能じゃないさ。Kさんからはたくさん論文をいただく。すごいなあ。小生、やっとこさ1本仕上げて査読待ちだ。書きたいことはいろいろある。本も書きたい。おうたの入門書みたいなものも、ぜひ書きたいが、どこぞで出してくれんかな?

  明日は祝日なれど授業実施日。一週間休みなしなので、やはりきつくなってきた。

  帰宅して夕食をしたためる。牡蠣を酢で処理し、剥いた柿と取り合せた。「生ガキ2点盛り」と称したが、さすがに姑殿、お気づきになり、あはははとお笑いになりましたわ。(~_~;)


11月21日(土)茗荷谷にてりんだもぢる

2015年11月21日 | 公開

  おうた文学会の例会はTea大学で開催されるので、早めに茗荷谷へ行き、大学とは反対方向、小石川方面に歩いて「はるきや」へ入る。小石川郵便局の並びで、竹早高校の近く。「竹早」って、「箪笥」の「箪」の字を分解してつけたんだそうですなあ。知らんかった。

  「はるきや」は女性だけで切り盛りされているお店で、室礼もどことなくやわらかく好もしいが、BGMは私の好みには合いませんでした。米の汁を温かくしていただき、すじ煮とオイスター天2ケを肴に、仕上げはおせいろを1枚。Tea大での学会の前振りとしては、つきづきしいお店だった。顔が赤くなっていたので、コーヒーをテイクアウトして飲む。「百塔コーヒー」という名のコーヒーだったので、「百万塔陀羅尼」と関係があるの?と尋ねたけれど、単なるコーヒー屋さんの名前だそうで。

  例会会場へも早く着いたが、A教授が展観の準備をしておいでだった。わ、正徹だらけ! 新編国歌大観では、草の根歌集を分担させられたなあと、往時を思い出した。研究発表は中古に集中。平野由紀子先生後藤祥子先生久保木哲夫先生もお見えであった。後藤先生には、秋山虔先生のご逝去についてお話をした。2番目と3番目の発表に質問する。最初の発表に対しては、隣に座っていたUちゃんが質問したが、あまり追及しなかったのは、いかなる訳なりけむ?

  委員会に出て、直帰。AさんがK法師と茗荷谷辺で飲むとかおっしゃっていたので、心動かされたけれども…。乗り換え駅で酒のつまみを買う。本日の夕食は同居人がしたためてくださいました。カシミアのコートが効果を生んだか?

  


11月20日(金)東京古典会

2015年11月20日 | 公開

  花札演習を終え、出欠をPCに入力してから、御茶ノ水へ移動、改札前で同居人と待ち合わせる。そうして、古書会館へ。東京古典会の入札下見会なのだ。目を付けておいたものを次々と吟味。図書館の課長殿とランデブーして、いろいろご相談申し上げる。よさそうに思ったのが全然ダメだったり、存外な出物に、急遽入札をお願いしたりした。

  昼食がまだだったので、「まつや」でりんだもぢる。朝も蕎麦だったが、続いてもそんなにいやではない。相席の中年アベックが、お勘定の段になって、花番さんに、別々ですか?ご一緒ですか?と尋ねられたから、そんなこと言われても困りますよね…と申し上げると、あはははと笑って男性がお支払いになる。我々は同居人が祓いましたぜ。(~_~;) 当然「竹むら」で甘いものをちらとお腹に入れる。同居人が、「いせ源」へ入ってみたいわあ、とおっしゃるので、お誕生日にでも来ますかねえ(12月なのだ)とお答えした。

  「maach」に寄ってみたら、老母と姑殿へのクリスマスプレゼントに好適なものがあった。こういうものは目に入った時に入手しておくにしくはない。そうしたら、カシミアのコートがお気に召したよしで、まだ印税が若干残っているからと、買って差し上げましたわ。(・・;)

  「あぐり」まで歩き、オーナーに、ロバート・キャンベルさんにお教えしたら、持ち込みでお願いできるか?とおっしゃってましたぜ…とお伝えした。「2K540」お店も覗いたところ、こちらには職人さんの女性がおいでで、風俗画報の財布をいくつか見せていただいたら、も~たまらんのがあって、思わず買ってしまいました。

  御徒町から電車に乗る。編集会議に10分ほど遅刻してしまった。(・_・;)


11月19日(木)日本共産党!

2015年11月19日 | 公開

  昨日の教授会のJCPの話題はその後も大ウケで、会う同僚ごとに腹をかかえてワッハッハ、一番奥のアメリカ人教授B先生も、秀逸!とおっしゃっていましたわい。さて、昼はまた禁断の「T」へ行けば、発声教授S先生がおいでになった。お久しぶりで、ご挨拶した。

  博士課程の研究指導は、K君相手にかなり厳しくやった。もしも今回の問題意識をベースにするなら、ああだこうだと喋りまくるが、時々、大丈夫か? 不快じゃないか? アカハラと思ったらすぐやめるぞ…と確かめつつ、やはり昨日のハラスメント防止講習の効果が出ているということならむよ。院生の研究指導も、気を遣います。

  空き時間に神楽坂へ買い物に行く。「緑の豆」眼鏡店長に、今日は何にしよう?と相談する。ケニアなんかいかがですか?と勧めるから、おお、少年ケニヤか! アフリカだ、ジャングルだ~♬と唄い出したら、呆れられた。200g焙煎していただく。

 「フラスコ」を覗くと、台所用品の特集。「検査容器 中子(小)」というのを、思わず買ってしまった。棗に見立てられそう。756円なり。

  修士演習、学生研究会とさくさくこなす。A君が妙に「失敗作」と決めつけたから、食ってかかってやった。なるほど、「失敗作」だとはおいらも思うけれども、何をどうやろうとして失敗したのか、家集にだって入れているわけで、そこを現代の目で評価して切って捨てても、しょうがないだろう…と言うのが最近の思いなのだよ。だから、本歌取りを分析する場合も、本歌に無い要素、何を付加したのか、何を改変したのかを観察することが肝要なのではないか? 飲み会は失礼して、帰宅して遅い飯を食った。

  検査容器は今組んでいる茶籠?にぴったりだった。さて、どこまで小さく組めるかなあ。


11月18日(水)教授会の最後に

2015年11月18日 | 公開

  12:15から教室会議。13:00に終わったから、「たかはし」でブリ刺定食を食べる。14:00から教授会。

  冒頭、ハラスメント防止の講習があった。こういうことは大切だ。「お店(たな)のものに手を出してはならぬ!」とは、亡き指導教授から耳にタコが出来るほど聞かされた訓戒である。要するに、原則一切身体を接触させてはならないとは、宜なるかな。研究指導にあたっても、気を遣わなければならんのである。おいらなんか、叱る時だにすらさへ、前もって了解をもとめてから叱るようにしているけどな。

  結局、教授会終わったのが18:00過ぎ。ちと、うんざりしたが、最後に実に面白いことがあった。教授会の内容は、厳重な守秘義務がかかっているので、もとよりここに記すわけにはいかないのだけれど、とあるプログラムの略称が「JCP」となったと教務から説明が行われた途端、目の前に座っているT教授がそわそわし出し、さっと挙手をして、「JPCって、日本共産党の英語略称ですが、大丈夫ですか?」とご発言。会議室内がどよめいた。私は、「じゃあ、このプログラムのテーマソングを、インターナショナルの替え歌で僕が作りましょうか?」とつぶやいたら、周囲の同僚にはウケましたわ。(^▽^;)

  まあ、大学教授なんて、ほぼ全員左翼だから(私も同様。ただし島根県出身者としては極右かも)、あまり問題にはならなんのかも。

  18:30からのお稽古事に出る。添削をばやりまくった。菅公から日向のお土産をいただいた。

  終了後、O前社長ほか6名ほどで「北京」に入ったら、考古学の教授連が気炎を上げておいでだった。さきほどの教授会の最後はおもしろかったですなあ!と、エジプト考古学の大先生に申し上げると、ありゃ傑作だったわい!とのお返事。ご一緒のT教授は、特別研究期間で、教授会へはお出ではなかったから、君も出ればよかったのに…と大先生に言われていた。

 


11月17日(火)セコガニを買う

2015年11月17日 | 公開

  社会人講座、秋学期はあと2回なんだが、本日は本歌取りの話の準備をして行った。その前に、ハート形のフィナンシェを買い、昼食は「文化人」へ。鴨せいろを始めたというから注文する。カウンターの目の前に一升瓶が並ぶ。おや、日置桜がいろいろあるぞ。

  食前の薬を飲まんとピルケースを取り出せば、花番さん、さっと素敵な萩焼の汲み出しに水を入れて持ってきてくださる。このお店の花番さんは、お若いのに実に行き届いた方である。BGMが、ラジオ放送なのだけは、どうにかして欲しいんだが…。我慢できなくなって、1時間半あるからと言い分けして、米の汁1本だけいただいた。

  やっぱりよしときゃよかったと、講座直前になっても顔が赤い。トイレに駆け込んで顔を洗って、教室へ。マクラを喋っていたら、30分経過。やっと出欠をとる。

  蟹漁が解禁されたという。もしかしたら…と銀座線で新橋へ移動、「とっとり・おかやま」のアンテナショップを目指す。案の定で、セコガニが山のように売られている。う~ん、3匹1000円とは、ちと高いかなあ。よしゑやし!と購入。名前に魅かれて、清酒「いなたひめ」まで買っちゃった。しかし、稲田本店といえば、「トップ水雷」なんだがなあ。子どもの頃、山陰のTVでは「トップす~い~ら~い、よ~いお酒~♪」というCMソングがしぎりに流されておりましたのぢゃ。

  山手線が止っていたが、あまり影響なく直帰して、夕食をしたためる。セコガニは単純に塩水でボイルした。庭の南天を摘んできて、大皿あしらって盛り付ける。

  あとはまあ、結構しなじなにとりしたためる。出来上がったところで同居人が帰宅。さあ、食うぞ!

  しかし、妙に鳥取づいた一日だったな。

 

 


11月17日(火)ちんちんはセクハラか?

2015年11月17日 | 公開

 藤原俊成の和歌を読んでいて、「暁天千鳥」という題が出て来る。受講生諸君に、千鳥の鳴き声って分かる?と尋ねたが、誰もしらない。で、「ちんちん」と鳴くんだよとお教えすれば、「セクハラ!」ときたもんだ。(~_~;) びっくりポン、じゃなかった、びっくり仰天の千鳥でした。

 では、ちんちん電車もセクハラか?と仰せし方あり。そりゃ、阿部定が車掌をしていたら、も~大変!

    ところでさきほど、「ち~んち~ん  ちんぽこ  勃つあ~さ~わ~♬」と替え歌を唄っていたら、同居人に、冬山之セクハラ壮士!と、殴られました。古事記じゃないよ。(゜Д゜;)