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雨曇子日記

エイティライフの数々です

上州四万温泉郷

2014-12-05 14:40:17 | 大歩危トラベル

旧友佐藤拓郎くんは仙台在住の俳人、俳誌「澪」の編集者。今回、わが大歩危トラベルに同行し、64連作を寄稿してくれました。

 

               四万温泉

          おしゃべりの止めば終点四万の冬

          新そばや残り一つを譲られる

          温泉の街廃休業の十二月

          熊除けの鐘打ち山峡(やまかい)震わせり

          熊出ると風生句碑の建つ辺り           (稲つつみ地神)

          山蛭の張り紙ちぎれ枯れ木立

          落ち葉踏む美(は)しき刻字の白蓮碑

          無骨なる石の地神や落葉積む

          峡(かい)の空梳く稜線の枯れ木立

          峡空(かいぞら)の早き日暮れや薬師堂     (日なた見薬師)

          堂奥の薬師をろがむ覗き窓

          御籠堂屋根の葺き替え雪見ぬ間

 

              

     

 

本日の宿「積善館」に荷物を預け、「小松屋」で蕎麦を食べ、散策に出ました。

 

             

             

 

当地は3度目ですが、落合通りの先、落合橋を渡った先は、まだ行ったことがないのです。

いきなり熊除けの鐘に遭遇です。

 

     

             

 

ほんとに人気のない道ですが、所々施設や人家があります。

 

     

             

 

昔から土地の神様が祀られている“稲つつみ神社”、祠があるだけの素朴な社で、ここに、冨安風生の句碑、柳原白蓮の歌碑がありました。

 

     

     

             

         

                  

 

神社から800mほど先に「日向見」と呼ばれる地区があり、右手にダム、左手に国宝の薬師堂があります。立派な一本道なので迷うことはありません。

 

     

     

     

      

     

 

宿のある「新湯」という地区に帰り着いたとき、まだ3時前でしたが、山峡の村は、すでに夕方の気配でした。

 

        

 

 

 


冬の旅      四万温泉へ

2014-12-04 19:34:30 | 大歩危トラベル

             

 

旧友“左&右”くんは仙台在住の人、俳誌「澪」同人で、編集も手がけています。

旅を終え、さっそく64句をFAXしてくれました。

 

               仙台から

          松籟に背中押されつ冬の旅

          旧友と旅より始む師走かな

          旅の朝位牌をろがむ供茶かな

          冬の旅手荷物迷う寒暖着

          初雪の予報外れて旅日和

          冬の旅一期一会は何ならむ

 

家を出ると、まだ暗く、松林に吹く風がゴウゴウと鳴っていたのですね。

旅仕度をてきぱきとはいかないまでも、兎に角済ませ、亡き奥様にご挨拶をされ、出発。好天気は何より。

 

               両毛線

 

          乗客は学生ばかり冬の旅

          冠雪の富士山(ふじ)遥かなり両毛線

          ひつぢ田や遮るものなく白き富士

          十二月スマホ片手に問題集

          八木節の発車ベルなる師走かな

          遠のけば又近づきて冬赤城山(あかぎ)

          空っ風裾野の広き赤城山(あかぎ)より

 

旧国名下毛野の“小山”より、上毛野の“高崎”まで、足尾山地の南麓、“八木節”の本場、栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎、と、両毛線の乗りつくしです。お疲れさまでした。富士が望めてよかったですね。

 

             高崎より吾妻線

 

          列車待つ時間も旅や十二月

          達磨の目ぎょろり高崎十二月

          通学生降りて暖房効き始む

          空っ風受けて風力発電所

          早口の列車案内師走かな

          空っ風ミニスカートの女子高生

          旧友と高崎で会ひ冬の旅

 

お待たせしました。無事に会えてよかった。

 

                   中之条町~四万川を遡る

 

             

 

          十二月選挙公示や中之条

          尻白く揃へ白菜売られをり

          あの人も又ポスターに十二月

          あの人の連呼を聞きし十二月

          山峡(やまかい)に選挙ポスター十二月

          山峡の屋号「くるまや」林檎売る

          山峡にソーラーハウス冬日受け

          急ピッチ雪崩防止の柵工事

 

             

                       あの人とは、この人?

 

四万温泉は、中之条駅前から路線バスで約40分。

草津1号で来ると、12:15 発に8 分の待ち合わせでした。


12月2日 上野から中之条へ

2014-12-04 10:09:36 | 大歩危トラベル

2014.12. 2(火) 上野駅で、札幌からの寝台特急カシオペア、北斗星の到着を待ったのですが、この時期は、両列車ともに運休期間中で、ただでさえ人気のない13~15番ホームは超閑散のたたずまいでした。

 

     

     

 

見られなかった寝台特急の代わりに、朝倉文夫作の彫像を眺めました。

 

    

 

「三相  知・情・意」は、朝倉文夫氏が、上野駅開設の明治16年生まれであることを喜んで、この像を台東区を通して寄贈したと台座の後ろに書かれています。

「昭和三十四年五月五日 日本国有鉄道」と、最後に記してありました。

 

草津1号は、予定通り上野を発車。快晴の関東平野を走りぬけ高崎駅に入っていきます。

 

     

             

             

             (どこだったか、線路脇にこんな大きな変電所があった)

             

 

高崎で仙台からの“左&右”君と無事合流し、赤城山を右手に眺めつつ中之条駅に着きました。

 

             

             

             

             

 

中之条駅で迎えてくれたのは、おびただしい干し柿。

 

     

             

              吊るし柿ホームに揺れる吾妻線        左&右

いずれ、駅利用者に振舞ってくれるのだそうです。

 

 

  


草津1号

2014-12-01 11:22:10 | 大歩危トラベル

12月2日(火)上野発10:00 特急草津1号万座・鹿沢口行で四万温泉に行きます。

上野駅は15 番線です。

15 番線には、9:25 にカシオペア号が入ってきます。前日の16:12 に札幌を発車した列車です。

 

     

     

     2014. 7.24  撮影

 

9:38 には 13 番線に“北斗星”が入線します。

こちらは、札幌発、前日の17:12 函館 21:49 次は仙台 4:51 あと福島、郡山、宇都宮、大宮と停車して来ました。

 

             

                 2014. 8.10 撮影

 

15 番線ホームから改札口へと少し進んだところにある、石川啄木の歌碑も見ておきたいと思います。

 

             

             

                 2014. 7.24  撮影

 

             ふるさとの 訛なつかし

             停車場の 人ごみの中に

             そを 聴きにゆく

“「一握の砂」を読む”という、近藤典彦さんの blog を拾い読みしました。すばらしいレクチャーでした。

             あたらしき背広など着て

             旅をせむ 

             しかく今年も思ひ過ぎたる

啄木のこの歌を愛した萩原朔太郎の詩

             ふらんすに行きたしと思へども

             ふらんすはあまりに遠し

             せめては新しき背広をきて

             きままなる旅にいでてみん。

 

             汽車が山道をゆくとき

             みづいろの窓によりかかりて

             われひとりうれしきことをおもはむ

             五月の朝のしののめ

             うら若草のもえいづる心まかせに。

レクチャーからの引用です。

私は古い背広で、12 月の旅ですから、せめて風邪などひかないように気をつけて行ってきます。

行き先は四万温泉です。高崎で、仙台からの「左&右」君と合流します。

 

                          

                 2014. 7.24 撮影

             


鳴門うずしお紀行  3

2014-09-23 17:51:51 | 大歩危トラベル

H ルネッサンスリゾートナルトの温泉は1階と8階にあります。

朝食前に1階の風呂に行きました。

 

     

     

             

 

8階の展望風呂と違って、空いていたので温泉気分に浸りました。

風呂上りで朝食会場に直行しました。“サンドウィッチバイキング”です。

 

             

     

     

     

             

             

 

夕食は和食のバイキング。混んでいたので写真は撮れませんでしたが、朝食同様おいしかったですよ。

このホテルの食事は、一品一品の質が高く、種類も豊富、スタッフはフレンドリーで親切でした。

 

前夜、午後8時20分から、1階のホールで阿波踊りのショウがありました。

出演は、「浮々連」という家族的な“連”です。

 

             

 

お囃子にのって登場です。

 

     

     

     

 

簡単なレクチャーがあって、客も踊りに参加します。

“同じアホなら踊らにゃそんそん♪”

 

     

     

 

最後はテンポの速い踊り。

 

             

             

             

             

 

やっぱり、徳島は“阿波踊り”でした。

 

 


鳴門うずしお紀行  2

2014-09-22 15:19:27 | 大歩危トラベル

             

             

 

9月20日(土)今日は“うずしお”見学です。ホテル前から路線バスで“鳴門公園”に来ました。

眼前の島は“飛島(とびしま)”で、その先左手が“うず発生地”です。

 

     

     

 

大鳴門橋の下に遊歩道“渦の道”があります。

 

     

     

     

     

 

近くの施設“大鳴門橋記念館エディ”(有料)にも入りました。

 

             

     

 

見るだけでなく、体験できるコーナーもいろいろあって楽しめました。

 

うずしお見学の〆は、観潮船からの見学です。

 

             

             

     

             

             

             

             

             

             

 

乗船したのは午後2時30分で約30分の観潮。船は、私達を降ろすと次の客を乗せて出ていきました。


鳴門うずしお紀行

2014-09-21 20:44:09 | 大歩危トラベル

               

     

 

9月19日(金)今回の旅は、企画した息子殿についていっただけ。

羽田から阿波おどり空港(徳島)へ。

羽田発(9:35)JAL 1433(普通車)徳島着 10:45

迎えの車でホテルへ

 

             

     

     

 

Hルネッサンスリゾートナルト前「大毛」から、路線バスで大塚美術館(陶板名画美術館)へ

 

     

     

 

エスカレーターを上ると、目の前に原寸大のシスティーナ礼拝堂。

白鵬関はここで結婚式を挙げたそうだ。

ミケランジェロが4年がかりで一人で描いた天井画で有名だ。

 

     

     

 

これが、ミケランジェロの顔という。

 

B2階には、レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」が、修理前、修理後と並んでいる。団体客が、説明を受けていた。

 

             

     

     

 

同じ階には、池に囲まれたモネの「大睡蓮」の展示があった。

 

     

             

             

 

レストランは、1階。大塚製薬の創業者大塚武三郎の生家が陶板画になっている。ここで、「最後の晩餐ランチ」(1800円)を食べた。

 

             

             

             

 

この階には広々とした庭園があった。

 

             

             

 

庭越しに鳴門大橋が長く伸びていた。

 

             

             


上州四万川温泉郷 温泉口~新湯(あらゆ)

2014-08-12 16:27:55 | 大歩危トラベル

             

 

四万川に沿って約5Kmにわたり、36の温泉宿の点在する四万温泉郷。

川下の「温泉口」から「新湯」までの約2Kmを歩きました。

 

     

 

四萬館を出てすぐ先にあるのが長静館。10人限定のこじんまりとした宿ですが、「ずっとそばに」のsatomiさんイチオシです。

 

まもなく7つの宿が集まる「山口」です。

 

       

     

     

     

 

格式の高い有名旅館が並んでいます。近年はバスの客が少ないので、茶屋の方は苦戦気味と拝察しました。

蛇足ですが、旅館「豊島屋」のHPには、「宿に来るまでの楽しみ」として、群馬県にある10のメロディイラインと曲が地図入りで紹介されていました。

赤い「月見橋」を渡ると、温泉宿12、商店31が集まる「新湯」です。吾妻線「中之条駅」からの四万温泉行きのバス終点はここです。

 

             

             

     

     

     

             

             

 

温泉宿こそ大きく立派に発展していますが、町並みは明治、大正の昔とたいして変わっていないと感じました。

             

 

 

 


四万温泉の四萬館

2014-08-11 21:06:56 | 大歩危トラベル

先月、初めて四万温泉に行き、積善館に泊まりました。

 

             

 

温泉の余韻に浸っているうちに、今度は四萬館が気になり始めました。

8月10日(日)、台風11号とぶつかってしまいましたが、運を天に任せて出かけました。

 

             

     

     

             

             

 

四萬館が気になったのは、旅館のHPのキャッチフレーズ“ひとには教えたくない温泉がある”です。

どんな温泉?

こんな温泉でした。

 

     

     

     

 

貸切風呂は全て無料。一階の川沿いに6つ並んでいます。

男性用大浴場“喜寿の湯”につづく露天風呂は、プールのように広く深く、思わず泳いでしまいました。

 

     

     

     

             

 

貸し切り料50分1万円が必要ですが、温泉プールもあるのです。

 

             

 

使用中止でしたが、川沿いに足湯もありました。

 

             

             

     

             

 

四万川の清流と一体化したような温泉でした。

 

 


四万温泉少しだけ街歩き

2014-07-28 15:15:39 | 大歩危トラベル

積善館の赤い橋を渡ってまっすぐ進むと落合通り。この道は新潟県湯沢へ通ずる昔道だったとか。

 

     

 

蕎麦屋さんが2軒並んでいました。

 

             

             

 

中島屋に入って、三種の具菜が載った、深山そば(980円)を頼みました。

 

             

             

 

向かいの遊戯店、店主の京田さんは、あらゆる四万温泉ガイドブックに載る有名人。

 

     

             

 

通りの終点は四万川にかかる落合橋で、たもとの店は、うな重がメインの“くれない”。

上流は滝のように水が落ち、下流に共同浴場の湯小屋が見えます。

 

     

             

 

河原に下りて湯小屋を見ました。よく管理された清潔な湯屋です。

 

             

     

 

ここから30mほど下った道路わきに「塩の湯飲泉所」がありました。

 

             

     

 

帰る日(7月25日)の昼食に入ったのは、飲泉所近くの柏屋カフェです。若いスタッフが、きびきびと親切に対応してくれました。頼んだのはカレー(905円)と温泉マーク入りカプチーノ(525円)です。

 

    

             

             

             

 

商店街では、熟年パワーの活躍がめだちます。(焼き饅頭の島村さん、キビシイ夏場、お体大切に!)