つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信597号更新 今年開きたいコンサート

2015年02月01日 | 抱っこ通信
今年、開きたいコンサートの一つになった。

1月17日、敦賀で開かれた「福井サマー・カレッジ20周年記念 二本松はじめ花咲かすコンサート“いますぐ会いたい”」。
今回は福井サマカレを感謝し、お祝いするコンサートでしたが、戦後(敗戦)70年の今年、安倍政権の戦争をする国へと盲爆する動きを、人と人のつながりあいがますます断ち切られ、からだと心さえもバラバラにされ、いのちと人間の尊厳が奪われる状況が強まる中、いま自分にできるコンサートは何か、開かなければならないコンサートは何か、そして、自分が開きたいコンサートを何かを考えているコンサートの一つになりました。できれば、以下をを読んでいただいて「二本松はじめ花咲かすコンサート」を各地で開いていただければと思っています。

今回は、音楽的にはアレンジ・音楽監督・ピアノに、以前から私のCD制作に関わってくれているシモシュと、ヴァイオリンにヴァイオリニストでもあり、シャンソン歌手でもあり女優でもあるまどかまりこさん、コーラスにみやちゃんという素敵な仲間に支えられながらコンサートでした。こういう仲間とやると、もっと音楽的にも練習しなければと思うことができるのです。ありがたいです。


今回のプログラムは、いわさきちひろさんの若い人に贈る絵本「わたしがちいさかったとき」(童心社)から、被爆した子どもたちが描いた詩や文章、ナジムヒクメット、峠三吉の詩などによる音楽構成『私のいのちを』をメインに聞いてほしいと思っていました。自分が聞いてほしいと強く思ったのは今回初めてです。

自分自身が、あの戦争を体験してない中で、「戦争」をどう伝えるかをずっと考えています。正直、難しいです。でも、「戦争」を伝えるとことの一つとして、戦時下の中でも人として喜び、悲しみ、怒り、日常の暮らしていた人の思いを、感情を伝えられたらと思いました。それが『私のいのちを』なんです。

詩作の才能というのか、文章を書く力、思いを詩として描く、そういう能力もない私です。そんな私の挑戦というか、やれたことが、戦争を体験した人や子どもたちの生の言葉や詩や文章を紹介することです。もしかして、詩としては、文章としては拙いかもしれませんが、彼らの本当の気持ち、本当の情景、状況、事実ですから重たいのです。

たまたま、みんなと歌うことが好きで、ギターを少しかじっているので、少しだけ音楽的な要素を交えながら、歌うというよりも語るだけなんです。それが『私のいのちを』なんです。

今春に出版するCDにも音楽と語りで『ヒロシマの空』を加えました。これも被爆した林幸子さんの詩です。この曲は初演もまだですが、20数年前から自分だけが歌っている曲です。


もう一つ、いま自分が歌いたいと思うのがつながりあそび・うた『夢わかば』路線というか、子ども・子育て・保育・教育・いのち、そして人と人とのつながりあいです。つながりあそび・うたでも、ずっと真ん中に置いているテーマです。今回のコンサートでは全体がその路線で占められています。あそびとして表現し、あそんで体感して感じてもらうことと、音楽として、歌いあって、聴いてもらって感じるのとは、若干の違いがあるのでしょうが、伝えたい思い、届けたい思いは同じなんです。

今回一番緊張して歌ったのは『私が先生になったとき』です。旧くからの大切な仲間のNさんが彼女のために贈った曲であり、彼らの結婚を祝う会の最後に、彼が彼女に歌った曲でしたから。その彼女がコンサート会場にいたから間違っては大変です。力が入っちゃたなと反省していますが、彼・彼女に贈れて良かったです。

コンサートを開いてくれた仲間、ありがとうございました。特に敦賀の仲間たちには感謝です。会場にはサマー・カレッジで出会った仲間も多かったですが、敦賀の仲間たちの日常でのつながりがある人たちが多かったと思いました。また、県外の仲間も。コンサートに参加していただいてありがとうございました。


最後に今回のコンサートの歌った曲と参加者の感想を感想文より紹介します。

M1.生きていますか愛していますか
M2.誕生日って
M3.私が先生になったとき
M4.ドンドコドンマイ
M5.ゆっくりでいいんだよ
M6.強くやさしく人らしく
M7.春よ来い
M8.いますぐ会いたい
M9.レッツ・ゴー!
M10.青空この街
M11.わたしがちいさかったときに(原爆の子より他)
M12.やがて大気となって
M13.夢わかば
M14.花咲かす
M15.また歩きはじめるさ
M16. あなたの夢は


参加していただいた方々の感想です。

☆とても少人数で暖かい雰囲気が良かったです。外は寒いのに心が暖かくなり、がんばろうと勇気をもらいました。こんな素敵なコンサート、金沢でしたいけど、場所、スタッフ、経済力とか・・・なかなか課題が多いです。
生きることの大切さ、平和を大切にすること、仲間がいる有難さ、子どもの笑顔に会えること・・・いろいろなことを考えさせられ感動しました。スタッフ、ぴかりん、ありがとうございます。
バイオリン、ピアノさんとのコラボもとても良かったです。
声をあげていかないと・・・と思いました。「『レッツゴー!』を保育園でしたな」「『夢わかば』を卒園式で歌ったな」・・・とても懐かしく愛おしく思いました。自分の歩いてきた道を誇らしく思えました。本当によかったです。(50代女性)

☆ピアニストの音と顔に見とれ、バイオリンの音と笑顔に癒されました。(60代女性)

☆来てよかった。サマカレとは違ったぴかりんの良さが一層伝わりました。一曲目から涙した(50代女性)

☆会場が暑くて困りました。二本松さんおひとりで大変だったと思いますが、私のような年代でも楽しかったです。次回、また、聴かせてください。老人の歌もあったらいいな。(70代以上女性)

☆ぴかりんのうたごえと共に(いつもながら優しくて素敵な声です)ピアノ、バイオリンと共に本当に素晴らしい。AKB65みやちゃんも素敵でした。20年間おめでとうございます。実行委員の方がんばれ!(60代女性)

☆サマカレ20周年おめでとうございます。二本松さんもおっしゃっていましたが、よくぞ20回も続いています!!継続は力なり。スタッフの皆さんの努力の賜物ですね
。とってもとっても心にしみわたり響きわたる最高のコンサートでした。二本松さんの保育者は夢のつぼみを作る仕事と言われたお話が印象的でした。二本松さんの歌やメッセージにたくさんの元気と笑顔、感動。明日へ踏み出す力をいただきました。宮ちゃんのコーラスも素敵!シモシュのピアノとまるこさんのバイオリン、感激!感動!でした。たくさんの感動をありがとうございました。実行委員の皆さん、お疲れさまでした。(50代女性)

☆1曲1曲に感動しています。1曲1曲にメッセージが込められていて、もう一度子育てしたくなりました。きっといい子に育てられるんじゃないかな~と思いました。歌詞カードなどがあると一緒に歌えたのにな~「太陽が落ちる」って、どんなだろう?自分も子ども達も知らないままでいいのかと思う。平和しかしらなくていいのかな。(60代女性)

☆妻と今回楽しい夕べを楽しみました。16曲楽しい曲、ありがとうございました。できれば歌詞があったら良かったと思う。(60代男性)

☆人間っていいな~と熱い思いにさせられるコンサートでした。心温まりました。平和を子どもたちのために守らないとの思いもさらに強くしました。バイオリン、ピアノ演奏、素晴らしい!!(50代女性)

☆『命』かけがえの無いもの。本当に大事にしていかなければ・・・1月17日のこの日、強く強く思います。(60代女性)

☆とても素敵なコンサートでした。ありがとうございました。ぴかりんの言葉のように私たちの子ども達が戦争にあわない世の中に、世界中の子ども達が幸せでありますように。(50代女性)

☆優しい曲の中に強いメッセージを感じ、親としてスポ小のコーチとして熱く感じることがありました。(30代男性)

☆1曲1曲が私にメッセージを送ってくれているようで心にズーンと響きました。二本松さんの歌を聞いてると「うんうん、わかっているよ」と私の心をうけとめてもらっているような気がします。だからかな~ぴかりんに会いたくなるのは・・・ぴかりん、大好きです!!ピアノ、バイオリンも素敵で癒されました。(50代女性)

☆久しぶりに感動の涙がこぼれました。ありがとうございました。(60代女性)

☆とっても感動しました。6月21、22日楽しみにしています。(70代以上女性)

☆二本松さんの重みのあるうたごえを久しぶりに聞けてとても良かったです。宮ちゃんが変わらずパワフルで感動しました。(30代女性)

☆心にしみる歌、音楽でした。バイオリンもピアノも。泣かないつもりが流れていました。ありがとうございました。泣いて笑っていました。(60代女性)

☆心ときめく歌、ありがとうございました。(60代女性)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 抱っこ通信596号更新 最... | トップ | 2015年サマ・カレッジプログ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

抱っこ通信」カテゴリの最新記事