TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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前橋市が「特色ある通り」のアイデア実施に助成

2008-04-21 20:56:58 | 地域産業
 前橋市は商店や商店街組合の特色ある通りづくりを支援します。通りのコンセプトを公募して集客力アップにつながると判断した場合は店舗改装や家賃、広告宣伝費の一部を助成します。前橋市は古い店構えが集まった「レトロ通り」や、ラーメン店が並ぶ「めん食い通り」、おしゃれを発信する「ファッション通り」などの魅力あるアイデアを募集する計画です。

 かつてある商店街振興組合の理事長が商店街が集客力を回復するには同業種の店が数多く一箇所に集まり顧客に比較購買の楽しみを与えることが必要だとの話を聞いたことがありました。前橋市が助成の対象にしているのはこの考え方そのものです。私が理事長に聞いたのは12年前ほどでた。遅ればせながら理事長が話していたアイデアが実施させそうです。

 さて、地元伊勢崎市でもこのような通りが出来れば衰退している商店街に人が戻ってくると思います。今でも伊勢崎市の中心商店街を歩くと「和菓子店」が半径300メートルの中に4軒あります。それぞれが特色ある名店です。それらが一つの通りに集まればほんとうに魅力的な商店スポットになると思います。

 下の写真はその「和菓子」の四店です。下の写真は「親玉本店」です。名物「親玉まんじゅう」は小豆、ゆず、抹茶、ごまなどの風味豊かなあんが楽しめます。


 下の写真は「舟定屋」です。この店の「絹のながれ」は伊勢崎絣の反物をモチーフとした丸筒の中に本練り羊羹が入っています。


 下の写真は「赤石屋」です。この店の「明石最中」は伊勢崎藩主の紋と明治時代の学校の門柱をかたどったものです。


 下の写真は、「松露庵」です。この店の「絹衣」はぎゅうひであんを包んだものを最中種ではさんだものです。


 これらの和菓子店はそれぞれが創意工夫して地元の名物を作り出しています。これらの店が並んでより一層切磋琢磨すればほんとうに魅力的な商店街になると私は思います。