そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月29日(月)

2008年09月29日 | 昔日記
 今日から授業開始である。秋学期=後期は月曜が祝祭日で潰れること甚だしい。来年度から日曜以外の祝祭日も授業するという案が教務部から示されているという。土曜日に教務のYさんから聞いた話だが、今日は教員組合のメーリスで流れてきた。労働強化だと書記長は怒っているが、委員長からは学生をしごくべきだとかいう真意のよくわからんメールが来た。曜日によるアンバランスが甚だしくなると、こういう話になるわいな。私が教務主任をしていた時も、授業日数の問題は悩ましかった。

 ともあれ、月曜は4コマなのである。朝の1番と夜の最終は、基本型で決まっている。最初の演習は9:00からだが、配付資料を印刷しなければならないので、ラッシュの中を出勤。あ~あ、「だんだん」観られなかった。松江を舞台にしたドラマなのに。実家の近くが出てくるらしい。なにしろ松江城のすぐ横だからな。

 大学について、あたふたと印刷をした。1人原稿を出さないのがいて、予定は4人だったけど、1人だけに発表してもらった。う~ん、もっと程度を上げなければならんぞ。

 その後は、学部1年向け基礎演習のためのプリントをせっせと刷った。夏期の課題を印刷して、順次批評していくことにした。そうこうしているうちにお昼となる。

 K教授にきれいなペーパーウェイトをいただく。しかし、なんで蛍の絵柄なんだろう? 音もせで…燃ゆる蛍かな?

 教育学研究科の授業のため別キャンパスに行かねばならぬ。途中、昼食は「たかはし」でお刺身定食にする。鮪にしますか?秋刀魚にしますか?と聞かれたので、鮪にする…、あ、今日は夕食も「たかはし」の弁当だった! まあいいか。

 教研の授業も、本格的内容は来週からにした。これから読むテクストの説明を全然していないと言われたので、急遽思いつきで話す。早めに授業を終えて控室に戻ったら、Hさんがいらっしゃる。同じ研究室の出身者で、詩人として活躍している方。後期だけの出講とのこと。

 雨の中、走って研究室に帰り、基礎演習の準備をていしたら、もう時間。今日は2人分の夏期課題を批評する。全員に批評のシートを書いてもらった。次回は6人の予定。その次は休みが入るから、10名にするかな。受講者は30名なので、最終課題提出までに全員の批評ができそうだ。まあ、格好はつくな。

 18:00からは学内学会の理事会。私は事務局担当理事なのだ。今回でお役ご免となるので気が軽い。19:30に終了。隣に座っていたYさんから、本は届いた?と聞かれた。しまった!お礼状を出しそびれていた。

 19:40からの夜学の講義は、もう無茶苦茶。支離滅裂な話になったのが自分でも分かる。申し訳なし。来週からきちんとやりますから。後期の専門特殊研究に参加したいと連絡してきた女子学生さんに挨拶された。幹事はうまく連絡してくれているみたい。

 研究室に戻ったら、助手諸君が後片付けをしていたので、ちょっとビールを飲む。新潮社からもらった缶ビールがまだあるのだ。授業初日ですっかり疲れ果てた。いくらなんでも1日に授業入れ過ぎだな。

9月27日(土)

2008年09月27日 | 昔日記
 古記録の研究会があるので、大学へ行く。同時に別の研究発表会もあるのだが、古記録のほうは私が会場の世話役なので、そちらを優先する。もう一つの研究会の代表であるJ准教授の研究室に行って断りを入れておいた。院生諸君が集っていた。

 13:00から始まる。3名の発表が予定されていて、私が2番目だ。18:00少し前に終了。予定通りである。G先生ほか10名ほどで「AMA」へ行く。「かわうち」は予約で一杯だった。

 Mさんの報告に関連した内容がとても面白かった。二十歳代の藤原定家の憧れの女性が浮かび上がってきた。当時の和歌作品にも、もしかしたらそのイメージが反映しているかもしれない。

9月26日(金)

2008年09月26日 | 昔日記
 修士課程入試の2次試験、つまり面接試験日である。同じ時代区分担当の同僚教員と面接に臨む。対象者はなかなかユニークな人が多い。結構なことだ。

 お昼に、やって来た院生N君を「すゞ金」に連れて行って鰻重をおごり、仕事を頼んだ。一人で抱え込んで暗礁に乗り上げている仕事がいろいろとある。我ら人文科学系は原則的に個人営業態だから、どうも作業に人を使うのが苦手である。といっても私だけなのかもしれないが… N君、これからギターのレッスンだそうだ。いろいろな趣味の人がいる。

 中央図書館に行って調べものをする。夕方からの会議は、サボることにした。もう老人になったのだから、極力手を抜くことにしないとやっていられない。神楽坂で買い物をとも思ったが、会議サボるのだから直帰するのがスジであろう。明日はまた研究会での報告がある。

9月25日(木)

2008年09月26日 | 昔日記
 13:30から打ち合わせ?のため大学へ。原稿の提出が遅れて叱られる。

 院生のKさんから宝塚名物「炭酸煎餅」をいただいた。Kさんの姉上はタカラジェンヌで、このほど退団なさったのだそうだ。その舞台を観においでになったよし。いろいろな関係者が大学院にはいることだ。

 15:00から別の会議。17:00過ぎに終わって、18:00に始まる研究会までの間にコーヒーでも飲もうかとふらふらしていたら、図書館のM嘱託と出会う。これ幸いと「Cafe Goto」にお誘いした。昼食を摂りそびれたので、パンプキンケーキとコーヒーにする。時間になったのでお先に失礼。レジのところで、カウンターにお母さんと座っていた小さなお嬢ちゃんに話しかけられた。「いくつ?」と尋ねたら、「2歳」だって。「おじちゃん52歳」と返したら、手を振られた。とほほ。

 研究会は私が報告者。たまたま短い章段だったので、1時間ほどで報告を終える。ところが、またまた荒い発表であった。万事が自転車操業で、悪循環に陥っている。ああ、いやになっちゃうね。

 どうも3月にNYへ出張して以来、調子が狂いっぱなしである。物事にうまく時間配分ができない。それでいて、夏休み中は合宿が4つに集中講義が2つ。いろいろ入れ過ぎたのかなあ。仕事に手がつかない。気力減退。思考がひたすら退嬰的になっていく。どうしたものだろう。「時が命を齧るのだ」。かなり以前のことだが、半年くらい何もできなくなって、郵便物すら開けられないような状態になった。あの頃みたいな感じになってきたぞ。

9月24日(水)

2008年09月24日 | 昔日記
 次から次へと新しい作業が入ってくる。秋は雑務が湧いて出る時節である。何を優先するか無茶苦茶になってきたぞ。カリキュラム委の次回記録係が回ってきた。学部1年生のレポートも読まなければならないし… だんだん鬱屈してくる。早く正月休みにならないかなあ。

 向島百花園に初めて行く。Mさんが主任の秋の歌会で読師を務めることになっている。ドレスコードは紋付羽織袴で、箱に入れて持って行ったが、結構重い。浅草から東武線で東向島下車、歩いて7~8分ほど。塀にテイカカズラがからまっている。園内はなかなかの風情。予想したより小さい庭だが、草が茂って奥深く感じる。入園者がいっぱい。会場は御成座敷で、ここの茶屋の経営者は造営者佐原鞠塢のご子孫なのだそうである。

 18:00少し前から歌会が始まった。それから直会。内々のいい会である。今回のテーマは「菊」で、床に見事な花が生けられ、光琳の歌カルタから躬恒・中務・赤染衛門が額装されたものが掛けてある。直会では憶良の秋の七草歌の拓本(碑は園内にある)に掛け替えられた。趣向が隅々まで行き届いている。お酒も「菊水」。

 帰宅したら腰が痛くなった。立ち上がれなくなり、そのままダウン。

9 月21日(月)

2008年09月23日 | 昔日記
 ああ、夏休み終わっちゃったなあ。ウチの大学は9月21日から秋学期が始まり、授業開始は来週からだが、学部長が変わり、教務が変わり、今日から会議がメジロ押しである。

 午前中から一つ重要会議がある。話はスムーズに進んで、弁当をいただき、来週までの作業を分担した。14:00から教授会。専任人事案件や委員の補充選挙がいっぱいあったので、投票、投票、また投票。

 19:00少し前に教授会が終わった。直後、委員補充が成った私が委員長の基幹委員会を20秒開き、続いてカリキュラム委員会に出る。後者は委員長・副委員長がその場で決まり、次回開催日程を決める。来週の会議日に早速、ということになった。

 それから教室会議。T氏の学位請求論文提出について了解を得る。学内学会の理事も交替だが、代表理事・事務局担当理事について根回しが功を奏し、すんなりと行った。

 11月に学会発表を控えたOさんが全然つかまらない。W例会委員長からは早く題目を出せと言われている。K助手の携帯を借りてやっと繋がった。ずっとネットが使えなくてメールチェックしていないという。私の感覚だと「××の成立と××」くらいになると思うねと案を示したら、それでいいとのこと。電話を切ったら、傍らに居たI助手に、「手取り足取りですね」と笑われた。こういう仕儀でゼミの院生どもがいつまでも自立しないのかなあ?

 やれやれ疲れたぜ。新潮社のヱビス缶ビールを両助手と飲み、「AMA」に誘う。白ワインを1本空けて、後はネパールラムにした。大学が始まらないせいかお客は皆無。

9月21日(月)

2008年09月22日 | 昔日記
 今日は一日研究会。11:00から始めて、18:00までみっちり。私にも報告の順番が回ってきたが、いい加減なレジュメで冷や汗をかいた。

 午後、Wさんが遅れて参加されたので、おしまいにS賞の受賞を祝って乾杯した。新潮社からお礼に届いたヱビスの缶ビールを冷やしておいたのである。

 雨がひどくなってきた。

9月19日(金)

2008年09月19日 | 昔日記
 福岡集中講義最終日。書庫見学と調査実習を行い、試験をする。受講人数が多いので2組に分けたが、午前はO先生、午後はY先生が立ち会ってくださった。申し訳ありません。貴重本庫に入れていただき、各自関心を持った写本・版本を持ち出して、書誌をとる。豊前版を選んだ学生さんがいた。それはウン百万円もするんですよと言うと、驚いていた。「月明荘」の印記がある。反町弘文荘について説明する。「吉原」云々の版本を選んだ1年生さん、「吉原」って何なのかご存知ない。(笑)

 ある2年生の学生さんに、××高校ってご存知ですか?と尋ねられた。それは娘の卒業した学校ですがな。すると娘の後輩かいな。この女子大は公立で、寮も完備しているから、たまに遠隔の出身者がいると後でうかがった。ご実家は千葉県なのだそうだ。

 15:00から試験を行う。試験中に、提出してもらった調査報告用紙を採点する。1時間ほどで答案を回収。引き続き1時間半ほどかかって採点をして成績を付け、事務所に提出する。答案と出席簿はT学科主任にお預けした。成績処理は神速をもってなすにしくはない。先方も安心であろう。こちらも楽ちんである。

 ビールと焼酎を軽くいただく。先生方と歓談しばし。19:00の10分前にタクシーを呼んでもらい、空港へ。20分ほどで到着する。いやはや、福岡は本当に便利な街でありまする。

 大急ぎで土産を見繕う。バックパック1つきりなので、あんまり買い込めない。鶏卵素麺や辛子蓮根など、結局かわり映えのしないものになった。手荷物検査場が非常に混んでいる。定刻15分前にゲートに着くと、10分前に搭乗が始まった。台風13号の進路上を、飛行機も飛んでいくような格好だ。離陸は40分くらい遅れた。へとへとになって帰宅。雨が降っている。辛子蓮根を切って、ワインを飲む。

9月18日(木)

2008年09月18日 | 昔日記
 台風は九州南部を横断して太平洋方面へ向かう模様。無事東京に帰れるかな?

 福岡集中講義第3日。夕べは飲み過ぎた。へろへろである。10:30から4コマの講義。午前中に書誌学の続きを話す。午後は、本文対校の作業をやってもらってから、文献学の実例と、文献学の学史および概論を大急ぎで説明する。途中、ブレイクとして、「日×10に一角プラスで別漢字」と「天国と地獄」のクイズを紹介したら、案の定大ウケだった。とくに後者は、世界中どこでやってもたいていウケる(3月のニューヨークでもウケたもんね)。結局、今回の集中講義でも、学問的な内容じゃなくてクイズのほうが記憶に残るんじゃないかな。休憩時間に助手のOさんにも教えてあげた。講義代、別料金で貰いたいものだね。明日は書庫見学と調査実習、および試験を実施する。受講者が多いので2組に分けた。

 少し早く終了する。国文学科の研究室でお茶を飲んでいたら別室に呼ばれ、昨日の「香華」のメンバーのお喋りにつきあう。内容は、まあいろいろな人の悪口というところ。暗くなって来たので、辞してバスに乗り天神へ。

 夕食はどうしよう。いつも待ちの客が並んでいる回転寿司屋がある。よほど美味しいのだろう。というわけで、「ひょうたん寿司」に入る。まずは中ジョッキを注文。なるほど、一皿の値段は高いけれど、大きいし、ネタも新鮮だ。隣席は韓国から来たらしい女性の2人連れで、「オイシイ、オイシイ」としきりに感激している。名物と銘打った焼穴子のにぎりもうまかった。ビールとお寿司で3、000円ほど散財。

9月17日(水)

2008年09月17日 | 昔日記
 福岡集中講義第2日。今日も4コマぶっ続け。いやはやハードである。書誌学の核心的な講義を行ったので、疲れてぐったり、声も涸れ果てた。

 終了後、飲みに連れて行ってもらう。I学部長、T学科主任に、Y先生、O先生と連れだって、西鉄香椎駅前の「香華」へ。18:00に予約してあり、歓談しているうちに、いつのまにやら23:00になっていた! 慌てて地下鉄に乗り継いで天神へ。もう死にそう。Hさんの推薦状も書けやしない。持ってきた仕事も、何もできない。

 褌を洗って、干して寝る。T先生に博多祇園山笠の手拭いをいただいた。手拭いコレクション、ますます充実す。

9月16日(月)

2008年09月16日 | 昔日記
 福岡集中講義1日目。10:30に授業がスタートするので。40分くらい前に女子大へ到着。まず事務所に顔を出して手続きを行い、名簿や成績関係の書類を受け取る。受講者は…げげげげ、50名以上も登録しているそ! おかしいなあ?

 国文科の研究室にあがり、先生方や助手さんにご挨拶。お土産を渡す。こちらには私と同じ大学院の出身者が2人いる。そのI氏は今や学部長、Tさんは学科長なんだそうだ。学部長がTシャツ姿でおでましになる。相変わらず声の大きい人である。

 講義は、学部1年生から院生まで一緒なので、どこに焦点をおいたらいいかとまどったが、そこはそれ、優秀な女子大生諸君である。退屈しないように時々息抜きの話をする。I学部長が院生の時、H先生の文献研究の授業中に、隣の席の女性を口説いていた話はウケました。その人と結婚したんだから、めでたい話。私はその時、I君の反対隣に座っていたのだ。また、拙宅の前が俳優のSの実家であるという話も、予想通りウケた。こうした持ちネタで間合いを取ること、寄席芸人と一緒である。

 今回の集中講義は、90分授業を4コマ3日行い、最終日は3コマやって、計15コマを4日でこなす予定となっている。調査や試験も組み込むので、要領よく進めなければならない。1日目はつつがなく終了した。

9月15日(祝)

2008年09月15日 | 昔日記
 修士課程の一次試験日で、朝から大学へ行く。そのまま集中講義に出掛けるが、荷物は宅配便で送ったから身軽である。

 専門試験の内閲・待機の後、昼食をいただき、午後は採点に従事する。受験者数は漸減だが、得点はきれいに分かれていた。よい問題だったのだろう。しかし、試験問題の作り方、解答用紙の設計が複雑すぎるように思う、そろそろ改善に着手したほうがよいか。

 採点の前にロビーでぶらぶらしていたら、次期教務主任のA教授が打ち合わせをしていらっしゃる。高山のお土産だと、濱文様の手拭いをくださった。何で高山の土産が横浜の濱文様なんだ?といぶかしんだが、そういうお店があったんだそうだ。濱文様の手拭いはいくつか持っているが、この柄は持っていない。有難く頂戴して集中講義にもって行くことにする。

 次期大学院研究科長のO先生にも捉まり、私が委員長として纏め提案した大学院改革案についてあれこれ尋ねられた。A教授が趣旨をよくお分かりですよ…と申し上げたが、あいつはいつも言うことが同じだ…とか何とかおっしゃる。知りませんがな。

 採点後、臨時の教室会議が設定されていた。飛行機の時間に間に合わなくなるので、主任に欠席を許してもらう。主任交替の承認と、博士学位請求論文の受理に関する議題だそうだが、一任する。私が提案しなければならない学位請求論文については、来週の定例教室会議で諮っていただくことにした。

 スケジュール通り羽田空港に移動し、18:00の福岡便に搭乗。20:30にはホテルに落ち着いた。福岡は空港から中心街が近いので、本当に便利である。ホテルは天神の、いつものところだが、そうとうガタが来ている感じ。まあ、1泊5,500円じゃ文句もいえないか。明日から4日間の集中講義である。

9月13日(金)

2008年09月13日 | 昔日記
 昨朝、突然Mさんから電話がかかってきた。源氏物語に関する質問を受ける。今年は源氏物語の千年紀で、Mさんはあちこちで引っ張りだこである。本当に何年ぶりにお話しをしただろうか。Mさんが助手を勤められていた時、1年間私は副手(今のTAみたいなもの)としてお仕えした、という関係である。

 今日はS賞の授与式に呼ばれている。研究室の後輩Wさんが受賞するのだ。S賞は新進・若手の女性研究者に与えられる賞だが、Wさんが昨年出版した全釈のお仕事が評価されたのである。初めて副都心線に乗って、G女子大へ行く。

 選考委員の先生方に向かい合って、I先生、M先生、私、Tさんが着席。受賞者席の傍らには、故S先生のお写真が置かれている。私たちは受賞者側のゲストという次第だ。委員長であるG女子大学長のN先生から賞状と副賞が渡された。委員席にはN女子大のG学長(パートナーの勤務先の学長)もおいでである。女子大の学長お二人がご臨席とは、豪華といふべし。Wさんのスピーチが素晴らしかった。

 授与式の後、部屋を移して茶話会となる。話がはずみ、定刻の15:00に終了。その後、同じフロアにある学長室を見学させていただいた。さすが、天皇・皇后から挨拶を受けるN先生のお写真が飾ってある。

 今度は副都心線には乗らないで、神楽坂を通って帰った。「ラ・カーブ・イデアル」でワインの試飲会をやっているはずと立ち寄ると、歓迎された。狭い店だが、お客さんも多い。軽い赤ワインの特集とやらで、6種ほど供されている。うち2本は飲んだことがあった。

 「Marcel Lapierre Morgon 2006」というのが、すごく気に入った。直球ストライク!という感じ。2本購入する。当分こいつを飲むか。

 娘は土日祝と、億ションのモデルルームの受付アルバイトだとか。今日はずっと立ちっぱなしだったそうだ。

 娘が珍しくワインを飲むという。買ってきた「Marcel Lapierre Morgon 2006」を開ける。このワイン、本当に旨いと思う。本当にお奨め。

9月10日(水)

2008年09月10日 | 昔日記
 岡山集中講義最終日。朝、大学に着くと、A教授が歩いていらっしゃった。日にちを完全に1日、勘違いなさったんだそうである。受講生と相談の上、1日ずらし、水・木・金で講義することで折り合いがついたようだ。

 午前中に作業的な内容を行い、午後は図書収蔵庫の見学、それからまとめの講義を1時間ちょっとやって、試験を実施する。

 授業が終わって控え室に戻ると、ちょうど助手のMさんがおいでになった。タクシーを呼んでくださる。運転手さんに城下まで行ってもらい、「観光物産センター」でお土産を求めた。使いやすい倉敷帆布のトートバッグも買って、その中にみんな入れてしまう。近くにある地場産品を売っているアンテナショップものぞいて、チーズの燻製や鯖寿司など、車中のつまみになるようなものも見つくろった。

 そこそこの時間の新幹線の指定を購入して帰京。21:00過ぎに東京着。胸ポケットに入れていた携帯電話を取り出した際に、チケットを落としてしまったらしい。追いかけて渡してくださった方に感謝。耄碌したかな。

 パートナーと娘も出雲空港からの最終便で21:00過ぎに羽田に着いたはず。メールで連絡をとる。一足先に帰宅。追っ付け帰ってきた2人と、車中飲み残しのワインや鯖寿司で遅い食事とした。

9月9日(火)

2008年09月09日 | 昔日記
 岡山集中講義2日目。今日からN大学のA教授が見えるはず。助手のMさんが門のところで待機していらっしゃった。しかし、いつまでたってもお見えにならない。A教授は私なんぞと違って人気があるから、教室にはたくさんの学生さんが待っている。ところが、どうしたことか、結局おいでにならなかった。日にちを勘違いされたんじゃないかな。直前に、Uさんが青森の学会でお会いしたという話も聞こえてきた。単純な勘違いなのだろうが…

 私の講義自体はさくさくと進行した。3日目は見学なども入るので、できるだけ先に進めておく。今日も早めに切り上げた。

 18:30から奉還町バス停前のお店で、女子大のN君・Uさん、それに今回東京から聴講にみえたMさん・Kさんと飲む。煮穴子の天ぷらなどという、面妖なメニューもあった。話題は専らレッチェで開かれるEAJS。私とKさん以外、皆イタリアにお出ましになるのだ。いいなあ。私は大学院の入試が引っかかったので断念した。結構時間が経って、タクシーでホテルへ。岡山のタクシーは安いねえ。基本料金400円! 初乗り料金でホテルに到着した。