そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

1月31日(火)短冊屋?訪問

2012年01月31日 | 公開

 午前中にE研究科の修士論文口述試験が1件。私しゃ副査なのだ。30分刻みのスケジュールで、延長しないように質問をし、所感を述べておく。評価の仕方は研究科ごとに趣が異なるので、主査殿にお任せした。自分のところはもっと辛い点をつけるかなあ。しかしまあ、修士論文としては水準以上のものであった。

 13:00からの社会人向け講座までは時間に余裕があったので、地下鉄を乗り継いで築地まで行き、「築地布恒更科」でりんだもぢることにする。戸を開けると私が一番客。フロアの若い衆に、お久しぶりですと言われた。ううう、終に顔を覚えられたか。まあ、りんだもぢり用のマイ箸を持参する変な客だからなあ。牡蠣天そばを注文。伊予柑切りに心惹かれたが、食べ過ぎを懸念してぐっと我慢した。

 地下鉄でひと駅なので、「築地布恒更科」の前の通りをずうっと北へと歩いた。途中、古い建物もちらほら。空襲を受けなかったところがあるらしい。りっぱな看板建築は、鶏肉鶏卵屋さんだとか。

 

 ふむふむ、ここが新富座の跡か。道すがら、左右を見回せば面白や。青森の特産品店や、九州産の焼酎を実にたくさん扱っているお店などがあった。鍛冶橋通りを右折して到着。

 社会人講座は本学期最終回。2月は超多忙なので、1月のみの4回にしてもらった。先週、西行法師の話をしたので、今日は鴨長明を取り上げ、講座全体の締めくくりをして、オマケに短冊の書き方をレクチャーした。

 講義終了後、一部受講生の方から短冊屋へ連れて行って欲しいとのリクエストがあって、地下鉄に乗り「文行堂」へご案内する。番台?には幼稚園児のSちゃんが出て、切り紙遊びをしておいでだった。キツネのお顔があったので、これはいくらですか?と聞くと、20円!とのお答え。かわいいねえ。消費税は?と重ねて聞けば、いりません…ですと。番台?の左手にはSちゃんがお書きになった絵短冊?が飾ってある。これは傑作だが、非売品だろう。もし「文行堂」へおいでの節は、忘れずぜひ拝見されたし。うち笑まるる…とはこのことである。

 お騒がせ料に1枚と物色し、千家尊福をもらう。「雪中早梅 雪のうちににほへる梅の色みれは/しをれぬ松も色なかりけり 尊福」。まあまあ、時節がら悪くはないでしょう。

 お茶に誘われたが、結局「蓮玉庵」へ入り、せいろを1枚りんだもぢった。ご馳走になりました。

 上野駅構内でワインなどを購入、近所の八百屋ではにんにくの芽や苺を買った。苺は「JBBステビア農法」による紅つやか」という品種だとか。これが滅法界に美味いので、昨日も今日も1パックもとめてしまった。旭市産とあり、本日の鴨長明の講義では、銚子のことを話題にした(長明には現在の銚子市~旭市辺の風景を詠んだ歌があるのだ)ので、いささか因縁を感じた次第。帰宅後、尊福短冊をダイニングに掛け、にんにくの芽炒めを作った。

 


1月30日(月)講義は終わり

2012年01月30日 | 公開

 先週、某出版社の編集担当から電話がかかってきて、先生、お原稿は?と言われた。昨年、E学部のK名誉教授から、このたび編集される一般向けのご本に1本書くよう頼まれていたのをすっかり忘れていた。1月20日が締め切りだったのだ! 原稿用紙40枚の依頼だが、34枚でよいと言われる。1枚も書いていないので、まいった。月末までにとは、ご無体である。もう1週間延ばしてもらい、さらに1日。要するに2月6日までに必ずということにした。

 で、この土日でほとんど書き上げた。今週は修士論文や卒業論文の口述試験が目白押しで、レポートの採点もしなければならぬ一方、木曜までは研究指導え演習の授業がある。

 新しいことを加えなければならないが、じたばたしていると光明は射すものである。別に1本、論文が書けそうなネタを見つけた。

 今日は朝いち演習と講義の最終回。演習はまとめで、受講学生ひとりひとりに総括させようかとも思ったが、面倒なので昨夜気がついた新発見について話した。講義のほうは、先週が補講日で授業がなかったので、実にちぐはくになったが、何とか話にけりをつけた。1学期だけのピンチヒッター(サバィカルの先生の替わりの担当)だから、まあ好きな事を好きなようにしゃべらせてもらった。1年生が多い講義だが、ちと専門的過ぎたかも知れない。

 昼食は「たかはし」で刺身定食。E研究科から今日明日使える昼食券をもらい、本番は明日なんだけど、今日使っちゃった。隣の先客が鰤を注文したので、仕方なく鮪にした。右に同じでは沽券に関わる? 腱鞘炎がまたひどくなって、どんぶりの重さが左手にこたえた。

 14:00からA君相手の特殊演習を2時間。テクストの仏教的な話題が多い部分だったので、本チャンの僧侶であるK君に隣に座っていてもらった。四月八日に校注本は何も注を付けていない。K君が鋭く指摘。やはり餅は餅屋である。

 A教授からゼミ合宿のお土産を頂戴した。かたじけなし。K教授はお声が出ないそうだ。おいたわしや。豆腐と団子と苺を買って帰宅。冷蔵庫の中に居るみたいに寒い。


1月27日(金)花札演習終わる

2012年01月27日 | 公開

 花札演習の最終回。トーナメント形式で花合わせをやってもらい、優勝者に賞品を出す。例年、韓国の留学生が優勝したきたのだが、今日は欠席だったので、日本人男性が優勝、拙著CDブックを進呈した。

 明日は博士論文の構想発表会の後、臨時教室会議を開かなければならないので、その資料を印刷する。同居人の命令で「緑の豆」にてコーヒーを購入。自宅にミル付きのコーヒーメーカーを買ったので、焙煎したままの豆でいただく。コロンビアの何とかかんとかいうのにする。

 夕食後、ひと寝入りしていたら、原稿催促の電話あり。平身低頭。確認メールが文字化けしていたのだ。まあ、何とかなるでしょう。


1月26日(木)勘違い

2012年01月26日 | 公開

 博士の研究指導はキャンセルになったので、修士の演習からスタート。来週まで授業だが、担当者が博士課程の入試をひかえているので、あっさりと済ます。変な本文異同があって悩んだが。

 早仕舞いにして研究指導室を出ると、廊下の掲示板に、原発問題のシンポジウムの案内ポスターがやたら貼ってある。なになに、27日18:00より、×××教室、山本太郎来る…? そ、そりゃ18:00まで私がT学部の演習をやっいる教室じゃないか! 慌てて学生担当に問い合わせると、そんなことは聞いておらんと言われた。40名の演習で、小さな教室何だがなあ?と訝しんで、よくよくポスターを再確認したら、まったく別キャンパスの教室なのであった。ああ、勘違い。

 中国のS大学で講師をしている研究室の後輩I氏が訪ねてきてくれた。確か昨夜電話をもらったのだが、寝ぼけていたみたい。岩波の『文学』の抜刷などをいただく。I氏は「少年老い易く学成り難し…」のことわざのルーツは、朱熹なんかではなく、日本の五山僧らしいということを突き止めた御仁である。A君からもらった亜爾然丁のチョコレートを供し、珈琲を淹れた。

 中国ではここ10年くらい、日本の古典研究が進んだという。昔々、私のところへ来ていた北京S大学のSさんのことなどを噂した。お子さんが生まれたとか。中国の事情は私はさっぱりである。廊下を中国に詳しいK准教授が通りかかったので、招じ入れてチョコを差し上げた。K准教授はI氏と学部同期だとか。そういえばその期は、大学教員や研究者になった人が多い。私の期は2人だけだったけど(日本語教育研究科のK教授)。

 続いて、このたびめでたく渋谷神道大学への就職が決まったS君に来てもらい、私の論文をチェックしていただいた。何でも彼の言う通りに修正することにする。書いた内容について、今のところ考える限り世界で一番S君が詳しいので、まことにありがたや。謝礼が少ない分は個人的に上乗せするからね。悪いようには致しません。

 学生の研究会は本年度最終回。最後の、少し長く面倒な部分だったが、無事に読了。皆で「AMA」へ行く。


1月25日(水)予備、後備、国民兵役

2012年01月25日 | 公開

 11:00に大学院の教務に呼び出される。いろいろ不手際があって平身低頭する。すぐ処理できるかと思いきや、存外時間がかかったので、15分遅らせてもらった学生との面談が、さらに15分遅くなった。

 その面談とは、12月の卒論仮指導の結果、より適切な教員へ指導変更すべきケースが若干生じたうちの1件であり、J教授から私へ変更の学生にお会いしたという次第。今まで私の担当科目は全く履修していないというが、まあ、よいでしょう。

 12:20から教室会議。1時間ちょっとかかった。今日は欠席者が目立つ。

 14:00から来月の重要業務に関する説明会が行われ、すべからく出席すべしとのお達しである。今回は兵力払底のため、予備役、後備役どころか国民兵役まで召集されるらしい。敗戦間際のドイツ第三帝国みたいだ。担当教務主任のご説明は、大学全体の方針にところどころ疑義を呈するというか、異をとなえるの体で、まあ、フランスなんぞを専門とする御仁らしい至極誠実な態度なのだろうが、兵として動員される者としては、命令は単純化していただかなくてはたまったものではない。「官僚的」とは、我ら人民の受け取り方を斟酌しないことなのであ~る。

 問題は携帯電話なのだ。携帯を鳴らしたり、振動させることを「鳴動」と称するとは、恥ずかしながら初めて知った。「携帯鳴動して不正一件」と言ったら、隣に座っていた日本史の女性教授が、はははとお笑いになりましたぞなもし。

 引き続いて教授会。これは存外早く済むぞと思った通りで、17:30には終わった。副学部長殿の甲高く間断の無いお話しぶりには、途中で吐き気をもよおしてたが、受忍限度の内で済んだ。

 とっとと帰宅する。先日K君にいただいた「姥捨正宗」で晩酌した。

 大阪へいらしたというK教授からいただいた「阿闍梨餅」も、さっそく家族でいただいた。でも、京都へいらしたのかなあ?


1月24日(水)思考停止

2012年01月24日 | 公開

 午前中、歯医者へ行く。左奥歯の歯茎の治療はうまくいって、被せものの土台になる金属を入れてもらった。これで一ヶ月ほど様子を見てから、何を被せるか相談しましょうということになった。歯垢がつかないようよく歯ブラシを使うよう指示される。

 昼は「渡邊」でせいろをたぐる。ここの客層はおじさん、おばさんばかりで、実に好もしい。ずずずっと蕎麦を吸い込む姿が見事なサラリーマンがおいでだった。いや、実にビジネス街の蕎麦屋としてあらまほしき風情である。

 社会人講座へ移動。事務所へ顔を出すと、所属学部の事務所から緊急連絡が入っていた。トラブル発生。今日は大学へ寄る予定は無いので、適当にあしらう。さて、雪が降ったので、講義内容の一部を急遽変更した。終了後、『江戸楽』という雑誌のインタビューを受ける。そのうち記事になって載るそうだが、恥ずかしや。講義中の写真まで撮られたわいな。

 上野駅でヌードの絵葉書を買った。明日は教授会だから、A教授に1枚差しあげよう。

 18:00からの編集会議に早めに到着すれば、他の委員は19:00に遅参するとのことで、がっくり。あれこれ打ち合わせや、一部先に検討を行ったが、疲れてきた。結局終わったのが22:00近くで、途中、1時間ほど思考停止していたような気がする。土産に最中を持っていったから、許してくださいまし。


1月24日(火)今朝は主夫

2012年01月24日 | 公開

 大雪である。昨日から同居人が科学研究費の出張にでかけたので、午前4時起きで娘の弁当を作る。まず、飯を炊く。といでから30分水にさらし、炊飯器をかける。おかずは多めに作らないといけない。ホテルの朝食ビュフェよろしく、娘が自分で好きなものを選んで詰めて行くのである。残ったものがすなわち朝食のおかずとなる。以下の10品を30分ほどで作る。

 食費を入れさせているが、それなら弁当作れと要求された。月3万円で原則三食賄ってもらえるなんて、なんとよい条件なのだろう。遅刻しそうになると、大学教授の運転で駅まで送ってもらえるしね。隣の家が外壁工事を始めたので、車にはカヴァーをかけてしまったから、今朝は送れないよ。早く起きてね、と今は6:10amなり。

 塩麹を使い始めたが、存外加減が難しい。ついつい塩分が多くなりそう。


1月21日(土)オイスター

2012年01月21日 | 公開

 岡山のKさんから牡蠣をどっさり送っていただいた。殻付きと剝き身とが詰め合わせてある。私は腱鞘炎で処理ができないため、姑に殻を開けてもらい、さっそく生で頂戴する。いくつかは焼き牡蠣にしてみたら、こちらも絶妙のお味であった。

 牡蠣といえばワシントン州だが、『あの日、パナマホテルで』はすっかり気に入ってしまった。舞台となっている街のニュアンスが分かるということは、こんなになつかしく感じられるものかと思う。NYもしばらくは歩き回ったけれども、やはり2ヶ月あまり暮らしていささかの土地勘を得たシアトルは格別である。

  …バッドはその古いレコードを使い古しの宇和島屋スーパーの袋にすべり込ませ、差し出した。…(p64)

 パイオニアスクエアからインターナショナルディストリクトにかけて、目をつむると通りと街並みが手にとるように浮かんでくる。宇和島屋へは定期的に食料品の買い出しに出かけたし、散髪してもらいに行った理美容院も小説の舞台のあたりだろう。パナマホテルも何度か覗いてみた。

 修士論文をとにかく早く読み終わらないといけないが、ついつい小説に行ってしまう。今日は食べ過ぎた。舌先が痛くなってきた。


1月21日(土)桃の会

2012年01月21日 | 公開

 10:00から桃の会なので、会場準備のため早めに家を出たら、JRが止まっている。迂回して開始50分前に大学に到着。

 ガマン専任先生から、終了後、筒井先生をお蕎麦屋へご案内すべしとのご指示があった。やっぱり「志ま平」かなあ。電話したら、何とか大丈夫とのこと。今日は大寒、雨まで降っている。タクシー2台に分乗して牛込中央通りへ。

 筒井先生は二色とかけをお召し上がりになり、ご満足いただけたようだ。

 腱鞘炎は全然よくならない。もうかれこれ2ヶ月にもなる。もはや衣服の着脱だにすらさへ不自由で、完全な要介護状態となってしまった。手首が痛くて痛くて、それは猛烈な痛みがのべつ幕なしに走るのだ。下着が引き上げられないし、シャツのボタンも自分では掛けられず、情けない。身じんまくはすべてに同居人の手を煩わせる始末。まあ、配偶者なのだから、よろしく頼みます。今日はまた迂回乗車した電車が殺人的な混みようで、吊革に必死につかまったため変な力が入ったから、左手の腱だの筋だの筋肉だのが、滅茶苦茶になった。ドミノ倒しのように肩も凝るし、腰も痛い。誰か助けて!

 


1月18日(水)会議日

2012年01月18日 | 公開

 朝いちで床屋へ行ったら、頭が寒くなった。失敗、失敗。

 14:00から会議。早めに行ってあれこれ雑務をこなす。修士論文を読まなければならない。私しゃ卒業論文より、修士論文のほうが数が多いのである。会議自体も存外長くかかった。

 ジェイミー・フォード『あの日、パナマホテルで』(集英社文庫)を読みはじめた。舞台がシアトルだし、パナマホテルもわざわざ見物にいったから、なまなましい感じがする。

 夜はお稽古事。先般の歌会始を細かく吟味する。選者永田和宏氏の歌がよかったなあ。選者と言えば、N教授もTVに映っておいでだった。講頌のS教授と、ウチの大学の教員が2名も関係していることになるなあ。

 S君と「AMA」へ行ったら、Oさんたちが食事をしておいでだった。ワインなど少しお裾分けした。

 


1月17日(火)西へ東へ

2012年01月17日 | 公開

 痛風の病院へ行く。電車が遅れているので、××までそのまま行って乗り換えるよう車内アナウンスがあった。予約時間ぎりぎりに到着。血液検査をして診察室の前の待合席でうつらうつらしていたら、やあ!と声を掛けられる。桜上水大学のK教授だった。K教授とは修士課程同期入学だが、同じくY先生が痛風の主治医である。最近、お前のところの大学は文科省に従順で情けないと言われた。今や文科省に平然と逆らっているのは、帝大とKOくらいだろう。それにしても、たしかに昨今、ウチは従順であるわいな。お前のところがそうだから、私大は右に倣えとなるのだと、またまた苦言を呈された。

 調薬に時間がかかって、いらいらする。何でもかんでもジェネリックに換えるよう勧められた。もうあまり時間も無くなったので、りんだもぢるのは西新宿で済ますことにして、郵便局近くの「渡邊」の暖簾をくぐった。何年ぶりかな。ここは、フロアのお姉さんの対応が大層感じがよい。あつもりをたぐる。

 地下鉄に乗って社会人講座へ。講師控室に辿り着き椅子に座ると、地震があった。さて14:00から90分喋くってから、15:00までに大学へ移動しなければならない。ところが、事務所へ出席簿を返しに行くと、ちょいとご相談が…ときた。はいはい、メールをくだされば何でもいたしますですよ。

 とても15:00には着けそうもない。担当に断りの電話を入れたが、15:05には到着できた。さる重要書類の提出締切だったのだが、私より遅れた御仁もいた。なあんだ。真面目に考えて損したぞなもし。


1月16日(月)オンデマンド収録

2012年01月16日 | 公開

 久しぶりに演習、講義と午前中を過ごし、13:00から正門近くの号館地下のスタジオでオンデマンド授業の収録があるため、神速で「たかはし」の刺身定食を摂る。この間は満員で入れなかったので、年明け最初の刺身定食となった。お年賀のタオルをいただく。

 「たかはし」は最近、ものすごく混んでいる感じがする。まあ、これだけ良心的で美味い店だから、当然といえば当然であろう。私もどこで昼食を摂ればよいか尋ねられると、躊躇なくご紹介申し上げている。

 オンデマンド授業の収録は、要するに、コースの紹介の部分を修正するため撮り直した。卒業のための単位要件が変更になったり、新規嘱任の教員が生じるので、仕方がない。コース主任としてのお仕事である。時々言い淀んだり、原稿に不備があったがアドリブで胡麻化し、一発でOKとする。まあ、どうでもいいや。

 特殊演習は、受講生がまだ亜爾然丁から戻って来ていないので、木曜に延期になった。したがって、今日はもう帰宅する。

 車にガソリンを入れに行き、満タンにした。宍道湖産漢しじみの残りは夕食にすましにした。同居人に任せるとトホホなものに仕立てられてしまいかねない(彼女は味噌汁がお嫌いなのだ。嫌いなものを上手く作れるわけがない)、自分で作った。白木の椀では、ちょっと感じがでないかな。

 で、松江人はしじみの身を食うから、当然殻入れが必要となる。外でしじみ汁をいただく時は箸を使って上品に食うが、家では構わないから、手でつまんで食ってしまう。


1月15日(日)休日出勤

2012年01月15日 | 公開

 センター試験はいろいろトラブル続きらしいね。面接のため休日出勤。センター試験とは一切無関係である。海外の会場とテレビ会議システムで結んで、私は5名面接した。ひーこら。教務委員のT先生は、10名だとか。

 昼はA君御用達の「金城庵」へ行く。上天ざるを奮発。海苔の香りがよかった。

 帰路、魚屋に宍道湖産の寒しじみが売れていたので、思わず購入。1キロほどで、結構大粒。同居人に頼んでおつけにしてもらったが、取り合わせた味噌が全然ダメであった。しかも、こりゃあなた泥蜆だがね! ぺぺぺのぺ。松江人がしじみを食する際には、殻入れが必須。なにしろ、身を食うのが目的だけんね。東京人はバカにするが、しじみは身を食うものだと思うがねえ。


1月13日(金)面妖な苺

2012年01月13日 | 公開

 昨日、生協で届いた苺に、かかる面妖な粒が入っていた。同居人は、どういうつもりで入れたのかしら?と呆れているが、サービスだったんじゃないかな。感じが同居人に似ているといえなくもない。

 私立大学教授の1~2月は、殺人的な忙しさである。かてて加えて私はコースの主任であるからして、細切れにいろいろな書類の処理がまわってくる。吐き気がしてきた。