そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月15日(木)3:00@Seattle

2010年04月15日 | Seattle日記
 昨日は食べ過ぎた! どうして欧米の料理は、あんなに量が多いのだろう。半分か、3分の2で満腹になる。昼はちゃんとしたランチを食ったので、いつまでも腹が空かなかった。それでも、20:00近くになったから、太い生ソーセージを1本茹でて炒め、キャベツとホウレンソウの温野菜を付け合せて夕食にした。肉は久しぶりである。

 そうしたら、なんだか急にエネルギーが充填された感じで、ちょっとハイな気分になった。Aurora Ave.のバス停で営業しているという玄人筋のお相手も、ひょっとしたらできるかもしれないぞよ。でも、A先生も相場はご存じないとおっしゃったし、そうした場合も、アメリカではチップ15%なんだろうか? 教師危ふきに近寄らず。授業の予習でもすべい。

 1$札が本当に必要だ。宿舎のチップとバス代。昔の板垣退助ですな(分からんだろうなあ)。

 ガマ仙人先生に、「アメリカ」の枕詞は「ひさかたの」であることを教えていただいたから、さっそく授業で使ってみよう。今日は歴史的仮名遣いと定家仮名遣いの話をせにゃならん。

4月14日(木)15:30@Seattle

2010年04月15日 | Seattle日記
 Seattleに来て2週間経ったが、ようやく意を決してダウンタウンへ出かけることにした。1$札2枚を握り締めてバス停で待つことしばし、25番のバスに乗り込む。時間帯によって料金が異なるし、上り下りで支払いのタイミングも異なるので、初心者はオドオドしていたが、運転手さんが親切に教えてくだすった。

 Harvard Ave.E.を南下して行くので、心理学のN教授が住んでおられたというアパートはこの通りだったかと目を凝らすと、いやはや高級住宅地ではあ~りませんか。まあ、そうだろうなあ。

 2nd Ave & Pike Stで下車。パイク・スペイス・マーケット(画像)はすぐそこである。ブタの募金箱にご挨拶。ここは何と申しましょうか、錦市場かアメ横かという感じで、確かに宿舎近くのスーパーより安かった。威勢のよい魚屋が名物らしい。スターバックス1号店は、一応写真だけ撮って娘に送信した。誰しもが写真を撮っているが、何がありがたいのか理解しがたい。ランチを、A先生に薦められた「CAFE CAMPAGNE」というフレンチレストランで摂る。グラスワインは白(シャルドネ)にした。スープは日本で毎朝私が作っているようなやつ。メインディッシュはサラダの中にツナ缶の中身みたいなのが押し込んであり、アンチョビが乗って、さらに八丁味噌?を塗りたくったフランスパンのスライスが重ねてある。どう味わっても八丁味噌だが、何ならむ?

 マーケットの南端あたりにあった、アンティークとネイティブの民芸品のお店が、なかなか気がきいていた。お土産に目星をつけておく。また来ることもあるだろう。SAM(シアトル美術館)はショップだけのぞいたら、日本モノというか、面妖なものがいろいろ売れていた。

 もういいやと見切りをつけて、 3rd Aveで25番のバスに乗り、もと来た道を帰った。最寄りのバス停に着いて少し歩いたところで、米国人にバス停の場所を尋ねられたから、教えて進ぜましたわ。ふう、これでバスの乗り方が分かったわい。

 25番のバス停は、いつも買い物をするスーパーのすぐ横にある。今夜のアルコールとして、南アフリカ産の安~いワインを選ぶ。野菜売り場のアーティチョークが、この間から気になっているが、調理法が分からない。塩茹でにすればよいらしが。そのうちチャレンジしてみよう。