つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信906号 受け入れてもらってつながって

2018年06月21日 | 抱っこ通信
今日は周南市にある徳山中央幼稚園での親子つながりあそびコンサートでした。
今年で18年目です。


同じ時期に開かれている徳山中央幼稚園と保護者会が共催する地域に開かれた子育て講演会は、今年で35年目。
講師に汐見稔幸さん(東京大学名誉教授・日本保育学会会長)を迎えて、
「AIとこれからの子育て」をテーマにした講演会を開きました。
汐見さんは8回目の登壇だったそうです。

子育て講演会のパンフには、「子どもを育てる営みは、“育みつつ育まれる”親と子の関わりを織りなしていく過程であり、紆余曲折を伴います。この育ては、同時に地域の様々な 人々に預けながら育てていく過程でもあり、揺れる思いを一緒に共有していく場が、この子育て講演会なのです。」と書かれていました。

子育て環境、幼児教育が日々、激しく揺れ動いている中で、その動揺をも楽しむような、子どもに寄り添う子育てに、そして幼児教育にアプローチしようとしている幼稚園の姿勢は、毎年出会えるご縁をいただける一人として幸せです。


さて、親子つながりあそびコンサートは3,4,5歳の年齢別で午前1ステージ、午後2ステージです。
ちょうど1年前の今日、私が癌の手術をしていますから、幼稚園側でご心配していただいてステージ数を減らしたらと提案いただきましたが、
18年の過程の中で、年齢別がベターということもあり、今年も年齢別で楽しむことにしました。

3コンサートとも最初の『元気いっぱい』『満月仮面』と最後の『夢わかば』『さよなら明日もね』は共通ですが、
中は年齢別によって、違ったつながりあそびになります。

3歳児は『ゴシゴシゴシゴシ』や『地獄の一丁目』など。
まずは親子で抱っこやくすぐりをたっぷり楽しみました。

4歳児は『オチャラカホイダンス』や『カエルがピョンピョン ヘビが出た!ver』など。
親さんの子どもたちへの関わりを広げてもらいます。

5歳児は『でんしゃにのってゴーゴーゴー!オオカミver』や『ダルビュッシュ』など。
親子で帰る場所があったり、待ってくれる人がいる安心感や失敗しても楽しいことなどを伝えます。

ま、私自身がつながりあそびを楽しむ中で伝えたいテーマであって、
親子にとっては、まずは楽しいや気持いいをいっぱい感じてほしいと思って遊んでいます。

前にも感じましたが、親さんの子どもの年齢による違いがおもしろいです。見事です。
一口で言えば、親さんがリラックスしているというか、だらしなくなっているというか、
親さん自身が、子どもに、幼稚園に、子育て仲間にまるごとを受け入れてもらいつつあるということが伝わってきて嬉しいです。
もしかしたら、これは親としての成長?一人の人としても成長なのでしょうか、ね。


徳山中央幼稚園では、この親子つながりあそびコンサートの時期になると、
園内で、絵本『夢わかば』があちこちで見られるようになるそうです。
子どもたちが家からお兄ちゃんやお姉ちゃんの持っている絵本を持ってきたりするそうです。
この光景は、もう、徳山中央幼稚園の風物詩になっているそうですよ。嬉しい話ですね。
園長先生をはじめ、みんなが大好きな『夢わかば』です。


♪ぼくら生まれて良かったよ
ぼくらを産んでくれてありがとう♪

ちょうど一年前、ステージ4だった癌で12時間にわたる手術でした。
だからこそ子どもたちの笑顔に、ほんとうに生きていて良かったと思いました。
生かされて、生かしてくれてありがとうです。

また来年の6月第三木曜日を約束してお別れしてきました。






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