そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月28日(水)3:00@Seattle

2010年04月28日 | Seattle日記
 いや~食った、食った。私は「蟹食ふ人」なのだ。なにしろ幼少のみぎりより、ズワイガニやベニズワイガニを食いまくってきた松江人だからな。蟹の処理はお手のものだ。

 買ってきた「Dungeness crab」は、下茹でのしてあるものだった、電子レンジに少しかけ、それをもう一度塩水でざっと茹で直してから、冷水に上げた。茹で過ぎると美味くないだろう。大皿に載せて食卓へ。キッチンには蟹の解体に便利な刃先の短いナイフも常備されている。

 脚やハサミを捩り取り、まずそこから食う。うわ~、身がいっぱいに詰まっていて、しかも甘いわ。ほくほくしておる。今度は甲羅の腹側を外す。フンドシを除去すると、ここも身がいっぱいで、味噌も豊富だ。当地はまた玉葱が美味しく、細切りにしてスモークサーモンを合え、すし酢で揉んだ付けあわせを作っておいたのを、甲羅の中の蟹味噌のあるところに突っ込んでぐぢゃぐぢゃにしてみた。玉葱が蟹のエキスを吸って、なんともオツであった。

 う~む、確かにワタリガニのでかいやつのような感じではある。しかし、身がたっぷりで、実に食いでがある。本当にうまい、yummyだわい!

 満腹になったが、まだ外は明るい。20:00過ぎにならないと日が沈まないのである。近くのカフェにコーヒーを飲みに行った。「University Zoka」という「Zoka」のチェーン店が、NE Blakeley St.に面してある。宿舎脇から続くトレイルの、1本外側の道になろうか。「COLONEL FITZRPY'S BLEND」という豆を挽いてもらい、外の席でモカを1杯飲んだ。店中の席は学生たちでいっぱいだったが、皆静かにペーパーを書いていた。非常に知的な雰囲気のお店である。「Zoka」は目白駅前など日本にもあるのだが…。

4月27日(火)17:00@Seattle

2010年04月28日 | Seattle日記
 連日、日本から荷物が届く。近江のHさんから、依頼していたブツ(物騒なモノではない)が到着。ありがたや。

 大学院のゼミは、クローズリーディングの回だが、要領がよく分からない。A先生に、お好きなように進めてくださいと言われる(そう言われてもなあ…)。結局は、ついつい説明をしてしまうことに。もっと院生各自の理解度が分かるように仕向けなければならないそうだ。次回は英語の論文を読んでのディスカッションとなる。

 さて、キングサーモンは食ったから、ここはやはりご当地名産の「Dungeness crab」に、だんじて挑戦せねばと決意する。宇和島屋や、近くのスーパーの鮮魚売り場でかねて目星をつけていたのだが、2ポンドを少し切るくらいのを16$ほどで買ってきた。1,500円くらいですな。レストランに食いに行くより絶対安上がりにちがいない。茹で直して食ってみよう。