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ラストシーズンに懸ける思い⑥(日日4・小堀数馬/日立第一、体育4・坂本朗/千葉明徳)

2022年08月15日 19時55分11秒 | 2022年 ラストシーズンにかける想い

平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
 

 

第6回は小堀数馬(日日4・日立第一)と坂本朗(体育4・千葉明徳)です。
 

 

 

 

 

皆さん、これが誰だか分かりますか?

実はこの人は幕末の武士、吉田松陰です。

 

 

 

今回の執筆者である私、4年マネージャー小堀数馬のスマホの壁紙はずーっとこの吉田松陰の肖像画です。
 

 

普通の書き出しでは埋もれてしまうかなと思い、トリッキーな書き出しにしてみましたが、興味を持ってもらえたでしょうか??もし私の企みが成功しているのであれば、されに読み進めてもらいたいです。失敗しているのであれば、我慢してもう少しだけ読んでください。
 

 

さて、なぜ私が吉田松陰を壁紙にしているかというと、まあ単純な話好きなんです。彼が。
 
特に好きなのが、「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」という考え方。これは松陰が大事にした考え方であり元々は孟子の出典だそうです。
 

 

意味を要約すると「誠意を尽くせば人は必ず動いてくれる」。現代、これほど流行りそうにない言葉はないでしょう。「誠意」って何?意味なくね?みたいな意見が聞こえてきそうです。
 
しかし、私はこの言葉こそ、マネージャーの仕事の根本を成す言葉ではないかと感じています。

 

マネージャーは選手やチームを支える職業だと思われています。実際、様々な人に言われるのが、「マネージャーがいるから、選手は野球ができるんだよ」的な称賛らしき言葉です。もちろん言われて嫌な気持ちはしません。しかし、最近私は「逆なんじゃね?」と思うようになりました。
 

 

「マネージャーがいるから選手がいるんじゃねぇ。選手がいるからマネージャーがいるんだ。」と。(これの元ネタがわかる人は仲良くなれそうな気がします)
 
これは極端な考え方にもなってしまうかもしれません。

もちろん「小堀働きすぎてとうとう頭がおかしくなったか」と思う方もいるでしょう。実際そうかもしれません。

 

しかし、3年と数か月やってみて、たどりついた答えがこれでした。
 
私の仕事は基本「もらい業」です。誰かにお願いして協力してもらう、やってもらう、助けてもらう。私一人で何かを成し遂げられることなど、何もありません。
 

 

例としてOP戦一つとっても
 
組んでくれる相手のチームさん

連絡を取ってくれるマネージャーさん

 

いつも私の無茶を快く聞いてくれるバス会社の方々

 

美味しい弁当を届けてくれるお弁当屋さん

 

審判をしてくれる審判さん

 

気にかけて応援してくれる人たち

 

試合で活躍してくれる選手、グラウンドスタッフ陣たち etc.
 
協力してくれる方、やってくれる方がいるからこそ、私の仕事が成立し、意義が生まれます。だからこそ、誠意を尽くしていく必要があると思うのです。

 

月並みな言葉ではありますが、最後まで感謝を忘れず、常に謙虚に接したいものです。
 
 
 
松陰はこんな言葉も残しています。(松陰ばっかですみません)
 
「諸君、狂いたまえ」
 
「狂う」とは現代風に言うと、「目がキマってる」ってやつでしょうか。

 

しかし、ここで大事なのは「どの方向に狂うか」ということです。適切な方向に狂うことが出来れば、それがその人の持ち味になります。

 

選手だと「守備に狂う=守備に特化する」とか、そういったことでしょうか。野球の技術的なところはよくわかりませんが…。
 

 

やっぱり私は誠実さに狂いたい。そこまでしなくてもいいんじゃないかと言われても最後まで関わってくれる人たちになるべく誠意を尽くしたいと思います。

 

それが今後の筑波大学硬式野球部の活動につながるのであればなお良しです。
 
 
最後に、せっかくなので下級生たちへ。(なかなか伝える機会もないので)

 

私が筑波大学硬式野球部への入部を決めた時、高校の恩師からデカい釘を刺されました。

 

「何があっても絶対にやめるな」と。

 

(ちなみに同席していた同高卒で現筑波大学硬式野球部所属の二名は「頑張れ!」って応援されていて、羨ましかったです)
 
その言葉の解釈と真意は皆さまのご想像にお任せしますが、入学後嫌なこともあったり、失敗続きでうまくいかないときに必ず頭に浮かんでくるほど呪いのかかった言葉でした。
 

 

しかし、ここまでやってきて、マネージャーとして辞めずに続けられたことがとてもよかったと思います。皆、時には悩み、思い通りに行かずチームを辞めたくなる時もあると思います。

 

先述した通り、私も何度も「やめてやろうか!」と思いました。
 
でも、人生なんて思い通りに行くことなんてない!思い通りにいかないときこそ、踏ん張りどころだと思って少しだけ続けてみてほしい。そして煮詰まったらちょっと視点を変えてみてください。

 

自分の決意やこだわりなんて意外と変わっていくものです。

 

変化や周囲の目を恐れず、自分がこだわっていたところから一歩だけ動いたとき、全く別の景色が見えてくるかもしれません。その景色は人によって違うと思います。自分のやりがいは自分で見つけるものです。

 

どうか自分の道を見つけるのを諦めないでほしいと思います。
 
最後の最後に、力量不足のマネージャーでしたが、関わってくれたチームメイト、マネージャー陣、ご指導いただいた先生方、お世話になったマネージャーの先輩方(皆さんのご指導のおかげです!)、良くしてくれている業者の方々、助けてくれる大学の職員の方、父母の方々、両親、お世話になった全て方々に感謝の意を込めて。

 

ラストシーズン頑張ります! 

 

日本語日本文化学類4年 小堀数馬 

日立第一高校
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

日頃より筑波大学硬式野球部へご支援、ご声援頂き、誠にありがとうございます。
 
落単大魔神こと、坂本朗と申します。一体なぜこのような不名誉なあだ名で呼ばれるのか見当もつきませんが、秋学期もまじめに授業を受けていきたいと思います。

 

 

ちなみに僕が下級生の頃は先輩方の「ラストシーズンにかける想い」を読んだり読まなかったりしたものですが、僕の後輩たちはこの拙い文章を読んでくれるのでしょうか。心配です。
 

 

まぁ後日「読みましたよ(笑)」みたいな感じでイジられても困りますが。
 

 

さて、ラストシーズンにかける想いということで、熱い想いを綴りたいところですが。僕が実は熱い想いを秘めた男だということはみなさんご存じかと思いますが、なにせ表に出すのが苦手です。少しばかり苦戦しております。
 

 

そういえばスタッフミーティングの時にかなり絞られましたね。練習態度が悪いとか。結構言われた気がしますが、その当時は自覚などありません。「え~、俺割とちゃんとやってない?」などと思っていたものです。

 

内に秘めた熱い想いを日々のぞかせているつもりだったのですがどうやら全くもってそんなことはなかったようです。まぁ今考えるとその他諸々含めてなかなかやばいやつだった気がします。
 

 

そんなスタッフミーティングでは半ば強引に自分のわがままを通して選手を続けさせてもらった身でありながら僕は長らくCチームに在籍しており、チームの足を引っ張りっぱなしです。

 

この場を借りてみんなに謝りたいです。ごめんね。
 

 

まぁ相変わらず野球は下手だけど、みんなから見て人間性は少しはまともになっていると良いな。
 
 

 

僕はわりと性格が悪いです。さらに入学した頃はイケイケでなかなかにイきり、尖り散らしていた僕です。

 

当時は先輩方の人となりも知らずにB,Cチームにいる4年生をダサいと思っていました。性格悪いを通り越して人間性を疑うレベルですね。

 

 

まぁ若気の至りってことで大目に見てほしいのですが。そして僕は今その先輩方と同じ立場にいるわけですが。

 

後輩たちは僕をダサいと思っているのでしょうか。ちょっと気になります。少なくとも、野球は下手だけど良い奴、という程度には思っていてほしいですね。
 

 

4年生にもなってCチームにいるというのはなかなか思うところがあるものです。

 

先述したような申し訳なさだったり、不甲斐ない気持ちだったり、それでも選手として居れることへの感謝だったり。挙げればきりがないです。

 

先輩方もこんな気持ちだったのかなとか考えると少しセンチな気持ちになります。

 
色々な気持ちがありますが、その中でも一番強いのはやはり「リーグに出たい」という気持ちです。

 

 

他のみんなはリーグ優勝したいって書くのでしょうが、僕は最後まで自分のことばかりですね。でも仕方がないのです。限りなく可能性が低い立場だとしても、それでも諦めきれない気持ちなのです。
 

 

僕はこれから大学野球が終わるまで可能な限り悪あがきをします。もちろん結果が出ればそれは最高です。

 

 

けどもしかしたら掠りもしないかもしれない。後輩たちがその姿を見て惨めと思うか、少しはかっこいいと思ってくれるかは分かりません。でも何か心に残ってくれたら良いです。

 

 

それだけが僕がチームに残せる何かなのではないかと最近は思ったりしています。
 

長らくチームに貢献できなかった僕ですが、終わり際にいい感じだったらすべていい感じみたいなことわざが在りますからね。

 

きっと最後まで情けなく縋り付いてやり切った経験が僕の今後の人生にもいい感じで活きて、後輩たちの反面教師になって。いい感じになるでしょう。
 

 

と、ここまで書いてきましたが、結構熱いこと書けたのではないでしょうか。まぁ思ったよりというか、授業のレポートよりはすらすらと書けました。

 

出来はともかく、僕にしては割と長く書けた方ではないかと思います。でももう疲れましたし、みなさんも飽きてきたころだと思うのでそろそろ終わります。
 

 

というわけで最後まで読んでくれたみなさん。

 

残り少ない間ですが僕の活躍を刮目して見て下さいね。

体育専門学群4年 坂本朗 

千葉明徳高校

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