12 月 27 日(水)中山法華経寺に来ました。
赤門と呼ばれる仁王門は大掃除の後で、とてもすっきりしていました。
境内もなんとなくすがすがしく、新しい年を迎える気分に満ちています。
(鬼子母神を祀る本堂)
(境内の五重塔を望む)
日蓮自筆の、国宝「立正安国論」などが保存してある聖教殿へ行ってみました。
(築地本願寺の設計などで有名な伊東忠太氏の設計により昭和 6 年に建てられた)
(隣接する荒行堂の大屋根の鬼瓦)
大荒行堂では、今しも百日間の世界三大荒行にも数えられるすさまじい“行”が行われていました。
(おそらく面会にでも来られた修行僧の身内の方でしょう)
(全国から来られた修行僧の名前が貼りだされていました)
(絵馬堂にあった額の一つ)
鎌倉松葉ヶ谷の草庵で執筆した「立正安国論」を執権北条時頼に提出し、その中で邪教と極めつけられた浄土教信者によって襲われ、草庵は焼き払われました。いわゆる日蓮四大法難の一つです。このとき、白猿が現れ日蓮の衣の袖を引いて危難を救ったといわれます。また、当時千葉氏に文官として仕え、日蓮の庇護者であった、富木常忍が、下総国中山の自宅に避難させ、同時に教えを受けたとされます。それが、この法華経寺に発展し、常忍は出家して日常となり日蓮宗の教えを広めることになります。
平成 25 年、赤門の右手に建った日蓮像の台座には「立正安国を説くお祖師様」と刻んであります。
法華経寺は訪れるたびに何か発見があり楽しめます。