残涯と いふべき日々は なほ続き

やつめさす ふるさととほく はなれきぬ さみなしにあはれ いづもくにびと(雲州甲乙人)

9月20日(木)軽井沢にて

2018年09月20日 | 公開
  今夏は旅行続きだった。松江、イリノイ州、京都、岡山、そして沖縄へ行く。安室奈美恵引退の土日だったが、私はアムラーではない。

  帰宅して、溜まった仕事を一気にやっつけて、昨日今日は軽井沢。本日は夏休みの最終日なれど、学部コースの学生合宿に付き合っている。

  句会が面白かった。兼題「恋」の拙作「秋冷や 午前四時半 別れどき」は、そこそこ点が入った。自由題の「あかあかや あかあかあかや アキアカネ」は、全然ウケなかった。明恵のパクリだから、当然か。(笑

  学生作「古めがね ススキの原に 落ちてゐる」に点を入れ、これは卒塔婆小町だ!と評したら、作者もそのつもりで作ったとのこと。国文の学生らしい作品であった。
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9月11日(火)ジュ・ボケール(2)

2018年09月11日 | 公開
  痛風の病院へ行く。血液検査の値が思わしくなく、本気で生活改善をするように言われた。主治医のY先生は、先日亡くなった中学以来の悪友I君の、別れた奥さんのご親戚だ。I君の逝去を報告した。

  娘の悪阻がひどいというので、訪ねて行った。あと2週間くらいが、悪阻のピークらしい。柑橘系が欲しいと言われ、河内晩柑を少し持っていった。香りがよく、気分がよくなったと言われた。

  池袋で実妹と待ち合わせる。田舎の、相続した家屋を先般、処分したという。一気にやってしまうしかないのよと言われた。まあ、そちらは旦那のご両親ともお亡くなりだから、思い切りもできようが、こちらは老母がだんだん元気になってきた。そうこうしているうちに、自分の身じんまくも考えないといけないかなと、思うようになった。

  帰宅して、晩ご飯の用意を仕掛けて、なんと、寝入ってしまった。遅く帰った荊妻に起こされ、しまった、姑殿と老母に食事を供しなかった。あとのまつりである。まあ、すぐに死にはしまいが。
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9月10日(月)卒論指導

2018年09月10日 | 公開
  久しぶりに勤務先へ。卒論指導を頼まれた。集中講義の連チャンで、半月ぶりか。メールボックスにはいろいろなものが届いていたが、画像のご新著も、恵送されていた。昨日、アマゾンで注文するところだった。


  11:00から1時間ほど、お相手する。実は建築学科の4年生、春学期、私の講義にモグっていた女子学生さんである。古典文学の科目は理工学部にはないそうで、卒論のテーマにしたがい、文献の紹介や、内容についてアドバイスした。お役に立てば幸いである。

  郵便局で老母に頼まれた振り替えや、菩提寺への彼岸の布施を送り、「にほんばし島根館」へ。隠岐誉と奥出雲ワインを買ってくるよう、荊妻に頼まれた。T先生に献上するのだと。隣の「主水」で、割子をたぐったが、鶏卵を付けてとお願いすると、怪訝な顔をされた。そんなに変な食べ方なのかな? 生卵をからめて割子を食うのが、私のスタイルである。

  隠岐誉は本日まで特別販売中で、M社長さんに改めてご挨拶した。ちょうど、4日に亡くなったI君をご存知の酒屋のご主人も来合わせておられたので、名刺交換をして、故人を偲んだ。合掌。

    鬼の籍に 入りつる友は 酒かもす 人らにふかく したはれてをり(雲州甲乙人)
  
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9月9日(日)ジュ・ボケール

2018年09月09日 | 公開
  浴室の前の、洗面所付近、脱衣スペースで、むかし酒場で使われていた古い椅子を台にして、上の棚のものをとろうと乗った途端、いったい何が起こったのか、気がつくと床に落下していた。四本ある椅子の脚の一本が、外れたのだった。

  身体の右側を強打した感じ。右足の脹ら脛あたりの皮がささくれ立ち、打撲擦過傷状態になっている。右股にも二カ所、大きな傷が付いていて、血が流れている。右手の親指からも出血。右肩のあたりも打撲したようで、上半身全体が、箱をぐしゃっと潰したみたいに、なんだか歪んでしまったような感覚がする。登頂部も、何かに当たったようだ。しばらく声も出なかったが、さいわい致命的なこともなくて、寝室まで這っていって、打撲箇所に湿布をする。

  先日は、中学以来の悪友I君が、白血病で亡くなったとの報せを聴いたばかりだ。昨日見舞いにいった友人も、まさか急に、こんなことになるとは思わなかっただろう。この歳にいたれば、何が起こるかわからん。人生百年時代というが、死ぬ者はひょいと死ぬものだし・・・。

  身体は痛いものの、動けはするので、買い物に出る。お釣りをもらって、帰ろうとしたら、店員さんに「お客さま!」と呼び止められた。トレイに5円玉がひとつ、残っていた。「歳はとりたくないものですなあ」と申し上げる。「まあ、ご縁(五円)がありましたな」と言うと、店員さんは嗤った
  いやはや、インチキフランス語、ジュ・ボケール・・・である。ヌ・ボケロン、ヴ・ボケレ・・・と活用するか?

  まことに「残骸」の「残涯」である。セクハラ事件など決して起こさぬように、おとなしく、定年まで静かに過ごすにしくはないな。
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9月8日(土)病院を間違える

2018年09月08日 | 公開
  岡山から帰って、リハビリ病院に入院中の友人のお見舞いに行くことを、思い立つ。少々、相談したいこともあった。

  銀座で買い物をして、三越前から半蔵門に乗る。てっきり「Tリハビリテーション病院」のつもりが、まてよ、鐘ヶ淵って千葉県じゃないよなと、押上で気づく。あらら、東武線じゃないぞと、押上のホームで途方にくれたが、調べると「T『湾岸』リハビリテーション病院」だった!

  京成線に乗り換えて、谷津という駅で降りれば、病院はすぐであった。しかし、谷津に着いたのが15:00。友人の本日のリハビリ・スケジュールを、奥様から伺っていたのだが、15:00~16:00に運動訓練が入っていた。

  昼飯を食いそびれたので、時間つぶしがてら、駅前の商店街でカレーを食う。これが大失敗で、ナンが腹にもたれて、いささか難があった。(汗

  15分ほど面会し、大急ぎで帰路に。なにしろ18:00過ぎには、老母に夕食を摂らせなければならない。幸いうまく乗り継げて、17:30に最寄り駅に着いた。家まで一目散。15分で夕食の準備をする、ふう。

  研究指導を担当し、今春、博士学位を取得した××君から、大学の公募に応募、なんと採用された旨の報告をもらった。あな、うれしや。私の様な二流学者でも、ちらほらと大学の専任を、輩出することができている。そうはいっても、私の指導教授に比べれば、半分以下の数でしかない。もう、ひとふんばりかな。
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