朝いち演習のため8:00に大学へ。本当は学会3日目で京都に居て見学に参加してもよいところだが、月曜朝いちは基本形固定の演習だから、在職中にはそうした楽しい機会はあり得そうもない。本日からやっと、学生の本格的なプレゼンを開始する。ハンドアウトを印刷し教室へ行く。
引き続いての講義も、学会の話から脱線して、時間かせぎをする。朝から完全に落語家モード。
昼休みは教務主任殿と面会し、引き続き学生との面談が1件。昼食が摂れそうもないので、すまんが蕎麦屋で話を聞こうと13:00過ぎに「五郎八」へ連れて行く。まあ、せいろ1人前はコーヒー1杯よりちょっとだけ高いだけだから、受忍範囲?の内である。お蕎麦は好きですと言っていたが、たぐり方がなっていない。いや、そうじゃなくてね、せいろはこう、お箸を立てるようにして、エッジをうまく使って残った蕎麦を摘むんだよと、いらんことまで教育に及ぶ。少量手繰ってね、お抹茶とお蕎麦は飲むんじゃなくて、啜るんだからねと、だいぶ格好がついてきたぞ。蕎麦の食い方という講義でも作ろうかな。御目出亭流暢とでも名乗るか(柳朝師匠、ごめんなさい)。
研究室へ走って帰って、14:00から特殊演習。A君至極熱心で、2時間みっちりとテキストを読み込む。朗詠って何ですか?と尋ねられたから、こういう時にyoutubeは便利ですな。ついでにA師匠のご大著も紹介しておいた。
出席カードのつけ込みや、明日の社会人講座の資料作りなど、バタバタするうちに1時間。あれれ、財布が無いぞと青ざめれば、案の定印刷室に置き忘れていたのだった。研究室受付で笑われた。もの忘れがひどくなったわい。身慎莫だにすらさへおぼつかない。
18:00開始の編集会議へ行く。締切の原稿はもう一両日待ってもらい、仕上がった分だけお渡しした。本日の検討課題は得意分野だったが、襲いかかる睡魔と懸命に闘う。写本を確認して来いとの宿題を与えられる。しかし、審議はサクサク進み、ななんと21:00前に終了。家に帰って風呂に入り2階のダイニングに忍び足で行るまで、家人は誰も私の帰宅に気付かない。みんな刑事ドラマに見入っている。きゃ~、お父さんが!と悲鳴を上げられた。2世帯住宅とはいえ、あんまりだ! というか、無用心極まりないぞよ。