雨曇子日記

エイティライフの数々です

うどん&古刹・・・加須市を歩く  ③

2017-12-12 18:16:51 | 関東の小都市歩き

 

加須市の古刹といえば関東 3 大不動の一つ総願寺です。

関東 3 大不動とは、まず、成田山新勝寺、高幡不動尊金剛寺、ここまでは異存のないところですが、3 番目は 3 つの候補があり、一つは埼玉県加須市不動ヶ丘不動尊 総願寺、または、埼玉県飯能市 高山不動尊常楽寺、または、神奈川県伊勢原市 雨降山大山寺、と、それぞれの寺が名のりをあげています。

ともかく、うどん屋さんの角を曲がって人気のない参道を進み総願寺に来ました。

 

 

金色の仁王門は、朱色だったものを平成の改修で塗り替えたのだそうです。

 

仁王門の奥に不動堂があります。

 

 

この総願寺にはどのような由来があるのでしょう。

私がネットで調べたところによると、次のようです。

 

仁和 2 年( 886 )光孝天皇が重い病にかかり、弘法大師の姪の子にあたる円珍(智証大師)が不動明王を彫って祈願したところ病は平癒しました。以後、この不動明王像は大切に保管されていましたが、あるとき護衛の役人が武州吉見へもって帰ってしまいました。その後大洪水が起こって不動尊像は流され加須の地に漂着しました。

さらに時代が下って、元和 2 年( 1616 )高野山の僧 総願上人がこの地を訪れた時、不動明王のことを知り、この地「丘村」を「不動ヶ丘」と変え総願寺を建立し不動明王を祀りました。

現在の不動堂は、天保 15 年( 1844 )龍蔵寺を建てた羽生市の宮大工 7 代目の三村正利さんによるものです。入母屋造り、桁行 5 間梁間 5 間銅板葺きです。

 

こちらは本堂で、これも三村さんの手になるものです。

 

                            (鎌倉時代の板碑)

 

総願寺の門前に、「五家宝」という素朴なきな粉菓子を売る店があります。

 

                         (店の天井の装飾)

 

参道はかっての繁昌をしのばせます。

 

 

街中を流れる「会の川」の立派な石橋が、かってのこの地の繁栄ぶりを偲ばせます。

 

 

 

 


うどん&古刹・・・加須市を歩く  ②

2017-12-10 20:28:31 | 関東の小都市歩き

 

寺は、無着山龍光院龍蔵寺といいます。

昔この近くを流れる利根川に白龍が住み村人を苦しめていたのを、教蔵上人という坊様が退治しここに寺を建てたのが始まりで、それは、文和 4 年( 1355 )南北朝時代のことでした。

もっとも、この本堂は江戸時代に入って、天保 6 年( 1835 )近くの羽生市川俣の宮大工三村家の七代目三村正利さんが、 9 年の歳月をかけて建造したもので、加須市内では最大の木造建築です。

桁行 5 間、梁間 5 間、入母屋造り瓦葺きです。

 

               (内陣の天井には龍と天女が描かれているそうです)

 

境内には樹齢 650 年の大銀杏があります。この木に因み、加須市の木は銀杏です。

 

 

境内の古い石仏の中に平成の“勢至丸”像がありました。法然上人の幼少時の勢至丸が刻まれた石仏はめずらしかったので、背面を見ると、ある信者さんが先祖の供養のために建てたものと分かりました。

 

 

この寺の文化財の一つに、9 通の朱印状があります。

江戸幕府がこの寺に 22 石を安堵したお墨付きです。朱印は将軍のみに許された印なのだそうです。

家光㊞の慶長のものから、貞享、享保、延享、宝暦、天明、天保、安政、万延、と 9 通そろっているそうです。

 

 

なお、仁王様のいる山門は明治 5 年の神仏分離令の影響で廃寺に追い込まれた羽生市「大聖院」のものを 20 両で買い求めここに移築したのだそうです。

 

                                          ( 古 仏 眼 山 )


エンジェルス大谷  二刀流への新たな挑戦

2017-12-10 16:10:53 | 野球談義

 

公男「ついに大リーガー大谷クンの誕生だ!!」

虎子「かっこ よ過ぎ!」

谷氏「りりしい若武者ぶりだ!」

 

 

公男「立派な挨拶だった!!」

虎子「とても、頼もしかったわ!」

谷氏「活躍に期待がもてそうだね」

ディズニーランドのあるアナハイムで、もう一つの夢が見られそうです。

大谷クン体にきをつけ、楽しくプレーして下さい。

(鎌ヶ谷公男)


うどん&名刹・・・加須市を歩く ①

2017-12-09 20:39:08 | 関東の小都市歩き

                    (東武伊勢崎線加須駅改札口)

 

行田市が足袋の街なら、こちらは“こいのぼり”と、加須市は意気込んでいるようです。

 

                            (加須市市役所)

          (立派な市役所の庁舎を入ると“こいのぼり”迎えてくれます)

                       (顔を出して写真撮影ができます)

                     (市役所の各窓口が並んでいます)

 

明治 42 年創業の手書き製造の店“橋本弥吉智商店”さんは、12 の色彩を 18 の工程でつけていくという伝統的製法で有名でしたが、平成 28 年 9 月閉店となりました。

残ったのは 3 店。製造から販売まで手がけており、 3 店でも一つの街にそろっているのは珍しいのだそうですが、それだけではインパクトが弱いのではないでしょうか。 

 

もう一つの目玉、“うどんの街”の方を探訪することにしました。(といっても、うどんのはしごは無理ですから、一店集中です)

 

                       (駅北口にある看板)

                           (駅北口ロータリー)

 

どこに行こうかと迷った末、国道 125 号沿いの店“子亀”に行きました。

 

                   (乗用車 30 台の駐車可・50 席の大型店です)

                               (入口の様子)

                  ( 私たちが食事中にほぼ満席になっていた)

                          (厨房あたりの様子)

                     (鍋焼きうどん 1300 円)

                       (冷汁うどん定食 1000 円)

 

味・値段・店の雰囲気などすべて期待以上でした。

 

店を出て、道路越しに屋根の一部が見えた寺に立ち寄ってみました。

 

                 (立派な山門がいきなりどーんと聳えびっくりした)

                    (そして、この本堂の立派さに驚かされた)

 

 

 


(千葉)県民手帳

2017-12-07 14:15:14 | つれづれ

 

私「ホームセンターで来年の県民手帳を買って来たよ」

妻「日用雑貨と一緒に売っているわけ?」

私「レジに山積みされていたけれど、すぐ売り切れるよ。 450 円だからね」

 

妻「使い勝手はいいの?」

私「今年も使ったけれどとてもよかった」

私「今年は特典つきで、道の駅のソフトクリームが 50 円引きだ」

 

 

妻「新聞で見たけれど、青森県の県民手帳が人気なんだってね」

私「わが千葉県もなかなかのものだよ」

 

私「手帳の資料編によると、千葉県民は 6. 222. 666 人で全国第 6 位、その中で一番多い年齢層は

   65 ~ 69 歳の女性で250. 678 人ということだ」

妻「そんな統計も載っているの?」

私「そう。千葉県は、ネギ、日本梨、ほうれんそう、らっかせい(からつき)、えだまめ(未成熟)など 13 種目

  の野菜が生産量日本一」

私「千葉県、 37 市、16 町、 1 村のうち、一番面積の広いのが市原市で 368. 17 ㎢ 一番狭いのが浦安市

  17.30 ㎢ ・・・・」

妻「うるさーーーい!!!」


自薦の一句

2017-12-04 16:30:33 | 俳句修行

 

仙台市の俳句結社「澪」の会員にしていただき、毎月七句投句することとなり、充実した一年を過ごすことができました。いつもの年より一年を短く感じました。

以下は、自選の一句です。

 

12月     雲堂に一刻座る年の暮れ(柏市泉の「竜泉院」の座禅会に参加しました)

 1 月     浦安の舞のびやかに初社(柏市広幡神社に初詣しました)

 2 月     冬日和名峰筑波ほしいまま(筑波山がくっきり見えた日です)

 3 月     大空に鳥放り投げ春一番(今年の春一番は 2 月 17 日でした)

 4 月     鳴り止まぬ拍手のごとく花吹雪(白井市今井の桜)

 5 月     SLの汽笛漂う春の宵(磐越西線SL特急ばんえつ物語、漂っていたのは桜満開の咲花温泉)

 6 月     手賀沼の岸辺明るき合歓の花(手賀沼南岸手賀大橋の袂の合歓の木です)

 7 月     運ばれる水羊羹のガラス越し(和菓子屋さんのケースに作りたての水羊羹がきました)

 8 月     緑陰やロコモフィットのスクワット(ロコモ予防の講習会に参加しました)

 9 月     秋桜どっと打ち出る長屋門(立派な長屋門の農家からあふれ出て咲くコスモスです)

10月     秋深し大禍時のパトロール(今年は順番で自治会の役員となりパトロールもしました)

11月     冬シャツに着替え生ごみ出しに行く(風邪はもとより、転倒にも気をつけねばなりません)     

 


冬が来た

2017-12-02 14:30:04 | つれづれ

12 月 2 日(土)、私の住む千葉県柏市では風もなく、青空にケヤキの紅葉が映える好天気。のんびりとアド・バルーンが浮かび、遠くには東京のスカイツリーが見える。

 

 

公園の公孫樹は箒になっているのもあるが、そうでないのもある。

 

 

メタセコイアが箒になるのもも間近だ・

 

 

八つ手の白い花は目立たないところで咲いていた。

 

 

まだ、きっぱりとは、冬は来ていない。私は安逸をむさぼっている。

 

  冬が来た     高村光太郎

きっぱりと冬が来た

八ツ手の白い花も消え

公孫樹の木も箒になった

 

きりきりともみこむような冬が来た

人にいやがられる冬

草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

 

冬よ

僕に来い、僕に来い

僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

 

しみ透れ、つきぬけ

火事を出せ、雪で埋めろ

刃物のような冬が来た。