学校法人の中枢というのは、りっぱなビルの中に居て四方を睥睨しているばかりで、現場の細やかな実情や悩みなどというものは、あまり理解してくれない。ガバナンス、ガバナンスと叫びながら、私の所管理事がいったい誰なのかも定かではないんだから、ガバガバだあ!
…と怒りまくっているのは、事務長に頼んでおいた調整が、どうにもこうにもうまく進まないからだ。時間との勝負なのに…。齷齪はもうやめて、研究に没頭したいよ。(涙
そういえば、光人社NF文庫の『陸軍人事』は、実に面白かった。官僚制度とはどういうことかよく分かったし、なるほど、日本は侵略戦争の準備などまったくしていなかったことが、みごとに証明されている。いや、準備もせずして、なりゆきで侵略にのり出しちゃったんだな。
理事連の視野にまったく入っていない第二高校の校長というのも、しんどくなってきた。来週末は年度最後の学校説明会だが、どう言ってアピールすりゃいいのよ? いや、よい高校なんだが、特殊過ぎる。万人向けでは決してない。
ただし、教育課程やらは、もっともっと改善しなければ、いかんのではないかな。学校の性格上、卒業式なんぞ行う必要は全くあるまい。その分、3年生をちゃんと3月末日まで登校させて、きっちり授業を続ければ、どんなによい成果があがることか。大学が今後、亜米利加みたいになったら、1クォーターまるまるである。もったいないこと、この上ない。これも授業料の内であろう。休み期間が長く、自由勝手にさせているのが、よいことなのかどうか、保護者の皆さまもよくよく考えられたし。