つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信590号に更新 大学での講義は

2014年12月23日 | 抱っこ通信
12月6日以来、抱っこ通信が更新できませんでした。フェースブックには、その日その日を意識しながら書き込んでいますが、ブログにも記録として記さなければと思っています。この号は7~15日までの記録です。お付き合いください。

21日で、出かけての仕事・活動は終了しました。忘年会三夜、ギター技術を教授してもらう一日、伝票など帳簿と記録の整理、部屋の掃除など28日まで、のんびりの予定ですがそうはいかず、今日も一日あれやこれやで忙しかったです。


12月15日夜 町田市立こうさぎ保育園園内研修会

町田市で研修会は初めてです。公立の場合、一つの保育園を訪れると、何となくその町全体の保育園の匂いというか、色というか、伝わってくるのです。これは先生たちの集まりの場合です。ここに子どもたちが加われば大きく変わってきます。勿論、一つ一つの保育園のいろいろは違うのでしょうが、先生たちの集まりは雰囲気がわかるような気がします。
夜の研修会の終了時間が厳守です。みなさん家でも忙しいですからね。初めてということであそびの反応が新鮮でした。


12月14日

この日は投票日です。人と人のつながりを断ち切る(例えば、戦争とか) ものに立ち向かう政党、人が増えることを願っていました。投票率が低かったことは残念でしたが、その中でも、この道しかないという安倍政権に対峙し、しっかりとした別の道を提案していた政党が伸びたことには嬉しかったです。これからです。

さて、山梨大学教育人間科学部集中講義の二日目です。この日は広い多目的教室に教室を変更です。思い切りかだらを動かす授業です。9時からはダンスと集団あそびです。踊りの楽しさって、からだとこころを解放する。自分のからだとこころの主人公になる。からだと心に自由を獲得する。などと考えていますが、残念ながらは1曲だけしか踊れなかったので、楽しさの入り口に立ったというところでしたね。その前に『オチャラカホイダンス』『ジングルベルジャンケン』などを踊りあそんでしまったこともあります。

 集団遊びの前半は『ぐるぐるぐぐる』『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴー・ゴーゴー!』シリーズなどです。1人から始まって、2人へ、3人へ、全体へと、輪が広がって、つながりが広げていきます。人数が広がると、つながりが広がると、心の中になにが生まれるかを実体験します。もちろん「楽しい」も広がりますし、その質も変わってきますね。

集団遊び後半は『はれろパッ!』『入れて』『動物家族』『待ち合わせ!』シリーズで、みんなで関わって、混じりあって遊びます。単位は1人、2人、3人であっても、みんなに関わっていることを意識しながら、家族、種への帰属意識や人は仲間を決して裏切らないことや自らが孤立することはないことや遊びをあそびとして遊べる時代が必ず来ること感じてもらい、そんな話をしました。

次に遊んだ『化け比べ』『そうべえジャンケン』。どちらも絵本遊びです。『化け比べ』は松谷みよ子さんの「ばけくらべ」(福音館書店)から、『そうべえジャンケン』はたじまゆきひこさん作の「じごくのそうべい」(童心社)からの創作です。集団ジャンケンゲームです。一人はみんなのために、みんなは一人のために、を実感します。大学生でも最初はジャンケンひとつも相談して決めることが難しいです。

最後は『だるまさんがころんだピカリンバージョン(ダンビッシュ)』です。失敗しながら学んでいくこと、失敗してもあきらめないこと。挑戦することの大切さを体験します。どこまで通じたかな。

宮崎県串間市での保育士研修会と翌日の11園の年長さんとのあそびの会での『だるまんさんがころんだPV』の実践と、福井県の保育園での障がい児を巻き込んだ半年間の『だるまんさんがころんだPV』の実践の中で、あそびの中での子どもの変化と保育の中での子どもの変化、成長、発達との関係について話をしました。

午後は『おむすびころん』『だいこん漬け』『おなか』などで、相手に身も心も委ねてみて、相手に身も心も委ねる難しさ、楽しさ、喜びを体験し、相


手を、仲間を信じきる難しさ、楽しさ、嬉しさについて考えました。

授業の最後に、なぜ、『つながりあそび』なのかを、いのちの歩みと人間の労働と社会運動との観点から話させてもらいました。もう少しやさしく、わかりやすく、深くができていなかった。反省。

みんなまじめな学生です。一生懸命遊びます。ふざけて遊びません。遊びを楽しそうに学んでいます。もしかしたら、遊びをあそぶことがなかったのではとも思いました。ま、もう少しレポートや授業の情景を思い出しながら検討してみます。

大学の仕組みが変わる前に入学した4年生たちと他学年との大きさの違いが印象的でした。今年度も非常勤講師として声をかけてくれた加藤繁美さんに感謝です。


12月13日午前・午後 山梨大学教育人間科学部集中講義

科目は保育実践演習�。目標は「1.仲間といることが楽しい!あそぶことって楽しい!をまず体験する。2.あそびを通して、幼児の成長・発達にとっての『安心の世界』を考える。3。あそび・うたを通して、自分自身をみつめ、保育をみつめる。以上を柱にして、幼児期に体験してほしいあそびや音楽表現活動を実践的に学習する。」としています。実際にあそびを楽しみながら体験することと、感想の出し合ったりの話し合い活動や、レポートを書いたりで、二日間で15時間の学び合いの授業です。

一応レジュメを用意しましたが、ともかく歌います、遊びます、踊ります。午前中は、『元気いっぱい』の挨拶歌から入り、2曲目の『誕生日って』をみんなでうたって、「子どもたちに、(仲間の中で)生きている(生きる)ことが楽しい」を伝えることが保育であり、その具体的なひとつとして(つながり)あそびがあるということをまず最初に伝えました。その楽しさを学ぶ、体験するのが私の授業です。まずはたっぷり遊んでください。楽しんでくださいと話しました。

学生たちの知っているあそびを出してもらい、みんなが一度はあそんだ経験がある「イス取りゲーム(フルーツバスケットや席取りゲーム)」を取り上げて、私がつながりあそび・うたとして創作したイス取りゲーム類の4種類を遊び込みました。1年生から4年生まで31人の学生で初めて顔を合わせた学生もいますので、自己紹介を随時はさみながら、ともかく遊んで、遊んでの1時限でした。最後の20分間くらいが振り返りの時間、6グループに分かれて感想を出し合いながら、記録し、グループごとに発表。最後に私から、この時間の狙いと感想からの木になったことを短くまとめて終了。

午前中の後半は、附属幼稚園に出かけて、発表会を途中からのぞいて、終了後、親子遊びに参加してもらいました。何しろ、園長さんが24年前より、私を非常勤講師として声をかけてくれる加藤繁美教授ですから。

午後もひたすら遊びます。『ニコニコ』から始まって、『だるまさんが』の読み聞かせを5人グループに分かれてもらい、自分が感じるままに、全員がグループ内で実践。最後に私たちの、いま遊んでいる『だるまさんが』の絵本遊びを紹介して、私たちの仕事は子どもの笑顔を見る仕事、子どもの笑顔をつくりだす仕事を確認しました。子どもがお母さんのおなかの中にいる時に聞いている声は「やわらかくて明るくて笑っている声」。だからその中に生まれ育つと思って生まれてくる。しかし、現実は・・・。

『だるまさん』シリーズをはじめ、『だるまさんと』から『おさんぽおさんぽ』の創作・発表交流、最後は『君からもらった宝物』『あなたの夢は』を手話も入れながら歌い、グループごとに今日の感想・まとめの話し合いと発表。そして、一人ひとりに、この日の感想を書いてもらいました。


12月13日夜 甲府市でつくし保育園の心つなぐ親子コンサート

寒いなかを園児の6割近い親子が集まり、長袖から半袖になるくらいの熱気でした。11・3保育大集会に参加して、舞台上で『レッツ・ゴー!』を踊った子どもたちもいます。とっても土曜日の夜とは思えないくらい元気な親子でしたよ。親さん、先生たちの『ドンドコドンマイ』の躍りが格好良かった、嬉しかったです。♪生きてりゃいろいろありますね ドンマイ!♪ 久しぶり。

園長先生からのメールを紹介します。「先生、楽しいコンサートをありがとうございました。こどもたちも、お母さんたちも本当にいい表情でつながり遊びを楽しんでくださいました。嬉しかったです。
選挙も終わりました。これから本当にみんなが手を結んで『子どもたちのために何が
必要か』『子どものために何ができるか』を考えていかなければならなくなってきたと思っています・(略)」


12月12日夜 南アルプス市のさくらんぼ保育園親子コンサート

前日に鹿児島から帰京して、この日の午後に期日前投票を済ませて、山梨に移動してきました。
さくらんぼ保育園は、約14年前に『ドンドコドンマイ』を歌って踊ってNHKのど自慢に出場した元気な保育園、保護者会です。ひさしぶりでしたが、合研参加の親子も多く、ピカリンに会えるのを楽しみにしていたんだって。よく動き、歌え、踊れ、遊べる親子でした。笑顔と涙がたっぷりあふれでたコンサートでした。リクエストの『晴れた日には』も会場いっぱいに広がった約130名の親子で踊りましたよ。


12月9日午前 伊佐市子ども発達支援センターたんぽぽのコンサート。

何回目でしょうか。子どもも親も待っていてくれるんです。嬉しいです。 昨年は体調がすぐれなくお休みした、こうだいくんも参加できました。良かったです。昨年は昼休みに自宅で、こうだいくんだけのコンサート。一年間、ずっと楽しみにしていたんだって。

たんぽぽは、療育の中につながりあそびがあふれていますから、親子とも遊びになれているというか、その雰囲気に楽しさをみつけているというか、とってもつながりあそびを受け入れてくれいるんです。嬉しいです。

12月9日午後 伊佐市保育園・幼稚園年長合同コンサート

市内から徒歩やバスで年長さんが集まってきます。制服を着ている園、私服を着ている園など、見かけは違っていますが、あまり子どもたちの中によそよそしさがないのが嬉しいです。遊びが始まると結構混ざってあそんでいます。これが伊佐市の良いところでしょうか。年一回の子どもまつり?で一緒に集っている子どもたち、療育で併行通園している子どももいることも大きな要素かな、なんて思っています。園は違っても保育士が同じ視線で子どもを見ることができているような気がしています。

『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』から『トンネルトンネル』への一連の流れでの子どもの姿がおもしろかったです。結構、自分勝手に走り回っていた子どもたちが、ちゃんと電車役で捕まったらトンネル役になっていたりね。あそびの渦の中での自分たちの立場が少しずつ理解していったのではと思ったりしました。あっという間の1時間でした。

この日で鹿児島療育ツアー第4弾は終了。というか、昨年の12月から第4弾に渡るツアーが終了しました。40日間、48カ所、53ステージでした。このツアーで感じたこと、考えたこと、学んだこと、まとめてブログで記したいと思っています。


12月8日午前 湧水町の子ども発達支援センターみのりでのコンサート

お母さんたちの要望にこたえてです。先生たちは町内の年長さん合同コンサートを考えていたそうですが、ピカリンがくると知ったお母さんたちが、「私たちも」と。声を上げて実現したそうです。ですから、お母さんたちはいい顔して遊んでいましたよ。特に『ダルビュッシュ』で失敗した時なんか大笑いでした。前向きな親さんたちです。
親さんが楽しんでいるから子どもたちも、その楽しさの渦のなかで安心しているんだよね。
子どもたちの表情もどんどん変わってきました、豊かにね。また、来年だって・・・。

夜は町主催のつながりあそび・うた研修会でした。みのりの先生、3つの保育園の先生たちが寒い中を集まってくれました。昨年はみのり主催の研修会。今年は行政が応えてくれたのです。


12月7日 「出水からつながろう♪みんなの会♪」主催の親子コンサート(午前)と支援者研修(午後)

出水地区に、「子どもたちに笑顔の花いっぱいをめざすみんなの会」が 阿久根の子ども発達支援センターこじかの親子や職員や、出水地域の親子、出水養護学校の親子や先生、保育園、幼稚園、学童保育所など先生、保健師、社会福祉協議会の職員さんなどが集まり、会ができました。最初の取り組みのこの日は、地域内の療育関係や保育所や養護施設や作業所などの社会福祉法人や病院などからのカンパで謝金・経費をだし実現しました。
会場にはそのカンパを頂いたところ10を超える名前が張り出されていましたよ。

寒い日でしたが、日差しがちょっぴり入る体育館で、寒さを忘れて、ワイワイ楽しく遊びました。研修もしっかりがっちりでしたよ。
立て看やら横断幕やら壁画など親さんや先生たちがつくってくれました。どれもビックリするほど丁寧で、手がこんでいます。ありがとう。もらってきました。
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