そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月31日(火)無条件降伏?

2013年07月31日 | 公開

 夕方からお稽古事なので、大学へ来た。研究室受付へメールボックスを確認に行けば、学部長殿に偶然お会いする。過日、無条件降伏したとか何とかいうお話を聴く。ああ、もう8月だからね。原子爆弾を投下されたり、ソ軍が攻め寄せて来る前に、白旗を揚げるにしくはないぞなもし。あ、こりゃ不謹慎な表現でした。他意はござんせん。ナチスがどうのと発言して物議をかもしている大臣と一緒にされたら困ります。

 さてさて、独立歩兵大隊長としては、どのように作戦するか。靡下部隊は、スピード感に乏しく、言う事をなかなか聴いてくれぬからな。

 


7月31日(水)家事に専念?

2013年07月31日 | 公開

 同居人が家を出て行ったので、朝飯も私が作る。当てつけがましく粥を炊き、糸瓜を茹でたものを加えた。ワレットとピーマンに、油揚げを炒め合わせ、味付けにはお茶漬け昆布を使った。卵焼きはターンオーバーにした。新生姜の甘酢漬を切って、1個だけ残った桃を剥く。

 で、姑殿と二人きりで朝食。「あまちゃん」の離婚夫婦は、また同居を始めたというのに…。

 今日は資源ごみの回収日だが、最寄りのゴミ出し場所は公園と広い道路に面しているせいか、出し方が滅茶苦茶である。缶と瓶、ペットボトルとプラスチック類と四分類する必要がある。一応、類別ごとの山を作っておいたが、すぐに誰かが滅茶苦茶にした。家の周りを掃き掃除する。角地なので、エリアが広くて大変である。

 


7月30日(火)HPの改修

2013年07月30日 | 校長は日々是口実

 9:00からHPの改修についての打ち合わせだというので、久しぶりに高校へ行く。吹奏楽部や文化祭実行委員会の生徒が登校していた。手当たり次第にチョコを与えたら、これが伝説の…とか言って悦んでいる。飴を与えていたが結構高い。小粒のチョコ玉は、同じ値段で飴の3倍の数量は買えるのだから、ばら撒き用には好適なのである。生徒を手懐けるには、菓子をばら撒くにかぎる。

 さて肝腎の打ち合わせだが、そのうち学校法人が肝煎りで統一するとの話も仄聞したものの、今のままではどうしようもないから、自力での改修を指示したのである。とにかく近所の業者に頼めと命じておいた。地元に極力金を落とすという配慮も必要だ。関係の教員が試作を観て、ああだこうだと勝手なことを言う。しかし、外に見せるのか、内に見せるのかで、考え方はかなり違う。そのあたり、今までのHPはどちらかというと内向きで、広報としては大いに問題があったわけだ。HPなんて、不都合な点はどんどん直せるのだから、生徒の意見も聞いて、よくしていけばいいじゃないかと考えますが如何?

 教頭先生から、HP用の校長挨拶の文章は、もっと格調高いものにしてと注文がついた。学校案内の焼き直しがお気に召さぬらしい。原稿料を貰えない文章を、一生懸命書く気も正直起らぬが、そう言われれば仕方がない。教頭先生は年上だし、長幼の序は守らなければならぬ。

 11:00過ぎの新幹線に乗らなければ、13:00からの社会人向け講座に間に合わない。さすがに駅で焼酎缶を飲むわけにもいかず。ガラガラの自由席でU駅に着き、地下鉄に乗り換えると、開始30分前には到着した。U駅で買った「たいめんけん」のカツサンドを食う。

 社会人向け講座は、「雅と俗」というテーマで話したが、もちろん中野三敏先生あたりのご著述の受け売りである。まあ近世文学も、暉峻康隆先生や神保五彌先生、雲英末雄先生の授業をちゃんと受けておいたのが、実にタメになっている。神保先生の文学史は洒落本の歴史だったが、ほとんど全ての作品の筋立てが同一なのには閉口した。作品名と作者名のみが、やたら難しかった。雲英先生には生意気だと殴られたし…(汗) 昔の先生方は実に激しかった。今のコース所属の学生さんたちは、こうした修行が足らんと思う。きょうびのE学部なんかあなた、歴史的仮名遣いとは何か?ということだに・すら・さへ教わらないと言うぢゃないか。そのうち困るんじゃないかな。また、現代文学だけが文学じゃないぞよ。

 本日ウケたのは、伊勢物語と仁勢物語の読み比べ。こういう素材だと、受講生の皆さん、存外に学習意欲が湧いてくるものらしい。発見でありました。

 財布が悪くなったので買い換えようと、「2K540」へ立ち寄るため秋葉原で山手線を降り線路沿いに歩いていたら、ガード下に新しい食品のお店ができていた。物色して、何も買わずに店を出る。さて、財布はステキだったけれど、カードを入れるところがもう少し欲しいなあと思案し、結局買わず仕舞いに…。

 夫婦喧嘩して同居人が家を出て行ったから、晩飯は小生が作らなければならない。「吉池」で貝などを仕入れて帰宅する。ツブ貝と小栄螺は茹でて、冷たい汁を張った。そのほか、ゴーヤと木耳と「脂肪の少ないコンビーフ」を炒め卵でとじ、ゴーヤチャンプルーを作る。八百屋にワレット(モロッコいんげん)があったから、すかさず求め、下味を付け鰹節をまぶした。アボガドとミニトマトを切る。西瓜も食べやすく切った。主食は素麺にする。日本酒は小片口に入れ、盃は鶏龍山の写し(岸野寛作)。どんな食器に盛るかも気を遣う。誰かさんとは大違い。餌じゃないんだから!…姑殿と二だけの夕食にしては、いささか量を作りすぎた。早く帰って来ておくれ!


7月30日(火)夫婦喧嘩

2013年07月30日 | 公開

 朝早く高校へ行かなければならない。朝食を作ってくれたのはよいけれど、雑炊に味噌汁、鯖缶ときては、なんじゃらほい!と年甲斐もなく立腹する。なんという取り合わせ、しかも、雑炊を重たい小丼に入れるとは、いったい何を考えているんだ! ・・・というわけで、今夜は余所でお泊まりになるそうである。


7月29日(月)試験実施中

2013年07月29日 | 公開

 なんだかへんてこりんな天気である。島根県西部の津和野辺は前代未聞の大雨だったそうで、慌てて松江に電話をかけたが、県東部はさほどではなかったらしい。しかし、実妹の連れ合いの郷里である萩でも被害が出ている様子であり、見舞いの電話をかけたが、深刻な話ではなかった。でも、本当に大丈夫かな?

 大学は本日も授業日であり、私はインターネット上で試験を実施している。PCの不具合で答案がアップできなかったというメールが何通か来た。まあ、カンニングし放題とはいえ、そんなことでどうにかなる試験ではない。

 春学期最後の講義を終えた世話人が研究室へやってきたので、一緒に「Cafe GOTO」へ行く。アイスココアを頼んだら、呆れられた。パウンドケーキをシェアして食っていると、ガリッと歯に堅いものが当たった。ナッツの殻みたいなのが出てきたが、まあ、ご愛嬌である。

 なかつよ文学会の打ち合わせをしなければ。T教授の大学院ゼミが終わるのをひたすら待っている。


7月28日(日)おはぎを買う

2013年07月28日 | 公開

 11:00から輪読研究会で、早めに大学へ行き、準備をする。3時間半ほどで終了。皆さん、東博出光へ行かれるよしだが、私はトラムに乗って帰路についた。その前に、Nさんからお預かりした本を図書館へ返却する。

 同居人に、庚申塚でおはぎを買って来るよう命ぜられたから、下車して、折角なので「菊谷」でりんだもぢった。日曜は中休み無しだが、客は私一人だった。生ビールを1杯だけ飲む。肴に頼んだ鯖の燻製が、なかなかオツであった。ついでにお地蔵様にもお参りする。


7月27日(土)学会事務局引き継ぎ

2013年07月27日 | 公開

 神楽坂経由で新宿へ移動。神楽坂はものすごい賑わいだ。花火大会もあるよしで、浴衣姿だらけだった。

 新宿からKO線に乗り換えてチェリー大学へ。なかつよ文学会の事務局引き継ぎを、ようやく実施する。事務局員をお願いした院生のTさんのほうが早く到着していた。

 1時間ほど、主として会計の引き継ぎをする。終わって駅へ向かうと雨。方向が分からなくなり、自転車のお人に道を聞いて助かった。変な方へ歩いて行ってしまうところであったのよ。

 新宿へ出てから、Tさんと食事をする。結局デパート上階の寿司屋に入る。

 正直、今日はへとへとになった。帰宅したら娘が帰省?していた。


7月27日(土)東奔西走?

2013年07月27日 | 公開

 ももの会の勉強会で講師?を務めるため、10:00に御茶ノ水へ行く。ガマン専任先生と交替で講師を務める。全然進まないが、こりゃ仕方が無いと思う。

 12:30頃に終わり、13:00からは至近の神田明神前「きやり」にて東京出雲学生会の世話人会。早めに着いたので、明神様に参詣しようと思っていたら、Hさんの姿が見えたのでお店に入る。さっそくビールを注文した。

 世話人会は15:30までかかった。というか、ほとんど酒を飲んでいたような…。そば焼酎「きやり」が一本空きましたわ。閉めに割子蕎麦を頼んだが、我tら出雲人にとっては、正直笑止千万であったことよ。じゃじゃ!

 大学へ移動して、教材を印刷する。


7月26日(金)早朝会議

2013年07月26日 | 校長は日々是口実

 8:30からの会議招集で、学校法人本部へ赴く。いつもは箇所長第3列の末端に席が設えられているのだが、本日は理事者に対面する最前列で、末座から2番目の位置である。法人内席次というのは、なかなか難しいものである。

 報告事項の記述に明らかな間違いがあったので、それを指摘した。また、男女共同参画に関し、その実現に向けて箇所の問題点を訴えたところ、担当理事は迅速に反応してくださり、また兄貴分高校の校長も同調してくださった。各箇所の改革の進捗状況も軽く報告させられたが、学校行事が時刻通りに開始できるようになったことが、唯一改善の実でありんすと発言したら、皆に笑われた。

 会議が終わったのが11:00前で、昼は奢って「高七」へ行く。坂を登るのがきつくて、ハートランドをついつい2本飲んでしまったぞ。昼からアルコールをぐびぐび飲(や)るのは、もちろんお店にとっては天頂、上々のお客であろうよ。定食も掻き揚げ付きにした。ううむ、牛蒡や葱の天麩羅が香ばしい。若女将に、昔々学内誌に載ったグルメ?記事を示されて、汗顔のいたりだった。なんでこんなものが、「高七」にあるんだよ?

 用が無いので帰宅する。暑くてシャツは濡れ鼠。水風呂に飛び込んでリフレッシュ。シュワシュワしたものを飲む。


7月25日(木)常任理事と面会

2013年07月25日 | 校長は日々是口実

 今日はまた校長のお仕事。常任理事閣下へのご報告をせにゃならん。

 学校法人本部はクールビズで、ノーネクタイが励行されているが、こういう立場だとそうはまいらぬ。スーツにネクタイを締めて行く。J.PRESSのジョーク・タイ、「猿も木から落ちる」を締めて行ったのよ。

 少し早かったので、「Cafe GOTO」でアイス・コーヒーを飲む。今日は何ですか?と尋ねられたので、常任理事てふ偉い御仁に呼ばれているんだよと説明した。GOTOさんと話していて、笑っちゃったぜ。バカ田は陸の王者でしょ?とおっしゃるが、そりゃKOさんである。だったら海の王者ですか?と言われても、そんなことは聞いたことが無い。隅田川は早計レガッタだが、川の王者というのも変だろう。窓際で煙管を使っておいでのお客が、くすくすお笑いになった。お喧しゅうございました。

 学校法人本部の前で、K教授とばったり。新嘉坡にある高校の校長先生である。新嘉坡は落としても、まだ進撃はこれからだ~♪ 校長はお互いつらいですなあと愚痴を言い合った。さて、常任理事閣下へのご報告は、15分ほどで済む。余計なことは言わぬように心掛けた(存外これが難しい)。

 昼食は「大川や」でりんだもぢる。さて、東京招魂社の脇を通ったから、遊就館に立ち寄って零戦を観た。土産には「のらくろ」の手拭いを買う。

 それから「花田」へ行く。2階へ上がったら、岸野寛さんの徳利をいっぱい並べられて閉口したぞなもし。今日は御飯茶碗の物色なのだが、適当なものが無い。マグカップのかわいいのを1つ求める。仕方が無いから神楽坂へ戻り、「うつわや釉」へ。Nさんが蔵出し品を1、2出してくださったが、安いし素敵である。それぞれ1個ずつ包んでいただいた。ところで、坪島土平筆の蔵出し皿、どう見てもこりゃミッキーマウスである。実は笛吹童子なのだそうだが…。A師匠、ひとつお買い求めになりませんか? それから「jokogumo」にも寄って、岸野寛さんの御飯茶碗を購入した。家を出て行った娘から、御飯茶碗を見つくろってと懇願されての、東奔西走でありましたわ。(汗


7月24日(水)オムニバス講義のミニ・シンポジウム

2013年07月24日 | 公開

 東日本大震災と文学を語るオムニバス講義の、後半の担当者によるミニ・シンポジウムということで、教室へ行く。講義内容の補足や、レビュー・シートを読んでのコメント、質問への応答などを行なった。先生方は原発をどう考えますか?という質問に、順次答えさせられた。

 なにしろ我が郷里は、県庁所在都市の中で唯一原発が立地しているからな。また、ヒロシマが近いので、原爆あるいは核問題に関してはナーバスなほうだと思う。そんな話をした。

 今まで大人達がやってきた不始末に対し、関係の無い子の世代がどうして我慢しなければならないのか?という発言もあった。これに対しては、コーディネータのH教授がうまく応答されたように思うが、本人は納得しておるまい。しかし、フロアからの発言者は全員女子学生だった。女子の存在感はあまりに大きい。これは共学である私が校長を務める高校もまたしかり。男子2に女子1のジェンダー・バランスだけれど、印象としては半々、いやむしろ女子のほうが多いような気さえする。

 お昼はコースの会議で、早く終わり、昼食は「たかはし」へ行った。今朝ほどコンビニで偶然ご一緒になったA学部長に、本日の教授会は長いぞよと告げられていた。腹が減っては軍はならぬからな。いつものお刺身定食は売り切れで、赤魚の焼き魚定食にした。実に実にごっつい魚だった。

 14:00過ぎに始まった教授会が、終わったのは18:45。投票が数回行われたし、仕方あるまい。それでも20:00前には帰宅できて、食事をした。

 娘は薄手の御飯茶碗が欲しいらしい。見つくろってやろうかな。


7月23日(火)西班牙語訳「源氏物語」の朗読

2013年07月24日 | 公開

 18:00から亜爾然丁人院生A君が新たに訳した西班牙語訳源氏物語の発表会、女優さんによる朗読を聴く。会場の新しい会議室には初めて入ったが、東京スカイツリーが東にくっきり見える、眺望抜群の部屋だった。

 たいへんな盛況で、60名以上集まったんじゃないかな。左右の机をもう少し中へ寄せればよかったのに…と思うが、後の祭りだ。私しゃ西班牙語はさっぱり分からんが、実に興味深いイベント、パフォーマンスであった。

 コース室では酒盛りをしていた。「越の寒梅」の飲みかけを差し入れておいた。

 帰ろうとしたが、疲れ果てた。シュワシュワしたものが無性に飲みたくなり、「十六公厘」に寄った。大将と女将さん?(中華バー?にこの表現はつきづきしからずと思うけれども)が、にこやかに迎えてくださった。大将に、先日はどうもと礼を言われた。ハイボールを2杯と、「川越」という銘柄の宮崎県産の焼酎をロックで飲む。このお店の腸詰は最高である。土曜に食ったのとは比較にならん…と大将に世辞を申し上げた。にんにくは、同居人に追い出されるから、齧らないようにする。

 さて、地下鉄に乗ったら同居人からメールが来た。乗り換え駅で待ち合わせて、一緒に帰宅。1人でバーに寄ったことは、ナイショにした。


7月23日(火)朝から出頭

2013年07月23日 | 校長は日々是口実

 学校法人本部で理事との面会に臨む。報告事項があり、今後の進め方について打ち合わせた。所要時間40分。それから教務関係の案件処理が1件。教頭、事務長を引き連れての対応である。やれやれと地下鉄駅の方へ向かうと、T理事とばったり。お互いかなり消耗している感じ。

 そのまま社会人向け講座へ。オドリ字を「ら」と読み間違えた。やっぱり意識が低下している。定家ならいいけどね。

 大雨が降り出したので、雨宿りした。止んだので大学近くまで移動したら、こちらは大雨だ、昼飯を食いそびれたから、「MARTINI BURGER」へ入る。もちろんブルックリン・ラガーのLも飲む。


7月22日(月)教え子が選挙に当選した!?

2013年07月22日 | 公開

 ウチの学部は補講日なるも、春学期の最初の授業を休講にしたので、その穴埋めをする。亜爾然丁人であるA君相手の精読も、本日で一段落となる。昼食は「maruharu」へ。常連客の老婦人が今日もいらっしゃった。

 大学院のほうは補講は関係ない。博士の研究指導は波蘭人のGさんの発表を聴く。ディスクールをめぐる議論。Uちゃんが積極的に反応してくれたので、大助かり。ところで、研究指導に参加しているSさんは、学部1年生の時の基礎演習を私が担当していたのだが、その時のクラスメイトがこのたびの参院選、東京選挙区で当選したんですよと聞かされて、じぇじぇじぇのじぇ~! 高校の同期生が郷里の選挙区で当選したのは知っておったが、そりゃ初耳である。しかし、残念ながら、まったく記憶に無い。もっとも、郷里で当選あそばした御仁とも、話をした記憶はまったく無いのだから、私しゃ政治方面には疎いこと限りなし。

 修士の演習も予定の発表を強行突破。学生の研究会も春学期は本日で打ち上げとする。そのメンバーの一人T君が仏蘭西へ留学するので、A君から送別の短歌を作れと命じられた。仏蘭西という言葉は読みにくいか。私はささっと作った。本歌はもちろん萩原朔太郎。

   行きたしと思へど遠き国へ発つ君よ真幸く恙なくあれ 有若亡

 その後は「AMA」で飲む。白ワインが6人で3本くらい空いたかな。久しぶりに「モモ」を食ったが、外見は餃子そのものだ。