つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信668号 つながりあそびについて学んだよ①

2016年01月13日 | 抱っこ通信
今年、最初の抱っこ通信です。
この3月末でつながりあそび・うた研究所(以下、研究所)も満25歳です。「つながりあそび」という言葉が生まれて、この4月で、数えで30歳です。ちなみに私が文化としてのあそび・うたの世界?に入る大きなきっかけをつくった全日本レクリエーション・リーダー会議(以下、全レク)が設立されて、この3月で満40年です。全レクの二本松からつながりのピカリンへ、もう人生の半分以上を、あそび、うたの世界で暮らしています。暮らさせていただいているのですね。ありがとうです。

9~10日は毎年の全国サマー・カレッジ実行委員会代表者会議(以下代表者会議)が滋賀県で開かれました。昨年は大阪で二日間、一昨年は東京で一日でしたので、3年ぶりに宿泊しての会議でした。宿泊費(会議室等も含めて)は22000円、東の千葉や神奈川、西の佐賀から参加する仲間たちの交通費を考えたら大きな出費です。それでも30人を超える仲間が集まってくれ、つながりあそび・うたについて、サマー・カレッジについて、つながり青年会議について、つながり運動についてなど、ほんとうに自分たちの生きる課題として真剣に仲間たちの話に耳を傾け、自分の言葉で話し合いに参加してくれました。ありがとうです。

自分の楽しかったあそびやうたなどを子どもたちと保育の中で楽しむだけにとどまらず、職場や地域の仲間たちに広げるだけにとどまらず、広げた仲間たちがさらに仲間たちをも増やしていくように応援、支援していく、そして、楽しさを広げるための環境をも変えていくことがつながり運動ではないかと考えています。だって、自分の楽しかった大好きなあそびやうたや、大好きな人をもっと好きになるために。そんな自分が好きに愛おしくなりますよね。そんな仲間たちが集まってくれたのが代表者会議かな。ま、仲間になりつつの仲間もいますが。

そんなことを感じさせる参加した仲間からのメールを紹介します。

「二日間、ありがとうございました。
年明けに全国の仲間に出会って、交流して、また今年もがんばろうと思っています。
神戸の『みんなで参加しよう。』という意気込みが素敵ですね。
新しい神戸をみんなで応援しようという温かい雰囲気もよかったです。
これこそが“つながり”だなぁと思いました。
若い仲間や山梨の仲間等、今までとは参加者の顔ぶれも変わってきて、新しい“つながり”が動き始めた気がして、わくわくします。
このわくわく感をこれからのエネルギーとして、今年も1年がんばります!」と。


代表者会議では自己紹介後に中根さんによる情勢についての話がありました。「あそび・うたに情勢?」なんて考える人がいるかもしれませんが、情勢を学ぶということは、今、人や文化、物事がどのように動いていて、今後どうなっていくのかを考えることです。
たぶん、一人ひとりが生活・活動する中で、意識するとしないとにかかわらず、今という時代を感じていると思いますが、子どもたちのこと、保育園のこと、働くこと、暮らしのこと、文化としてのつながりあそび・うたなどを立ち止まって考えてみることが、つながりあそび・うたを楽しむことや広げることができるのではと考えているからです。それは、自分がどう生きるのかを知るということにつながるのです。

その情勢の話の冒頭に「つながりあそび・うたとは何か」について熱く語っていました。その話の最初に、私が戦後60年に自主制作したCD『母…それは憲法』のリード部分にこんなことが書いていますと前半部分を紹介していました。

今回はそのリードの文章を転載します。
次号抱っこ通信には、中根さんの話が研究所機関紙『手と手と手と』第128号(2008年11月12日発行)の中根さんの連載「ゆるゆる・ふっくら・根強く」書かれているものとほぼ同じということで、その文章を転載します。少し、私の勉強に付き合ってください。

・・・・・・・・・・
人間らしく生きること 人間らしく死ぬことができるように

私の一生の仕事はつながりあそび・うたを通して「生きているってひとりじゃない」「ひとのつながりあいって楽しいよ 大切だよ」を子どもたちへ、子どもたちと育ちあう人たちへ届けることです。それは同時に、いのちの美しさを生きることの素晴らしさを広げることだと自負しています。それはまた「平和」を守り、つくりだし、広げることだと思っています。それが私にとって人間らしく生きることです。

私は憲法と同い年です。あの悲惨な戦争を反省する中から生まれた憲法。いかなる理由があってもいのちを奪うことも、奪われることも許さず、すべてのいのちが輝き、その寿命をまっとうできることを国家に義務付け、国民に保障した憲法を持つ国に生まれ、育ってきました。この憲法を持つまで、どれだけの多くの犠牲が日本でアジアで地球にあったのでしょうか。そのことをしっかり伝えることと、その犠牲になったいのちたちのために、そして子どもたち、未来のために、いま憲法九条を守り、輝かせることに努力すること、それが私にとって人間らしく死ぬことができることだと思っています。
すべての人たちが 人間らしく生きること、人間らしく死ぬことができるように!

つながりあそび・うた研究所 二本松はじめ
・・・・・・・・・・・



1月30日に平和コンサート7070が静岡県清水区で開かれます。
つながり仲間である保育士K・haruちゃんが、京都サマカレに参加して、ミニコンサートで私の『ヒロシマの空』を聴いてくれて、なにか心に刺さるものがあったらしいのです。でも、静岡サマカレでは、私の都合で一日目しか参加できなかったので『ヒロシマの空』歌えなかったのですが、静岡の仲間たちにも是非、聞いてもらいたいと今回の平和コンサート7070を企画してくれました。
そのチラシには

平和ってなんだろう・・・?
大切な仲間、友だち、大好きな人と
笑いあったり、うたいあったり、ふざけあったり♪

安心できる時間、空間・・・♪

自分にとっての平和って♬

今の時代だからこそ、ちょっぴり考えてみたい大切にしていきたい言葉です。


と書かれていました。若い仲間たちの主催です。
一人でも多くのご参加をお待ちしています。

日時 1月30日(土)18:00開演(17:30開場)
会場 MAHCOMHALL(マーカムホール)
   静岡市清水区島崎町7-19
問い合わせ 二本松まで


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする