戦争法が強行採決されて
戦争法が強行に採決されて、私は何ができるのか、何をするかを考えていました。
先週13日の父親の7回忌の時、少々熱気味の大学生の孫を乗せてお寺さんへ向かった。
その車中で、助手席の彼が「今の安保法案は憲法違反だよね」と語りかけてきた。
突然のことで正直びっくりしたが、彼の大学には安保法案に賛成するM教授と、反対するI教授がいて、どちらの話も聞いていたということです。
帰りの車中です。80歳を越えている叔母を自宅へ送っているときに、これまた突然に「安倍さんのやっていることはおかしいよね」と語りかけてきた。
二人とも普段はこういう話をしませんが、今回の法案のおかしさや自公政権の非民主的な国会運営など、この国の今に不安を持っていたと思えます。
19日に残念ながら戦争法(安保法制)が成立しました。
しかし、この安保法制は、大学生の孫が言う通り憲法違反なのです。
多くの憲法学者も批判していますが、この国の憲法の理念、平和主義、特に戦争を放棄した憲法9条を踏みにじるものなのです。
国内外で「戦争しない国」と信じられていたこの国を「戦争をする国」へと変えてしまうことなのです。
また、すべての法律は最高法規の憲法の下に立案されなければならないのに、政府・自公政権は集団自衛権の行使をしたいがために、解釈のよって憲法を変えてしまい、立憲主義を踏みにじってしまったのです。
そして、叔母も感じているように、国会前ならず多くの国民から戦争法案反対や、説明不足、議論が深まっていない、などの声に耳を傾けないどころか、聞こうともしない姿勢は、民主主義を否定し、最終的には数の力だけに頼る安倍自公政権の堕落を表しているものなのです。
でも、私は思います。
戦争法案の中身に、国会の進め方に、安倍自公政権の姿勢に疑問や異議や反対と思った人やたたかった多くの人々は、決して忘れないことを、決してあきらめないことを。
そして、戦争法廃止! 憲法守れ!の声をあげ続け、たたかいつづけることを。
♬たたかいはここから、たたかいは今から♬(荒木栄作『がんばろう』より)なのです。
私には今回のたたかいの中で二つの希望を見つけました。
その一つは、憲法の条文の何一つも変わっていないということです。
その時々の政権の解釈によって変えられるという怖い前例をつくることになってしまいましたが、安倍・自公政権を変えて、戦争法を廃止する政権をつくればいいことなのですから。
まずは、今回のことを忘れずに、次に来る国政選挙(参議院議員選挙)のみならず、これからの国政選挙のすべてや地方選挙で、今回の戦争法を強行採決し、賛成した政党・議員を落選させ、戦後70年、築きあげてきた憲法の理念、民主主義の理念を、国民の暮らしの中に生かす政党・個人を選出すればいいのです。
そのための知る、知らせる活動を広め、深めることです。
二つ目は、国会前だけでなく、全国で戦争法案反対と声をあげ、たたかった若者をはじめ、今までにはない新しい層というか、一人一人が自分自身の問題として、自主的に自覚的にたたかいに参加していた人々のことです。
一人一人がそれぞれの立場から声をあげ、何層の波となって重なり、広がってきたと思うのです。
たたかい、運動が上から降りてくるのではなく下から湧いてきたという感じなのです。
それは、私が経験したシプレヒコールや前述した荒木栄作の『がんばろう』での感覚の人々もいただろうけど、それとは違った、私にはついていけないだろう若者たちのあのリズム・テンポでのシプレヒコール(彼らは何と呼んでいるのだろう)、指揮者に合わせて歌うのではなく、シングアウト(これも古いな)?それぞれが呼びかけあうように歌っているものが響きあってくるような感性・感覚の人々がたくさんいたということです。
そして、それなりの人も新しい人も一緒にたたかったということです。
まさに、戦後70年、憲法の理念、民主主義の理念の中で育ってきた、身についてきた人々がたくさんいたということなのでしょう。
『生きて生きて生きて』
では、私は、「戦争法廃止!」「憲法守れ!」のたたかいの中でなにをするか、です。きっと何も変わらないと思いますが・・・。
ひとつは「平和コンサート7070」を進め広げたいです。
一緒に取り組む仲間を広げたいです。
70歳までに70ステージの平和コンサートをつくるということです。
今までも抱っこ通信の中で書いてきましたが、戦争体験者、特に子どもたちの書いた文章や詩を歌にして、聞いてもらい、一緒に歌っていく中で、戦争を、平和を、いのちを、今を考えてほしいのです。
10月には盛岡・豊橋・名古屋・豊田・金沢・敦賀でつながりの仲間たちが開いてくれます。というか、一緒に開きます。
これからも私の歌を聞いてもらうだけでなく、地元の仲間たちとジョイントやいろいろな企画をしながら、「平和」について一人一人が感じ、考えてもらえるコンサートをつくります。
二つ目は「平和コンサート7070」はテーマを伝えやすいです。歌や音楽は思いを、願いを伝え広げやすいですが、私の仕事・活動・運動(ライフワーク)であるつながりあそび・うたをさらに広げたいです。
全国各地のサマー・カレッジ実行委員会の仲間たちだけでなくさらに多くのつながりあそび・うたを広げる仲間を増やしたいです。
「生きるってひとりじゃない」「生きているって素晴らしい」「人と人とのつながりあいは(わずらわしいけど)楽しい」ということを、つながりあそびを通して、人と人のつながりあいを通して広げることです。それは平和をつくることにつながるからです。
つながりあそび・うた研究所を立ち上げたときから考えている保育・子育てとは、憲法九条の子どもを育てることです。
憲法九条の子どもとは、戦争をしない子ども。戦争を許さない子ども。平和を広げる子どもたちのことです。
その子どもたちを育てる、そして、子どもたちと共に育っていく保育の仲間たち(親さんたちも含む)の応援団としての仕事・活動・運動をもっと豊かに楽しくしていくことが、平和をつくるためにも求められていると考えます。
三つめは、保育・子育ての仕事・活動・運動を展開する仲間たちとのつながりあいを深め広げ豊かにしていきたいです。
いままでも、できる範囲での保育運動や保育のうたごえ運動や文化運動や平和運動・労働運動などの仲間たちとのつながりを意識してきましたが、もっと身近に感じるレクリエーション活動やあそびうた活動をする仲間たちとのつながりも豊かにできればと考えています。
いろいろな集まりや現場、大小関係なく、自分を必要とする仲間たちがいれば喜んで出かけてうたい、あそんでこようとも考えています。
こう挙げてみると、ほとんど今までと何も変わっていないと思いますが、「戦争法廃止!」「憲法守れ!」の声はさらに大きく広がっていくと思うし、私もつながりあそびをもってそのたたかいの片隅でも置いてもらいたいし、私自身がいたいと強く思うのです。
保育現場での働く仲間たちの若年化に合わせるようにサマー・カレッジ参加者の青年の割合の増加など、新しい感性・感覚を持つ仲間たちが増えていること。
そして、ユズリンの合研での所長宣言?や、まっちゃんのサマー・カレッジでの現場の声に裏付けされた実践や大吉つぁんの加入など、私自身も創作の面でも、仕事・活動・運動の面でも大きな刺激を受けながら、たくさんの仲間の中で変わっていくというか、成長していきながら
♬生きて生きて生きて 仲間と手をつなぎ 生きて生きて生きて たたかいつづけ♬ていきます。
戦争法が強行に採決されて、私は何ができるのか、何をするかを考えていました。
先週13日の父親の7回忌の時、少々熱気味の大学生の孫を乗せてお寺さんへ向かった。
その車中で、助手席の彼が「今の安保法案は憲法違反だよね」と語りかけてきた。
突然のことで正直びっくりしたが、彼の大学には安保法案に賛成するM教授と、反対するI教授がいて、どちらの話も聞いていたということです。
帰りの車中です。80歳を越えている叔母を自宅へ送っているときに、これまた突然に「安倍さんのやっていることはおかしいよね」と語りかけてきた。
二人とも普段はこういう話をしませんが、今回の法案のおかしさや自公政権の非民主的な国会運営など、この国の今に不安を持っていたと思えます。
19日に残念ながら戦争法(安保法制)が成立しました。
しかし、この安保法制は、大学生の孫が言う通り憲法違反なのです。
多くの憲法学者も批判していますが、この国の憲法の理念、平和主義、特に戦争を放棄した憲法9条を踏みにじるものなのです。
国内外で「戦争しない国」と信じられていたこの国を「戦争をする国」へと変えてしまうことなのです。
また、すべての法律は最高法規の憲法の下に立案されなければならないのに、政府・自公政権は集団自衛権の行使をしたいがために、解釈のよって憲法を変えてしまい、立憲主義を踏みにじってしまったのです。
そして、叔母も感じているように、国会前ならず多くの国民から戦争法案反対や、説明不足、議論が深まっていない、などの声に耳を傾けないどころか、聞こうともしない姿勢は、民主主義を否定し、最終的には数の力だけに頼る安倍自公政権の堕落を表しているものなのです。
でも、私は思います。
戦争法案の中身に、国会の進め方に、安倍自公政権の姿勢に疑問や異議や反対と思った人やたたかった多くの人々は、決して忘れないことを、決してあきらめないことを。
そして、戦争法廃止! 憲法守れ!の声をあげ続け、たたかいつづけることを。
♬たたかいはここから、たたかいは今から♬(荒木栄作『がんばろう』より)なのです。
私には今回のたたかいの中で二つの希望を見つけました。
その一つは、憲法の条文の何一つも変わっていないということです。
その時々の政権の解釈によって変えられるという怖い前例をつくることになってしまいましたが、安倍・自公政権を変えて、戦争法を廃止する政権をつくればいいことなのですから。
まずは、今回のことを忘れずに、次に来る国政選挙(参議院議員選挙)のみならず、これからの国政選挙のすべてや地方選挙で、今回の戦争法を強行採決し、賛成した政党・議員を落選させ、戦後70年、築きあげてきた憲法の理念、民主主義の理念を、国民の暮らしの中に生かす政党・個人を選出すればいいのです。
そのための知る、知らせる活動を広め、深めることです。
二つ目は、国会前だけでなく、全国で戦争法案反対と声をあげ、たたかった若者をはじめ、今までにはない新しい層というか、一人一人が自分自身の問題として、自主的に自覚的にたたかいに参加していた人々のことです。
一人一人がそれぞれの立場から声をあげ、何層の波となって重なり、広がってきたと思うのです。
たたかい、運動が上から降りてくるのではなく下から湧いてきたという感じなのです。
それは、私が経験したシプレヒコールや前述した荒木栄作の『がんばろう』での感覚の人々もいただろうけど、それとは違った、私にはついていけないだろう若者たちのあのリズム・テンポでのシプレヒコール(彼らは何と呼んでいるのだろう)、指揮者に合わせて歌うのではなく、シングアウト(これも古いな)?それぞれが呼びかけあうように歌っているものが響きあってくるような感性・感覚の人々がたくさんいたということです。
そして、それなりの人も新しい人も一緒にたたかったということです。
まさに、戦後70年、憲法の理念、民主主義の理念の中で育ってきた、身についてきた人々がたくさんいたということなのでしょう。
『生きて生きて生きて』
では、私は、「戦争法廃止!」「憲法守れ!」のたたかいの中でなにをするか、です。きっと何も変わらないと思いますが・・・。
ひとつは「平和コンサート7070」を進め広げたいです。
一緒に取り組む仲間を広げたいです。
70歳までに70ステージの平和コンサートをつくるということです。
今までも抱っこ通信の中で書いてきましたが、戦争体験者、特に子どもたちの書いた文章や詩を歌にして、聞いてもらい、一緒に歌っていく中で、戦争を、平和を、いのちを、今を考えてほしいのです。
10月には盛岡・豊橋・名古屋・豊田・金沢・敦賀でつながりの仲間たちが開いてくれます。というか、一緒に開きます。
これからも私の歌を聞いてもらうだけでなく、地元の仲間たちとジョイントやいろいろな企画をしながら、「平和」について一人一人が感じ、考えてもらえるコンサートをつくります。
二つ目は「平和コンサート7070」はテーマを伝えやすいです。歌や音楽は思いを、願いを伝え広げやすいですが、私の仕事・活動・運動(ライフワーク)であるつながりあそび・うたをさらに広げたいです。
全国各地のサマー・カレッジ実行委員会の仲間たちだけでなくさらに多くのつながりあそび・うたを広げる仲間を増やしたいです。
「生きるってひとりじゃない」「生きているって素晴らしい」「人と人とのつながりあいは(わずらわしいけど)楽しい」ということを、つながりあそびを通して、人と人のつながりあいを通して広げることです。それは平和をつくることにつながるからです。
つながりあそび・うた研究所を立ち上げたときから考えている保育・子育てとは、憲法九条の子どもを育てることです。
憲法九条の子どもとは、戦争をしない子ども。戦争を許さない子ども。平和を広げる子どもたちのことです。
その子どもたちを育てる、そして、子どもたちと共に育っていく保育の仲間たち(親さんたちも含む)の応援団としての仕事・活動・運動をもっと豊かに楽しくしていくことが、平和をつくるためにも求められていると考えます。
三つめは、保育・子育ての仕事・活動・運動を展開する仲間たちとのつながりあいを深め広げ豊かにしていきたいです。
いままでも、できる範囲での保育運動や保育のうたごえ運動や文化運動や平和運動・労働運動などの仲間たちとのつながりを意識してきましたが、もっと身近に感じるレクリエーション活動やあそびうた活動をする仲間たちとのつながりも豊かにできればと考えています。
いろいろな集まりや現場、大小関係なく、自分を必要とする仲間たちがいれば喜んで出かけてうたい、あそんでこようとも考えています。
こう挙げてみると、ほとんど今までと何も変わっていないと思いますが、「戦争法廃止!」「憲法守れ!」の声はさらに大きく広がっていくと思うし、私もつながりあそびをもってそのたたかいの片隅でも置いてもらいたいし、私自身がいたいと強く思うのです。
保育現場での働く仲間たちの若年化に合わせるようにサマー・カレッジ参加者の青年の割合の増加など、新しい感性・感覚を持つ仲間たちが増えていること。
そして、ユズリンの合研での所長宣言?や、まっちゃんのサマー・カレッジでの現場の声に裏付けされた実践や大吉つぁんの加入など、私自身も創作の面でも、仕事・活動・運動の面でも大きな刺激を受けながら、たくさんの仲間の中で変わっていくというか、成長していきながら
♬生きて生きて生きて 仲間と手をつなぎ 生きて生きて生きて たたかいつづけ♬ていきます。
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