愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

東日本大震災写真展 八幡浜市民ギャラリーにて開幕

2012年03月03日 | 災害の歴史・伝承
記憶 忘れてはいけないこと~東日本大震災写真展~

本日3/3から3/25まで八幡浜市民ギャラリーにて「記憶 忘れてはいけないことー東日本大震災写真展」が開催されます。

この展示の趣意を八幡浜市役所のサイトから引用します。
 
「未曾有の被害をもたらした東日本大震災からまもなく一年。愛媛は、地理的にも被災地から遠く、直接的な被害が無かったことから、震災後も東日本とは異なり、平静な日々を送ることが出来ました。とはいえ、同じ国の出来事として忘れてはいけないことがたくさんあります。

しかし、遠く愛媛に住む私達は、知ることすら、まだ、完全ではありません。今、改めて震災の現実と被災者の現状を知り、その惨事を忘れないでいること、それが復興支援の基礎であり、一番大切なことだと考えます。

本展は、震災直後から被災地を撮り続けている日本経済新聞社の報道写真と、「復興の狼煙プロジェクト」ポスター、昨年12月にモロッコ王国にて開催された「日本展」で紹介した震災写真展の報告の三部構成でご紹介いたします。」




あと一週間で震災から一年。

一年の「区切り」によって、震災の現実は人々の忘却作用によって「過去」化される危惧を感じます。

愛媛において、現実を直視しつづけるためにも、この展示開催は意味のあることだと思います。

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