雨曇子日記

エイティライフの数々です

2017   暮れの中山法華経寺にて

2017-12-28 21:16:04 | 神社仏閣

12 月 27 日(水)中山法華経寺に来ました。

赤門と呼ばれる仁王門は大掃除の後で、とてもすっきりしていました。

 

 

境内もなんとなくすがすがしく、新しい年を迎える気分に満ちています。

 

                         (鬼子母神を祀る本堂)

                        (境内の五重塔を望む)

 

日蓮自筆の、国宝「立正安国論」などが保存してある聖教殿へ行ってみました。

 

    (築地本願寺の設計などで有名な伊東忠太氏の設計により昭和 6 年に建てられた)

                      (隣接する荒行堂の大屋根の鬼瓦)

 

大荒行堂では、今しも百日間の世界三大荒行にも数えられるすさまじい“行”が行われていました。

 

              (おそらく面会にでも来られた修行僧の身内の方でしょう)

              (全国から来られた修行僧の名前が貼りだされていました)

                   (絵馬堂にあった額の一つ)

 

鎌倉松葉ヶ谷の草庵で執筆した「立正安国論」を執権北条時頼に提出し、その中で邪教と極めつけられた浄土教信者によって襲われ、草庵は焼き払われました。いわゆる日蓮四大法難の一つです。このとき、白猿が現れ日蓮の衣の袖を引いて危難を救ったといわれます。また、当時千葉氏に文官として仕え、日蓮の庇護者であった、富木常忍が、下総国中山の自宅に避難させ、同時に教えを受けたとされます。それが、この法華経寺に発展し、常忍は出家して日常となり日蓮宗の教えを広めることになります。

 

 

平成 25 年、赤門の右手に建った日蓮像の台座には「立正安国を説くお祖師様」と刻んであります。

法華経寺は訪れるたびに何か発見があり楽しめます。