そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

8月29日(月)ヒアリング

2016年08月29日 | 公開

  台風が心配だが、13:00にヒアリングに応対するお約束があり、大学へ。その前に修士課程の院生と面談し、署名・捺印をする。

  会議室をセットし、お茶とお菓子を用意、先方が見えたので、当方のボスにお越しいただく。ヒアリングには、1時間半ほどかかった。

  終了後、ボスと「Cafe GOTO」へ。お忙しいご様子である。結局、最後までジョーカーを握らされているような…。ともあれ、この方といろいろ仕事が出来て、仕合わせだったと、しんから思う。

  あとはどのタイミングで、大学を辞めるかである。一部の同僚には、もういつでも辞めると宣言してある。同居人は納得していないが、あと12年で死ぬ予定なので、残された時間もさほど多くはないからね。

  神楽坂で、コーヒー豆とワインを買って帰った。同居人もインタビュー2件だとか。女子大学の何とかセンター長をお務めなので、あちらのほうが、ずっとお偉いのだ。謹んで、夕餉を準備申し上げておいた。


8月26日(金)町内会の寄り合い

2016年08月26日 | 公開

  19:00から町内会の寄り合いがあるため、姑殿と同居人のために夕餉の準備をする。一品、「軽井沢デリカテッセン」で買ってきた豚足の燻製、このままでは年寄りは食べにくいから、すっかり削ぎ落して、酢大豆と盛り合わせてみた。このグラタン皿?は、実に重宝である。

  寄り合いは、町内の居酒屋で、夏の行事の反省会と称し、その実、宴会だった。ウチは班長なので、こうした地域のお付き合いも重要なのである。町内会長さんは、元県立K高等学校の校長先生で、まあ、同業者である。若手の方も数名見えて、賑やかだった。指名されたので、「兵隊さんよありがとう」替え歌で、町内会長さんをよいしょした。こういうことには、おいらも、ソツが無い。

   今日もこうして飲めるのは 会長さんのお蔭です …会長さんよありがとう 〇〇〇〇会長ありがとう~♫


8月25日(木)ローストビーフ!

2016年08月25日 | 公開

  同居人から、16:00に富山から帰ってくると連絡があったので、早めに夕食の用意を始める。昨日、軽井沢デリカテッセンで買ってきたローストビーフを、とっておきのお皿に盛り付けた。姑殿と3人分なので、1人当たり70g弱というところだが、これで十分である。たいへんに、美味しうござった。


8月23日(火)~24日(水)夏合宿

2016年08月24日 | 公開

  大学院研究室の夏合宿@軽井沢。研究発表は1日半で6名をこなした。連夜の飲みは、持ち寄った酒だけで済ませたので、さほど残らなかったが、1人野宿?したのがいて、あんまり無茶はしないで欲しい。(汗

  最終日は、早く帰宅しなければいけなくなった人も出て、予定を少し早めて白糸の滝に行く。それから、旧軽井沢あたりで時間を潰した。まあ、文学関係では、室生犀星の旧居を訪ねたくらいだったが。

  「軽井沢デリカテッセン」で、ローストビーフほかをもとめる。車だと、遠慮なく買い物ができる。「中山のジャム」でも、赤ワインのコンフィチュールと、八重桜のジャムというのを買ってみた。近くのレース店で、同居人にお土産ももとめた。また何か、嫌味を言われるかもしれない。

  13:30に、軽井沢駅北口の下で解散する。高速道路をぶっ飛ばして帰宅。16:00前には家に着く。すぐに夕食の準備にとりかかった。同居人は明日帰って来るから、ローストビーフはそれからにしよう。20分ほどでおかずを作り、ご飯が炊きあがるのを待って、早めの夕餉とした。

   しっかりと学問をした感じがする。今年の大学院合宿は、充実したものとなった。 

 


8月22日(月)短歌を詠む研究室

2016年08月22日 | 公開

    夕食の後、風呂に入って、20:00過ぎから、このたび修士課程を終えて帰国する中国人留学生Lさんの送別会を開催する。各自に短冊を配布し、1首詠むよう指示した。とりまとめて、A君に読み上げてもらう。

    そのお人のために、詩歌を作って贈るという風習?は、美しいと思う。この点、短歌という容器?は、実に小さく、といって小さ過ぎず、心、思いを盛ることができる絶妙の形式なのではないか。そのささやかさ、時に安直さこそが、短歌というものの、実は身上なのではないかと、最近強く思っている。

    それぞれ、心のこもった歌であった。Lさんも、涙ぐんで喜んでくれたのには、感動した。愚詠。

          天の原 振りさけ見てよ とりがなく あづまみやこに 出でし月影(有若亡)

    Lさんの修士論文のテーマは、百人一首研究だったから、仲麻呂の歌をアレンジした。こういう歌は、そのお人のことを分かっているよ…と示すことが、肝要なのである。「あづまみやこ」は「東京」の和げで、「とりがなく」は「あづま」の枕詞、詰め物に過ぎない。

   これくらいの歌が、ささっと詠めないと、いかんのよ。ご精進あれかし、大学院生諸君よ。


8月22日(月)軽井沢合宿1日目

2016年08月22日 | 公開

  台風が心配だったので、早めに家を出て、車で軽井沢へ。途中、横川のSAで峠の釜めしを食う。予定より2時間早く、セミナーハウスに到着する。

  1名以外はほぼ時間通りに到着し、15:00から研究発表を行う。平安末期の私家集と、物語についての発表を聴く。それぞれ、面白うござった。


8月19日(金)~21日(日)気力は減退しつつも

2016年08月21日 | 公開

  家の中もごたごたしているし、気鬱が昂じて、自分自身をコントロールし難い状態になっているのだが、それでも予定はこなさざるを得ない。まとめて記す。

  19日は松阪へ行く。講演とワ―ショップのお仕事。名古屋で乗り換えて、講演開始の小1時間前に着き、歩いて駅近くの会場へ。三重県の高校教員の方々の研修会に招聘されたのだが、学生時代の研究会活動の後輩、同居人とは同期生のTさんが参加しておいでだった。久闊を叙す。退職までもう1年半だそうで、お互い、年をとりましたなあと、感慨深い。

  13:30から17:00まで喋りづめだった。この日は松阪泊で、駅前のホテルにチェックインしてさっとシャワーを浴び、ご接待をいただく。皆さんお車の運転があり、アルコールをいただいたのはTさんと私だった。Tさんとはもう1件、吉田類好みっぽいお店に入った。

  20日は、駅で老伴を買って、近鉄特急で大阪へ。鶴橋で乗り換え、梅田の古書店へ移動し、3点ばかり古筆を購入、松阪のギャラ?は、きれいに無くなった。それから地下鉄で日本橋へ移動、国立文楽劇場で同居人と落ち合って、素浄瑠璃を聴く。「蘭奢待新田系図」の復曲公演である。東京からも、見知った方々がかなりお見えであった。最後は鼎談で、K教授が軽妙洒脱な司会を務められた。ほんと、素晴らしい。

  新大阪へ着いたが、まだ時間が早いので、新幹線の切符をもとめてから、酒を飲んだ。隣席で独酌されていた女性と、少しお話した。日本酒党の女性は、奥が深いや。裂き烏賊の天麩羅が、美味かったであります。

  21日は、朝、小学校、中学校、高校と同期で、大学時代も近くに下宿していたので、いつもつるんでいたI君の、訃報を聞く。葬儀当日だが、慌てて弔電を打つ。患っているとは仄聞していたのだが、いささか、ショックである。

  さて、姑殿のガラケーが壊れたよしにて、同居人と3人で修理の相談のため街に行き、結局、姑殿と私と、スマホに乗り換えるはめとあいなった。商売、上手いね。遅い昼食は、伊勢丹の食堂で、チャーハンと餡かけ焼きそばと、青菜炒めをシェアして、美味しくいただく。

  I君の葬儀の様子を、知らせてくれた方があった。私の弔電、披露されたよし。弔意、ご遺族に伝わったと思いますとあり、お知らせありがたく思った次第だ。合掌。 


8月17日(水)やっと帰京

2016年08月17日 | 公開

  台風が心配だったが、飛行機は無事離陸。やれやれ、定刻到着の予定。ところが、隣の窓側席は発熱中のお母さんが、小さな男の子を連れて悪戦苦闘なさっている。もしよろしければ、非常口横の席が空いていますが、そちらに移動されますか?と、エア・アテンダントのお姐さんのお申し出に応じ、席を移る。そして、JAL名人会を聴きながら、笑っていたら、前の着陸機がバード・ストライクだとか。千葉県上空?で旋回すること30分。高校野球のシーズンだからな。じゃあ、バード・ボールは、「つくね」なのかな? バード・アウトは、何じゃらほい?

  品川で同居人と待ち合わせの約束が、30分延着で、京急に乗って急ぐ。品川のオイスターバー&レストランにて昼食。それから、京橋へ移動し、杉江みどりさんの切り絵展を鑑賞した。同居人の三味線の、前のお師匠の奥様であらせられる。素敵な作品でござった。

 


8月10日(水)おさんどんを務める

2016年08月10日 | 公開

  同居人は少し早めの新幹線に乗ったらしいが、先に夕食を摂るよう連絡がきたので、姑殿と二人で食事を始めることに。おっつけ、同居人が帰宅したら、食べるのだろうから、急いで3人分の分量にする。

  赤蒟蒻の残りで炊き合わせを作る。玉葱、馬鈴薯、人参に、冷凍の豆腐ハンバーグをカットして誤魔化す。卵焼きは、いつものように快心の出来である。

  ご飯は一工夫し、餅米に十分、中華スープの素を溶かした水を吸わせ、作り置きの酢大豆と干し蝦を加えて、炊飯器で普通に炊いたら、結構な中華おこわが出来上がった。松の実などが無くても、大豆で十分、それらしい食感は味わえる。

  そのほか、麻婆豆腐を作り、あれやこれやで結構豪華なラインナップを形成。赤ワインを開けて姑殿と半分飲み、残りは同居人のために残しておく。体重が最近、リバウンド気味で、とにかく外出しないので、明らかに運動不足だ。ど~したもんじゃろな~。

  仕事のほうは、さっぱり進まない。新書本を一冊書きたい。原稿を書き始めたが、優先すべきことがいろいろある。こうして私の人生は、終わっていくのかもしれないね。

    家にある 材見つくろひ 皿となし 心ゆたけき 夕餉したたむ(右往左翁) 


8月10日(水)赤蒟蒻

2016年08月10日 | 公開

  昨日もとめて来た近江の赤蒟蒻を、玉葱、人参、豆、ベーコンと炊き合わせてみた。

    私、大学のとあるサークルの顧問を引き受けているのだけれど、その前幹事長さんが、本日お誕生日だというので、一首、お祝いの歌を作ってみた。

    おごりの春 ふたとせ過ぎて 日盛りの 陽射しまぶしき 君にしありけり (右往左翁)

 もちろん、与謝野晶子の本歌取り。何のことはない、22歳のお誕生日おめでとう、と言っているだけなんだけどね。歌としては、悪くないように思う。ときに、自分のことが短歌に詠まれると、嬉しいものらしい。それならば、そんなのお安いご用だから、どんどん詠んじゃいませうか。

 最近、どこかの短歌結社に入ってやろうかなと思わんでもないが、そういうギョーカイというのは、どうなんだろう・・・とも思う。私のような自称インチキ歌人?は、とうてい、受け入れてもらえないだろうし・・・。

 西行のことが、西行がやりたかったことが、ほんの少し、少しだけ分かってきたような、今日この頃。


8月9日(火)なかつよ文学会常任委員会

2016年08月09日 | 公開

  日曜の23:59が所属学部の成績締め切りだったが、web上で処理した後、不完全なレポートだと思ったのが、提出の際の不首尾で、「コメント欄」に残り部分をぶら下げてあったのが分かり、成績変更のため学部事務所へ赴く。始末書を書いて、変更してもらった。

  昼飯は「高七」へ行く。ハートイランドはあっという間に空き、やはり冷たくした米の汁もいただく。こういうのを上客と申しますのじゃ。大女将は陛下と同年齢でいらっしゃるので、昨日の「お言葉」のことを話題にする。大女将も、ご成婚と数日の違いで結婚なされたのだそうだ。そうしたら揚げ場の大将が、ボクは皇太子と同年齢なんですよと仰る。いやはや、やむごとない天麩羅屋さんである。(笑

  事務所は明日から21日まで、一斉休業である。研究室で居眠りをしていたら、次期国際担当副学部長に就任されるK教授から、代講の人選について意見を求められる。いや、ご意向通りで結構かと思いますとお答えする。

  18:30から「なかつよ文学会」の常任委員会。その前に、少し買い物をした。滋賀県の物産を特集していたから、赤蒟蒻と、いさざの佃煮を買った。 

  委員会は20:00に終わり、夕食がまだだったので「十六公厘」へ。大将はおいでにならなかった。焼売と腸詰をお願いして、ハイボールを2杯飲む。同居人は関西出張で、帰宅してもつまらないからな。電話したら、同居人は、シープ書房の方と酒を飲んでおいででしたわ。


8月7日(日)家族で会食

2016年08月07日 | 公開

  同居人は明日からしばらく関西出張で、娘も勤務先の夏休みを利用してカナダへ行くというから、久しぶりに家族水入らずで食事でもという話となり、17:00に御徒町北口改札前集合と約束した。

  同居人は銀座で太棹のお稽古、私は「はいばら」へ短冊買いに出掛け、「丸善」でいろいろ本を購入してしまった。

  さて、時間通りに待ち合わせて、「故郷味」へ。このお店はなにしろ、中国人留学生のLさんが、都内で最も美味しい中華料理店と太鼓判を捺してくれたところである。羊肉の串焼きが名物だと思うが、皆で美味しい、美味しいといただいた。値段は、とにかくリーズナブル。Lさんの、まさに故郷の味なのであろう。堪能いたしましたわい。


8月6日(土)もものくわい

2016年08月07日 | 公開

  「もものくわい」の会場のお世話で、大学へ行く。今日明日はオープンキャンパスなので、ロックアウトではないけれども、教室貸与の関係で、参会者名簿を提出させられた。マイクを使うから、仕方がない。

  筒井先生はずいぶん早くおいでになった。2時間半ばかりお話を伺う。勉強になりました。

  先生方は精力をお付けになるべく、昼食へ向かわれたが、私は後片付けをして、神楽坂経由で帰路についた。「ギャラリー坂」へ行き、9月修了で帰国する修士課程の留学生に贈る記念品を、もとめに行ったのである。

  ワインなども購入したので、荷物が重くなった。同居人もオープンキャンパスだそうで、この時期、大学は、いづこも同じ…である。