(写真は、運動会での忍者ごっこでの4歳児橋渡りの術)
3日【さんぽに行こう】
どこの園でも散歩には気をつかいます。散歩マップなどが廊下に張り出されているとつい見てしまう。どこでもいいわけではありませんが、子どもたち冒険者、探究者ですから子どもなりの発見や楽しみ方を知っていそうですね。
私が市役所社会教育課の時代、青年教育担当から成人教育担当に変り、家庭教育学級を開くことになって2,3歳児の親さんを対象とする学級を開きました。10回講座です。親さんが家庭教育学級に参加しやすいように子どもの保育もしました。三多摩の社会教育ではようやく保育が始まるようになっていたのです。
保育士資格を持っている市民の方を2名お願いして参加者の子どもを保育するのです。予算の関係で2名の方しか委嘱できなの、10数人の子どもたちの保育は大変なものがあります。そこで、私も保育の手伝いに入りました。学習するのは親さんたちですから、学級の運営も親さんたちが主体となってほしいという狙いもあります。当時は福祉会館で家庭教育学級を開設していましたから保育は和室で行っていました。
でも、保育の手伝いと言っても何をどうしていいのかわかりません。そこで、保育ってなに?を感じたいために週1回、午前中に保育園に行かさせてもらいました。勤務時間中に職場を抜け出すわけですが、いい時代です。ま、家庭教育学級の保育のために勉強したいという理由だったので了承してもらえました。勉強というといってもなにをどう勉強すればいいのかわかりません。ともかく、市立保育園に行っていました。午前中ですから散歩に付き添っていたというか、ただ、ついて行っていただけのような気がします。それでも、いろいろな発見ができました。新鮮でした。
思い出2つ。
一つはお菓子の入っていたゴミ袋を大事そうに拾って、保育園に持ち帰っていた子どもがいました。そのことになにも言わない先生のことがわからなかったです。保育園に戻ってその子どもとのやり取りはどうだったのだろうか、今なら興味があり聞いていると思いますが、当時は何も言わない先生に、どうしてなんだろうの疑問しか持てませんでした。
二つ目は、子どもをブランコにのせながら♬ブーランコブランコ・・・♬と歌っている先生に、「今の歌は、なんて言う歌ですか」と聞いたら、「あら、私、なにか歌ってました」と返事が返ってきました。子どもと楽しいをつくる時、口ずさむことが自然なんです。生活化しているのです。子どもたちとは意識的に遊ぶのではなく、子どもとの生活を遊んでいるのです。
その後、家庭教育学級でも中日あたりに親子散歩の日を設けました。ここでもいろいろな発見がありました。
さて、『さんぽに行こう』は散歩の時に歌いたい歌ですが、遊びとして『数集まり』『イス取りゲーム』の2種類を紹介しました。ルールは簡単ですが、最近はなかなか楽しめない事情や状況があるようです。目の前にいる子どもたちに合わせてルールや遊び方、楽しみ方を変えてもいいのですが・・・。なにかが問われているあそびです。
4日【忍者でござる】
先週の『どうじゃ忍者』の続きというか、いろいろな術を組み立てながら忍者ごっこを楽しんでください。術と術の合間というか、場面転換に『忍者でござる』を歌うのも効果があります。
サマー・カレッジでは150人前後の大人が、とらわれている姫様を救いにいくというストーリーで忍者ごっこを楽しみました。抜き足差し足で歩いたり走ったり、川を渡ったり、壁を乗り越えたり、鏡の間にビックリしたり、やっと姫様をみつけてお終い。
京都でのサマー・カレッジでは、お姫様役は2年続けて宇治のよしこちゃん。なにせ姫様がとらわれてから、1,2、3・・・20数年経過していますから、すっかりお姿が御変りなって、・・・おいたわしや・・・。
みんなでよく笑って、よく遊びました。確か2年続けてやったような記憶があります。あそび心がふくらんで、先生じゃなくて子どもになれたんだね。
『忍者でござる』は運動会や発表会での実践も届いていました。
多くの国民が中止と言っているのにオリンピックをやめないのですね。やめられない事情や状況があるようですね。昨年、アベシンちゃんが「完全な形で」と言って1年延期したのですが、今をどう見ているのですかね。なにも見ていないか、考えていないか。とにかく責任を取らない人です。取れない人です。まさか今の状況を分かっていて8月に総理を辞めちゃったのかな。