TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

平成19年工場立地件数で地元群馬県は全国2位

2008-04-01 22:08:47 | 地域産業
 地元群馬県で平成19年に企業が工場用地を取得した件数は98件で全国2位であったことが工場立地動向調査で分かりました。しかし立地面積は平成18年の3位から9位に低下しました。

 地元群馬県は都心部に近く、自然災害が少ないことから安定した工場用地需要がありますが、4年後の北関東道の全面開通を見込んで北関東3県の競争が激化しています。県が造成する工業団地の残り面積は、茨城県が約約200ヘクタール、栃木県が約130ヘクタールに対し群馬県は約30ヘクタールです。
 下の写真は伊勢崎三和工業団地の未分譲の土地です(6.5ヘクタール)。


 地元群馬県は県内4ヵ所を工業団地の候補地として調査しており、新たな用地開発を急いでします。下の写真は伊勢崎市が企画している伊勢崎市宮郷地区の工業団地候補地です。計画地面積は59ヘクタールです。場所は清掃リサイクルセンターの北の農地です。


 企業誘致は地元に雇用や税収アップをもたらします。しかし企業誘致も「光と影」があります。三重県亀山市がシャープを誘致した「光と影」について本で読みました。シャープを誘致したことにより税収はアップしました。しかし雇用は思ったほど生まなかったようです。それは人材派遣や請負による労働者が多く、地元雇用を生まなかったからです。

 工業団地の造成、企業誘致の企画はほんとうの意味での地元住民の生活を豊かにするものであってほしいものです。