そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月24日(土)4:30@Seattle

2010年04月24日 | Seattle日記
 娘は高校生の時、オレゴン州でしばらくホームステイをしたことがあるのだが、「フルーツロールアップ」を買ってきてと幼児みたいなことを言ってきた。「のし梅」のようなものだったっけ? ならば「のし梅」を食え!

 昨日、スーパーで物色したところ、「all-natural fruit strip」というのがあって、どうもこいつが近いものだと思う。WA産。買って食ってみたけれど、まあ、不味いものではない。

 TVはケーブルテレビで、やたらチャンネルが多いが。ついつい「FOOD」チャンネルを観てしまいますな。このチャンネルの英語だけは、隅から隅まで完全に聞き取れる。しかし、アメリカの料理番組における砂糖・バターの使用量は、半端ではない。出演者も「ふくよかな」御仁ばかりである。私の贔屓は「Giada at home」というイタリア生まれのお姉様がやっている番組で、エラの張った顔で歯をむき出しにしてのべつ幕無しに喋くりまくるのがカワイイなと思わんでもないが、胸の谷間にはついつい目が引き付けらるる(自発の助動詞「らる」)ことに…。なにしろ、渡米前に離婚して来たからなあ。

 TVといえば、韓国ドラマが観られないので、禁断症状が出てきた。「風の絵師」を無料配信しているというから、アクセスしたが、日本国内からしか視聴できないそうだ。このドラマは一種「とりかへばや」的かつ推理小説的で面白い。

 大学院生の×××さんは、政府の奨学金を受けて韓国語を学んでいるとおっしゃっていた。アメリカ政府はこうした点、語学教育というか人材育成に極めて戦略的であると思う。昨今は韓国語とアラビア語に力が入れられているらしい。日本は、もはや世界の主導権を取る気などさらさらないから、どうでもよいのだろう。鳩山政権は、アメリカではまったくバカにされているし。

 しかし、例えばロシア語履修者には政府奨学金が付くとなれば、安定的に受講者が確保できるでしょうなあ、K先生。でも、日本には巨大諜報機関もないから、就職先に困るかもしれませんな。

4月24日(土)3:00@Seattle

2010年04月24日 | Seattle日記
 朝昼、無料のオートミールを食っているとメールしたら、2つ隣の研究室のT教授から、行列してもらっているのか?と返事がきた。ちゃいまんがな。インスタントオートミールをゲットしてきて、自炊の具にしているという話である。そのT教授や、E学部のN教授などと画策していたK文庫の件は、首尾よく進んだという情報が入った。学長への直談判が功を奏したわけである。まあ、こういうのは、時と場合によりけりだが、よかったよかった。

 新聞は、無料朝食をいただく部屋で読めるのだけれども、大学に行けば無料の日刊紙がある。なんでも滞在している大学地区で、銀行強盗があったらしい。物騒な世の中だ。FBIが捜査に動いているという。

 23日の朝は、大学の東に広がる谷のエリアを、ぐるりと一周してみた。ほぼ1時間、4kmほどであろう。湾に近いあたりは自然公園地区になっている。バードウォッチングの老夫婦の姿などが見られた。そこから大学のグラウンドに出るが、サッカー場?の芝生の上に、巨大なグースがたむろしていたのには仰天。ハスキースタジアムもすぐそばである。

 23日の授業も予定通り。A先生は会議だそうだ。ご長男の初聖体拝受も間近で、いろいろお忙しいご様子。

 夕食は、キャンベルのニューイングランドクラムチャウダー缶(2$もしない)に煮タラの残りを加え、無料朝食時に確保しておいた牛乳で溶いて煮詰めたものをメインにした。久しぶりに御飯も炊く。また、カボチャを買ってきて甘く煮てみたが、あまり美味くない。スーパーに干し葡萄が見当たらず、代わりに干しベリー?を加えた。大豆モヤシで作る即席ナムル?は、クセになってきたぞ。本日はベーコンをモヤシ大に細く切って合えたが、う~ん、ヤミ(yummy)つきになる味である…掛詞が分かるかな?