そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月3日(土)7:30@Seattle

2010年04月03日 | Seattle日記
 現在の気温は5℃だとか。さ、さぶ~! 昨夜は、宿舎の1階下の部屋(私の部屋は3階建ての最上階の奥角部屋である)で、2時3時までどんちゃん騒ぎをされて参った。男女の嬌声と言うか、女性の悲鳴のごとき声までもが響き渡り、果ては歌を唄い始めやがった。修学旅行の生徒が興奮しているみたいだが、アルコールが入っていたようだ。語学力不足の日本人は、触らぬ神に祟り無しの泣き寝入りをきめこむ。

 画像は、宿舎からWash大学(以後「洗井大学」とでも称するかなあ)のキャンパスへと続く小道脇に生えていた土筆?。なにしろ巨大で、15cmくらいもあろうか。巨大スギナもたくさん生えておった。採って来て食ってみるかな。

 娘は、辞令交付の翌日から残業をさせられているという。なかなか人使いが荒いようだ。就職先では、私の娘であることが知れ渡っているらしく(挨拶をしまくったからな)、配属部署の方々も、よい人ばかりとのこと。一種の接客?業務だが、学生時代のアルバイトで鍛えられているから、即戦力という点では満点だろう。

 ところで、悩淫法師の和歌について、お尋ねの向きがあったので、ご解説まで。

  都をば霞とともにたちしかど秋風ぞ吹く白河の関
     能因(俗名:橘永=たちばなのながやす)

4月2日(金)23:00@Seattle

2010年04月03日 | Seattle日記
 午後から最初のクラスに参加する。拙著をテキストとして販売、儲かったぞ~!? 内容は文法的な分析が中心だが、なかなか高度。梅ちゃんなんか、あなた、ついていけないかもしれないよ(課題とした文法のワークブックは、ちゃんとやったかな?)。「ながながし夜」の「ながながし」は、形容詞の語幹が連体接続している(cf.「うまし国」)だとか、シク活用形容詞の連体形は成立が遅れるなどという説明に、皆さん頷いていらっしゃるのだから…。

 画像はWash大学の教室棟内。確認できないとは思うが、正面にビル・ゲイツのご母堂の肖像画が掛けられている。15:30から言語学のcolloquiumを聴講した。その後、A先生に院生用図書館を案内していただく。金曜で利用者が少ないよし。しかし、巨大。閲覧スペースが十二分、いや十五分に取られている。ウチの大学のK図書館長が訪問して感激したというのは、ここのことだろうか? 世界最大の本というものを見た。また、カラスが文字を加えて飛んでいるモビールがあった。

 帰路はまた雨に遭う。四六時中、降りみ降らずみ、定めなく時雨みたいに降っている。近くのスーバーに立ち寄って、午前中買いそびれたものなどを仕込む。夕食はA先生にお借りした炊飯器でご飯を炊き、生サーモンを炒め、ホワイトアスパラを茹でたものを付け合せた。宿舎の部屋にはキッチンが付いていて、電子レンジもある。ルクエの「スチームケース」を持って来て大正解だったわい。酒はオレゴン産のロゼワインにした。

4月2日(金)11:00@Seattle

2010年04月03日 | Seattle日記
ああああ~、シアトルは今日も雨だった~♪

 A先生の奥様と二郎君に、Uwajimayaという日系スーパーに連れて行っていただいた。巨大! また何でもある。これだけ揃っていると、アメリカに居る甲斐?がない。当面の食料品などを調達。なんと仁多米清酒「李白」まである。ついつい島根産品を買ってしまった。まッこと、アメリカに居る甲斐がないわいな。

 画像はレジの手前で売っていた「BOTAN RICE CANDY」というお菓子。文旦飴そっくりの味で、オブラートに包んであるのも一緒だが、やや小さい。パッケージに牡丹と犬張子が描かれているから、「BOTAN」は「文旦」ではなく「牡丹」なのであろう。「獅子」ではなくて「犬張子」というのがふるっている。おまけにシールが入っていて、テイストは完全に昭和30年代。こいつを土産に大量購入しようかなあ。1ヶ99¢でありました。

 A先生の坊ちゃんがたには、娘のアドバイスにより「コアラのマーチ」を差し上げたが、好評のよし。こちらにあるのは味付けが日本のものとは違うそうだ。