8月5日は栃木県高根沢町にある陽だまり保育園平和コンサートでした。
保育園の中に実行委員会を立ち上げて、毎年取り組まれている文化行事です。
一部は子ども85人を含む130人を超える合唱団です。
動物園長役もゾウ使いの娘さん役も年長さんの保護者です。
今までは合唱団の一員として歌っていたのですが、子どもが年長になったこともあり、最後の機会と思って立ち上がってくれたそうです。
それにしてもビックリするほど上手です。初めて演じるとは思えません。声楽をどこかでやっていたのでしょうか。どこかの合唱団に加わっているのでしょうか。そんな気がしています。
フルート奏者はインターシップで保育園に来ていた高校生を見に来た先生が、たまたま音楽の先生で、フルートをやっていたことがわかりお願いしたそうです。
キーボードも卒園児とその保護者でした。
照明も保育園のDOMAホール(園舎が古民家を移設したもので土間がホールになっている)の梁などを利用して工夫されていたり、合唱団の後ろに映るスライドの絵も保護者さんたちの手づくりでした。
なによりも子どもたちの合唱が素晴らしかった。3歳、4歳、5歳児クラスの子どもたちと学童保育の子どもたちの合唱団です
。ともかく生き生きとした声です。決して綺麗な声でうまく歌っているのではないのですが、ゾウ列車を走らせたいという子どもたちの思いが、そして、ゾウ列車が動いた時のよろこびが声になって、歌になって響いてきているのです。保育園のホールという小さな会場だったこともあるかもしれませんが、いままで来た『ぞう』よりも、物語がとても近くに感じました。
保育園として取り組んでいますから、5月からひと月に一回の練習が週一回となり本番を迎えています。
きっと歌えるだけの体作りも進んでいるのかなと思います。
また、物語の中に「殺せ殺せ殺せ・・・」と歌う場面があるのですが、当然、先生たちは保育園の中でそのような言葉が歌われることはどうなのだろうかとの葛藤もあったそうです。
そういう意味でも、いま『ぞうれっしゃがやってきた』を歌う意味を、そして、いのちと平和をうたうことの意義を職員間で考えられてきたのだろうと思います。
久しぶりの熱い思いがこもった合唱に立ち会えました。
最後に園長(指揮者)さんのプログラムに書かれていたメッセージです。
「合唱構成『ぞうれっしゃがやってきた』ご乗車にあたり・・
こどもたちの明るいうたごえは、世の中を元気にしてくれます。
おとなたちがやさしい旋律を奏でれば、その思いはこどもたちに手渡されます。
ひとりひとりの感じ方や表現方法は違えど、それでも、その思いを『集め』『繋ぎ』ときを超えて『継承』することで、我々はいつの時代も大きなムーブメントを作ってきました。
さらに、歴史的事実を正しく知ることで、その事実に向かい合いながら自分の気持ちを整理していきます。小さなこどもたちでも、経験豊富なおとなたちでも、自分の気持ちに向かい合うことができるからです…。
私は20年間保育の中で『ぞうれっしゃがやってきた』を大事に歌い繋いできました。その時々に関わる仲間たちと共に、思いを伝えあいながら声を重ねてきました。楽曲の素晴らしや、構成の巧みさもあり、この『ぞう』は全国の仲間に愛されながら、平和教育などという言葉では到底まとめることのできないパワーを持ち、大きく広がっています。当時そこまでの意味が分からずに歌ってきたわが教え子たちも、印象深いこの楽曲に成長過程でまた出会い、更におとなになった今、この曲のメッセージを理解しながら、新たな気持ちでうたえると口々に言います。それほどの魅力たっぷりの『ぞうれっしゃ』というわけです。
そんなエピソードを思うと、私たちの仕事は、すぐに答えが出ないのだな・・・とあらためて家事ながらも、生きていく中で、自分を大きく育てていける種を手渡していくこともできるのだな、と実感します。
またに♪夢わかば(二本松はじめさん作)の歌のようですね。
さぁ今年も、まもなく発車します!
『平和への願い』をそれぞれ胸に!
こどももおとなも。ごちゃ混ぜの笑顔あふれる社会を再構築するために!
どなたさまもお乗り遅れなさいませんように・・。
陽だまり保育園
園長 本田 泉」
笑って笑って笑っていました。
二部は「ぴかりんコンサート7070 ♬笑って笑って笑って♬」です。
2月の平和コンサートの時には揃わなかったシモシュ(ピアノ)、まどかまるこ(ヴァイオリン)も加わってのステージでした。
保育園の創立10周年に贈った『陽だまり咲いた』からスタートですが、すぐに子どもたちが歌ってくれました。とても力強いうたごえです。保護者が作ってくれた紙芝居も上演してくれました。『誕生日って』まではシングアウトという感じです。
3曲目の『ヒロシマの空』『あなた(父母から聞いていた時代に戻さないために)』『ぼくらの空に』『夢わかば』『花咲かす』までがこの日の私のいのち、平和へのメッセージです。
6日の前日に歌える意味を噛みしめながら歌いました。
子どもたちにどんな感じで届いていたのだろうか楽しみです。もちろん親さんたちもね。
『ぼくらの空に』『夢わかば』では子どもたちも一緒に歌ってくれましたが、『花咲かす』でも一緒に歌えてしまう4歳児がいたのです。それもいい顔、いい声で。歌っていてなんだか嬉しくなってしまいます。
余談ですが、4歳児のその子はコンサート終了後、私と握手をしたくて音響を片付ける間、待っていてくれたのですが、いざ、握手をする時間がくると、その子は恥ずかしくなったのか逃げていってしまいました。かわいいね。
最後は『笑って笑って笑って』。これも子どもたちはノリノリ。実に上手いのです。後で聞いた話ですが、昨年度の卒園式で『笑って笑って笑って』を歌っていたのです。年長さんと担任先生との間にドラマがあって、この歌がその間を埋めたそうなんです。
ともかく、歌っていた私もみやちゃんもシモシュもまるこさんもみんなとびきりの笑顔だったことには間違いありません。
この日は猛暑。音響の準備からリハーサルまででお風呂に入った感じです。ペットボトルの水を2本は空けたかな。打ち上げでも3時間以上、よく飲んでよくおしゃべりしました。素敵な実践も銅鑼も聞けましたよ。最後はお店の人の三線の演奏でみんなでカチャシーを踊ってお開きでした。
写真はシモシュのブログより
保育園の中に実行委員会を立ち上げて、毎年取り組まれている文化行事です。
一部は子ども85人を含む130人を超える合唱団です。
動物園長役もゾウ使いの娘さん役も年長さんの保護者です。
今までは合唱団の一員として歌っていたのですが、子どもが年長になったこともあり、最後の機会と思って立ち上がってくれたそうです。
それにしてもビックリするほど上手です。初めて演じるとは思えません。声楽をどこかでやっていたのでしょうか。どこかの合唱団に加わっているのでしょうか。そんな気がしています。
フルート奏者はインターシップで保育園に来ていた高校生を見に来た先生が、たまたま音楽の先生で、フルートをやっていたことがわかりお願いしたそうです。
キーボードも卒園児とその保護者でした。
照明も保育園のDOMAホール(園舎が古民家を移設したもので土間がホールになっている)の梁などを利用して工夫されていたり、合唱団の後ろに映るスライドの絵も保護者さんたちの手づくりでした。
なによりも子どもたちの合唱が素晴らしかった。3歳、4歳、5歳児クラスの子どもたちと学童保育の子どもたちの合唱団です
。ともかく生き生きとした声です。決して綺麗な声でうまく歌っているのではないのですが、ゾウ列車を走らせたいという子どもたちの思いが、そして、ゾウ列車が動いた時のよろこびが声になって、歌になって響いてきているのです。保育園のホールという小さな会場だったこともあるかもしれませんが、いままで来た『ぞう』よりも、物語がとても近くに感じました。
保育園として取り組んでいますから、5月からひと月に一回の練習が週一回となり本番を迎えています。
きっと歌えるだけの体作りも進んでいるのかなと思います。
また、物語の中に「殺せ殺せ殺せ・・・」と歌う場面があるのですが、当然、先生たちは保育園の中でそのような言葉が歌われることはどうなのだろうかとの葛藤もあったそうです。
そういう意味でも、いま『ぞうれっしゃがやってきた』を歌う意味を、そして、いのちと平和をうたうことの意義を職員間で考えられてきたのだろうと思います。
久しぶりの熱い思いがこもった合唱に立ち会えました。
最後に園長(指揮者)さんのプログラムに書かれていたメッセージです。
「合唱構成『ぞうれっしゃがやってきた』ご乗車にあたり・・
こどもたちの明るいうたごえは、世の中を元気にしてくれます。
おとなたちがやさしい旋律を奏でれば、その思いはこどもたちに手渡されます。
ひとりひとりの感じ方や表現方法は違えど、それでも、その思いを『集め』『繋ぎ』ときを超えて『継承』することで、我々はいつの時代も大きなムーブメントを作ってきました。
さらに、歴史的事実を正しく知ることで、その事実に向かい合いながら自分の気持ちを整理していきます。小さなこどもたちでも、経験豊富なおとなたちでも、自分の気持ちに向かい合うことができるからです…。
私は20年間保育の中で『ぞうれっしゃがやってきた』を大事に歌い繋いできました。その時々に関わる仲間たちと共に、思いを伝えあいながら声を重ねてきました。楽曲の素晴らしや、構成の巧みさもあり、この『ぞう』は全国の仲間に愛されながら、平和教育などという言葉では到底まとめることのできないパワーを持ち、大きく広がっています。当時そこまでの意味が分からずに歌ってきたわが教え子たちも、印象深いこの楽曲に成長過程でまた出会い、更におとなになった今、この曲のメッセージを理解しながら、新たな気持ちでうたえると口々に言います。それほどの魅力たっぷりの『ぞうれっしゃ』というわけです。
そんなエピソードを思うと、私たちの仕事は、すぐに答えが出ないのだな・・・とあらためて家事ながらも、生きていく中で、自分を大きく育てていける種を手渡していくこともできるのだな、と実感します。
またに♪夢わかば(二本松はじめさん作)の歌のようですね。
さぁ今年も、まもなく発車します!
『平和への願い』をそれぞれ胸に!
こどももおとなも。ごちゃ混ぜの笑顔あふれる社会を再構築するために!
どなたさまもお乗り遅れなさいませんように・・。
陽だまり保育園
園長 本田 泉」
笑って笑って笑っていました。
二部は「ぴかりんコンサート7070 ♬笑って笑って笑って♬」です。
2月の平和コンサートの時には揃わなかったシモシュ(ピアノ)、まどかまるこ(ヴァイオリン)も加わってのステージでした。
保育園の創立10周年に贈った『陽だまり咲いた』からスタートですが、すぐに子どもたちが歌ってくれました。とても力強いうたごえです。保護者が作ってくれた紙芝居も上演してくれました。『誕生日って』まではシングアウトという感じです。
3曲目の『ヒロシマの空』『あなた(父母から聞いていた時代に戻さないために)』『ぼくらの空に』『夢わかば』『花咲かす』までがこの日の私のいのち、平和へのメッセージです。
6日の前日に歌える意味を噛みしめながら歌いました。
子どもたちにどんな感じで届いていたのだろうか楽しみです。もちろん親さんたちもね。
『ぼくらの空に』『夢わかば』では子どもたちも一緒に歌ってくれましたが、『花咲かす』でも一緒に歌えてしまう4歳児がいたのです。それもいい顔、いい声で。歌っていてなんだか嬉しくなってしまいます。
余談ですが、4歳児のその子はコンサート終了後、私と握手をしたくて音響を片付ける間、待っていてくれたのですが、いざ、握手をする時間がくると、その子は恥ずかしくなったのか逃げていってしまいました。かわいいね。
最後は『笑って笑って笑って』。これも子どもたちはノリノリ。実に上手いのです。後で聞いた話ですが、昨年度の卒園式で『笑って笑って笑って』を歌っていたのです。年長さんと担任先生との間にドラマがあって、この歌がその間を埋めたそうなんです。
ともかく、歌っていた私もみやちゃんもシモシュもまるこさんもみんなとびきりの笑顔だったことには間違いありません。
この日は猛暑。音響の準備からリハーサルまででお風呂に入った感じです。ペットボトルの水を2本は空けたかな。打ち上げでも3時間以上、よく飲んでよくおしゃべりしました。素敵な実践も銅鑼も聞けましたよ。最後はお店の人の三線の演奏でみんなでカチャシーを踊ってお開きでした。
写真はシモシュのブログより
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