9 月 12 日(土) 5 時 54 分の地震で目覚めた。
かなり長時間ミシミシと揺れていたなでびっくりしたが“さほどのこともあるまい”と高を括って静観した。
まもなく揺れは収まり居間に降りて行ってTVをつけると、“震源は東京湾”と言っている。マグニチュード 5.3 の規模だそうだ。そして、私の住む千葉県北西部は、4 だ。
大正 12 年(1923 ) 9 月 1 日午前 11 時 58 分発生の関東地震は「相模トラフ沿いの断層を震源とするマグニチュード 7.9 」だった。(私の生まれる 12 年前)
私が体験した大地震は、昭和 19 年( 1944 ) 12 月と翌年の 1 月に起きた東海地方の大地震。
当時私は 9 歳、 12 月 7 日の場合は学校の教室にいた。授業中だったが、誰かが“地震だ!”と叫び、みんな我勝ちに教室を飛び出した。
背面黒板が落下するのを横目で見ながら、私もみんなの後を追った。
それでも、全員無事に校庭に避難し、校舎も倒壊はしなかった。
翌年 1 月 13 日未明のそれは、もっと揺れが大きく、わが家は私達家族が脱出するのを待って倒壊した。
そんな昔の出来事が突然思い出され、日本という国が、頻繁に揺れをくり返す危なっかしいプレートの上にある事を改めて思った。