そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月30日(火)台湾料理食いたし

2013年04月30日 | 公開

 昨年は台湾へ3回も行った。台湾料理は実に yummy!である。私しゃあの台湾ソーセージが大好きで、密輸したくなるほどである。

 今年も、どうせ修学旅行へ付いて行くなら台湾を希望したいところ、そういうわけにはいかんらしい。結局、我が島根にはかたきのお国へのコースに決まりだろう。おいらが島根出身であることを、十分に慮って欲しいものだが…もっとも、県名と県庁所在の都市名が相違するところは、みなご維新の時の賊軍の地である。それが、あまり配慮してもらえん理由かもね…と、ヒガんでみる。

 我が松江はまた、全国で唯一、原発のある県都だでな。実家から原発まで直線距離で10㎞もないと思うし、老母は、よりによって原発の鉄塔?が見えるような位置の病院に通っていたりする。剣呑、剣呑。

 神楽坂にも台湾料理店があるらしい。一度、A学部長どの、K教授をお誘いして、行ってみようか。


4月30日(火)痛風の通院

2013年04月30日 | 公開

 痛風の通院のため新宿へ行く。風を病んで痛みが体を駆け巡る…とは誰かの辞世の句ではない。体重は一向に減らず。乗った電車の中に、2カ月で-15㎏減量という広告が出ていた。1日250gずつ減量することになるわけだな…とよくよく見れば、注みたいな印が付いており、目を凝らせば小さな小さな文字で、「この成果は100%保証されるわけではありません」云々かんぬん。なあんだ、極端な成功例ということかしらん。

 通院日の朝飯は抜くので、11:00過ぎに「渡邊」の暖簾をくぐる。このお店は、まことに手堅いお仕事ぶりで、客層も年齢が高く、実に実に大衆的で好もしいかぎりである。おじさん達のいこいのお店といふべし。花番さんのユニフォーム?も素敵。今の時期、しらす蕎麦にするんだったな…。

 通院先は都庁の近くである。そういえば、都知事がなんでもトルコの悪口を言ったそうで、騒ぎとなっている。トルコは実に親日的なお国であろうが、時節がら、バカなことを言ったものだな。いや、これはトルコにとって、最大級の支援と言えるかもしれないね。日本は、下士官兵は優秀なるも、トップがダメなのは、今に始まったことではないわいな。柔道の暴力指導も、世界中から非難されたらしいし、第一、時局はオリンピックどころではないと思うがな。もっと先になすべきことが、いっぱいいっぱいあるだろうに。それはお国に限るまいて。何が最優先の課題か、ちゃんと考えない組織には、未来は無い…と校長は、ふと思ったりいたしまする。いや、何でもありません。


4月29日(月)目白で食事

2013年04月29日 | 公開

 大学では、1セメスター15回授業+試験というのを文部科学省がうるさく言うものだから、大型連休の取り扱いは大学によってまちまちなのである。同居人は本年度、月曜にTea女子大学と東西大学へ非常勤で出講しているが、本日はT女子大は授業実施日で、東西大は5月6日が同実施日となる。結局両日ともご出講の仕儀、では今日は家族で昼飯を食おうということとあいなった。

 同居人と私と娘の勤務先を結んで、一番好都合なのが、なぜか目白駅前となる。そこで、駅前のブラッセリを予約してもらった。

 ランチのコースも、いろいろ選べて美味しかった。食い終わって、じゃあ腹ごなしに池袋まで歩いて行こうよと一決。あちらこちら、躑躅がきれいに咲いている。線路に沿って歩く歩く。

 ↑ こんな看板があった。このあたりは、きっと年配の方が多くお住まいなのであろうよ。

 ↑ 昭和レトロの、琺瑯びき看板だ。「無断の立ち入りはいたします。」と読んではいけない。

 池袋のデパートで娘の買い物をして、母子でさらに新宿でお買い物だそうだ。私は池袋でのお買い上げ品を押しつけられ、帰れといわれる。デパ地下でワインを2本買う。ワシントン州産のワインがあると、ついつい買ってしまいますな(舎路恋し邪苦損街を想ひ出す)。


4月29日(月)関の五本松

2013年04月29日 | 公開

 関の五本松。恋の闇路は照しゃせぬ~♪

 M教授仰せのとおり、「友情」は…無いことは無い。…しかし、藪の中ではある。

 勃て~はえたる物~よ~♪ もうすぐメーデーだ、めでたいな。

 親戚から縁談について相談を受けていた。心あたりに、どうですか?とメールを出す。しかし、人ごとではない。ウチの娘も何とかせねば。絶対に今年中に結婚せよと、元旦にはきつく言っておいた。お前さんの歳には、お母さんはもうお父さんと結婚しておったのだぞ。大政翼賛会も、「産めよ殖やせよ国の為」というスローガンを掲げておるではないか!…と、これもセクハラか? あるいは一種のDVか?


4月28日(日)今日も注釈の担当発表

2013年04月28日 | 公開

 11:00から輪読研究会。これまた注釈書刊行のための作業である。校長の公務で輪読会になかなか参加できず、私だけひどく遅れている。上中下の三巻のうち、上巻は既に刊行済み、中巻の原稿を一刻も早く仕上げなければならないのだ。

 今日は5名参会し、昨日の古記録研究会に続いて私が最初の発表者だった(なにしろ遅れているからな)。Mさんが「ひをへつゝ」(日を経つつ)という本文を、言い間違えて「へをひつゝ」とおっしゃったので、一同大笑い。それならば、「へをひりつゝ」だ、ぷう。

 休日なので、研究棟内にスピーカーのテストが流れる。面妖なオルゴール風の音楽が耳に立つ。お願いして、輪読会の間はやめていただいた。ジャズならいいんだけど…。

 輪読は15:00過ぎに終わったので、松江へ帰るNさんと「Cafe GOTO」でコーヒーを飲む。結構混んでいた。Nさんに、大学教員の心得みたいなことを話した。これも老いたる証拠ならむよ。

 神楽坂で買い物をする。「遠音」を物色、また外国からの客人が見えるから、お土産を考えておかなければ。豆腐を買ったら、サーヴィスに、おからをくだすった。から呉れないに、腹くくるとは???

 から呉れたから、腹ふくるるとは…だよね。ちと苦しい。


4月27日(土)注釈の担当発表

2013年04月27日 | 公開

 本日はひたすら研究者の顔。注釈の発表が当たっているので、まず大学へ行って資料を印刷した。ところが昼食をとんかつ屋で(同居人出張中だし)と思い立ったのが大間違い。時間がかかりますよと言われ、うなづくと、結局、食い終わるまで無慮1時間もかかった。目の前が揚げ場だったが、なるほど、やや低温で時間をかけて揚げ、さらに高温で二度揚げしてから、さらに熱が肉の中へほどよく浸透し、衣が落ち着くまでしばらく放置している。実に丁寧なお仕事なるも、いささか気が急いたわいな。

 13:00の古記録研究会の開始時刻丁度に間に合った。本日の会場は茗荷谷で、以前来たことがあるような…と思っていたら、ガマン専任先生のお勤め先と、TV大学との共同利用施設になっていたのであった。りっぱな講義室や演習室が並んでいる。会場の2つ隣では、TV大学のS教授が少人数のゼミをなさっているらしかった。なにしろガラス張りで丸見えなのだ。やはり徒然草がらみなのかな? 施設の作りは、ウチの大学も見習ったらどうか。とにかく余計なものは一切無い、実質本位とお見受けした。

 注釈の発表は最初で、解説の部分を大幅に加筆しなければならなくなった。締切は7月末とのこと。これは余裕だ。本日の発表者は3名。終わり近くにおいでになった史編のOさんから科研の報告書をいただいた。たいへん貴重な研究資料データである。ありがたや、ありがたや。

 池袋に出て買い物をして帰った。昔々、板橋区内に住んでいたことがあり、当時はよく池袋のデパ地下へ通ったものだが、最近はまったくご無沙汰だ。日本酒と、おかずを少し買う。帰宅したら、娘は友人と食事して帰るのだとか。大阪出張中の同居人からは、関空と伊丹を間違えたァとか、アホなメールが来た。私がこれだけ耄碌したのだから、同居人も耄碌著しということだ。結婚した時はたしか私が2歳半年上だったはずが、今や彼女の方が5歳ばかり年上なんだから、女性は加速的に年をとるのだ(こりゃ、ややハラスメントか?)。


4月26日(金)大型連休

2013年04月26日 | 公開

 明日から大型連休なのだそうである。姑殿に、大型連休の後は、A型連休、B型連休、AB型連休と続くそうです・・・と申し上げると、おほほとお笑いになった。江ノ島の東には、宇ノ島、以ノ島、安ノ島と連なっており、西には於ノ島がある…というのも、おそらく嘘である。

 同居人は泊まりがけで大阪へ文楽を観に行くという。遊びではなくて、協会の評価委員みたいなものを委嘱されているらしい。いま、太棹の練習中。義太夫の三味線は色気がない。

 「美川波久舞」早く来ないかな。朝の点茶には、刷毛目の平茶盌を使い始める。老母から、徳川茶会の土産にもらったもの。まあ稽古用茶盌であろうが、実に使いやすい。


4月25日(木)神楽坂での一夕

2013年04月25日 | 公開

 布哇大学のH先生は波蘭人院生Cさんの指導教授であらせられるが、舎路のW大学A教授の、大学の後輩にあたる方である。このたび来日されたので、Cさんもご一緒に神楽坂で一夕をともにした。

 地下鉄の赤城口で待ち合わせ、赤城神社から裏道を散策、「jokogumo」「椿屋」をのぞいてから、「東白庵かりべ」へとご案内した。会議を終えた同居人は、遅れて合流。

 お店はずいぶん混んできたが、「はまだまは」似の花番さんが個室に招じ入れてくださったので、ゆっくりとお話ができた。布哇大学には寂庵というお茶室もあるよし。いいなあ。筒井先生からいただいたお手紙も、そっくりH先生に差し上げた。

 「東白庵」は、外国の客人を接待するには、最好適のお店である。フキノトウの天麩羅が、H先生にはお珍しかったご様子だった。


4月25日(木)戦ひ今か酣に~♪

2013年04月25日 | 校長は日々是口実

 10:40から卒論演習。就活中の諸君はそちらを優先して構わないと申し渡してあるので、いささか欠席者が多い。戦ひ今か酣に…である。教育実習へ行く諸君はだいたい予定が確定したと聞く。 今日はそれぞれ関連の研究書を持ち寄ってもらった。連休を挟むので、論文を読んできてもらうよう指示した。

 T君が教職の科目まで時間が空いているというので、昼食に誘う。ちと食い過ぎた。夜は布哇大学のH先生とお食事の予定である。

 高校のオリジナルグッズ製作の話が順調に進展、同窓会やPTAの関係者にも、そろそろ耳に入れておくべしとメールした。かなりインパクトのあるグッズとなりそうだ。以前、国分寺の親戚学校でいろいろとグッズをいただいてきたが、ちと迫力に欠けるという感想を持った。こうしたものは、インパクトである、キャッチである。今のところ、おいらには絶対の自信がある。今に見ておれ~。


4月23日(火)監査役の視察

2013年04月23日 | 校長は日々是口実

 学校法人の監査役が月曜に視察に見えたはずなのだが、私は月曜を大学の授業等集中日に宛てたので、どうしても応接できなかった(前々週は始業式で休講にしたから)。そのことは事前に監査室に断っておいたし、万般、教頭先生と事務長にお任せしておいた。

 しかし、どんな指摘があったのか気になって教頭先生にメールしたところ、早速ご下問内容を知らせてくださった。さすが経済人だけのことはある。学校・教育関係者からすると素人っぽいご質問もあり、高校の先生方は反発なさるだろうなあと思われる事項もあったものの、こうした視点からの見え方を自覚し、相対化することが必要である。

 要は違った目が大切ということ。ご存知の通り・・・で始まる組織は、退廃する(大学も大いに然り)。

 兄貴分高校の校長は、内部の教員の中から選出される。我が弟分高校は、縁もゆかりもない(わけでもないが)私のような大学教授が兼務するのもいかがなものかと思わんでもなかったが、最近は異分子の存在こそが大切、兄貴分高校はお可哀そうにと思わんでもない。むしろ教頭先生を副校長という名にして、いつでも校長と同格の代替ができるようにしておけば(実は規則上そうなっているが、名称もということ)、学校の自治も確立されると思う。外からやってくる校長は、弊履のごとく使い捨てればよいではないか。

 私も校長をやっていることで、何かのキャリアの足しになるとか、そういう目論見は全くない。手当は時給換算500円、なのにさしあたり高校への寄付金を50万円も拠出し、研究時間は平気でどんどん削られる。卒業生に大学近辺で手を振られたら、カレーくらいは奢らにゃならん。いいことなんか、一つも無い(笑)。年度初めで、学校現場ではいろいろ「事件」が報道される。TVのコメンテーターは、出世大事の校長が事をもみ消すのだとか言っておったが、そういう意味では、片手間校長も悪くはないぞよ。出世しようにも、できんけんね。もみ消すつもりも、毛頭ない。だから、おいらの校長就任について、元ボスであるT教授は、「珍しくきれいな人事」と仰せになったのであろうよ。

 しかし、高校の教員連の、私に対する反発は半端ではない。次回の職員会議では、冒頭陳謝せにゃならん。私の議事運営は拙劣極まりなく、会議が長くて堪えられないのだそうである。前校長は、さぞかし職員会議を短時間で終えておられたに相違ない。今後は会議1時間以内を目指すかな。今に見ておれ!


4月23日(火)そりゃ縁起が悪い!

2013年04月23日 | 公開

 昨夕のこと。満洲史がご専門のY教授に声を掛けられた。割り当てられたご講義の教場が、731教室なのだそうである。そりゃ大変、縁起が悪いですなあ。私も新しい建物の教室が配当されているが、232教室というのはなかなか使いよいし、研究室からも近くてよろしい。ただし研究室受付が辺鄙なところへ移動したので、万歩計の数字は増えるばかり。まあ、健康のためと考えることにいたしましょう。


4月22日(月)ところせき身

2013年04月22日 | 校長は日々是口実

 18:00過ぎからの学生の研究会は、会議室を借り広々としたスペースを確保、さっそく輪読を開始する。終了後、研究室で酒盛りとなる。いただいた日本酒が林立しているので、炒り大豆を肴に2本空けた。節分の豆なんじゃありませんか?というから、それがどうした?と答える。先週買って来たものだわい。

 さあ、飯を食いに行くぞと男性陣ばかりで「AMA」へ行く。そうしたら、見知らぬ先客の学生が手を降るので訝しめば、私が校長を務める高校を3月に卒業した連中だった(知らんがな)。女子が2人に男子1人、1年生の時、同じクラスだったそうである。これが本物の大学院生だと、A君に少し相手をしてもらった。まあ飲み物でもとご馳走してやったが、結局彼らが食ったカレー代も奢ってあげることになる。なんて運がいいのでしょう! 校長、いい人だろ。

 大学は卒業生だらけだ。ところせき身である。そういえばH先生から、生徒に書かせた作文というのを見せてもらったが、私は容貌体型が金日成そっくりでおかしいんだそうである。いやはや。


4月22日(月)月曜は大忙し

2013年04月22日 | 公開

 結局、演習だといっても、最初はレクチャーをせにゃならんということで、DBや専門辞典の話をするうちに連休突入とあいなりそうである。今までの教え方は、どうも間違っていたと思うようになってきた。通釈を後回しにすると、語釈に拘泥しすぎて、結局着地点を見失うことになりかねない。これだけ検索機能が充実してくると、むしろ解釈の方向性を見定めたほうがよろしいと考える。最初から全然出席しない学生もいて、ちと気になるが、凡慮の及ぶところではない。ただし、どうしたの?というメールは出しておいた。

 A君相手のテキスト精読も予定通り。昼飯は朝、コンビニで買ってきたおにぎりを2個食った。博士課程の研究指導はOさんの論文発表。厳しい意見が出たが、基本路線は悪くないと思う。修士の演習も、朝いち同様のレクチャーを行なう。

 歴史的仮名遣いとは何か?ということも、ちゃんと分かっていないのかなあ。国文科出たんだろうがと言いたいが、昨今は必修のバインドも緩いからな。

 O教授から平家物語覚一本の全文テキストをいただいた。これは便利である。我々は学生時代、元和古活字版の翻刻で読んだものであるよ。

 京都の古書目録、S堂のところにT文庫旧蔵の写本が載っていた。T先生に自慢された本である。無常迅速の世の中だ。


4月20日(土)銘は面白し

2013年04月20日 | 公開

  同居人から手当の分け前をもらった。これで息がつける。金回りはここのところ悪くなかったはずだが、手元不如意とあいなったのは、ナイショで茶盌を買ったりしたからだ。老母は明らかに茶盌フェチだから、そういうDNAが、私にも存しているということかもしれない。

 しがない大学教授の経済状態では、あまりお道具の由緒・次第に金はかけられない。自らの「教養」を恃んで、勝手に世界を構築するまでだ。いま金だけ払って箱をお願いしているのは、銘を付けるなら「瑞歯具舞」だなと考えている。「みづは」でもよろしいが、それだと中途半端か。これだけの情報で、その茶盌がどういうものか想像できたならば、相当に和歌の知識のある御方、ヒントは本歌朝鮮の茶盌である。こういう見立て、連想ゲームはお手のもの。それでいて、逆方向にもアイデンティファイできなければならない。いや、面白い。

 校長室に隠してあるのは「吉野山」で、これは分かりやすい。口縁は山道造、色を見ればなるほどと、誰しもが思ふらむ。本歌は西行法師、まだ見ぬ方の花を尋ねむ…。

 筒井紘一先生からお手紙をいただく。お尋ねしていたことのお答えを頂戴した。来週お逢いする布哇大学教授にお伝えできる。ありがたいことである。

★★★★★

 う~む「瑞歯具舞」だと、北方領土の島みたいだな。佳字を選ぶなら「美川波久舞」あたりかな。要するに「ミヅハグム」なんだが。見よ、大和物語。

 


4月19日(金)大神社展

2013年04月19日 | 校長は日々是口実

 混まないうちにと、とにかく「大神社展」を観に行った。毎年、文化庁長官さま、東京国立博物館長さまから、新指定国宝・重文展観の招待状をいただくが、それでもって特別展も2名まで参観できるのだ。

 しかし上野は修学旅行の中学生だらけだった。ディズニーランドのお土産の包みを、皆一様に持っていた。どんどんバスも到着、車窓から手を振るから、仕方ないので振り返した。

 金剛寺蔵の国宝「延喜式」神名帳がすばらしかっった。声点がいろいろ付いていたので、同居人と発音していたら、周囲から人の姿が遠ざかった。この手がある! 新指定のほうでは、松尾社法楽和歌の懐紙(足利尊氏筆ほか)、日大の土御門院御集が見ものだった。後者は山崎桂子さんが論文を書いておられたと記憶する。

 昼食は法隆寺国宝館のガーデンテラスで摂る。私は島根産の鱸を焼いたプレートにした。

 14:00に学校法人内の他箇所訪問の約束があり、待ち合わせ場所へ。事務長、教頭と雁首揃えて参上する。まあ、交渉事の様相を呈してきたか。私は両方の立場がよく分かるから、まことに弱った。井の中の蛙のジョークタイを締めて行ったのは、それなりの意図による。

 終了後、打ち合わせを行って散会。私は書類を出しに行って、買い物をして帰路についた。同居人のために「アルパージュ」でミモレットを買う。同居人喜んで、ミ~モレット、ミモレット~♪と歌い出したが、そりゃジャパネット高田のCMだろ。