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雨曇子日記

エイティライフの数々です

積善館  2

2014-07-27 16:48:26 | 大歩危トラベル

もう少し、株式会社積善館さんにお付き合い願います。

 

             

                          (江戸時代の積善館の絵図。橋の位置は今と同じです)

             

              (明治になって、左側に一棟建ったことが分かります)

江戸時代、明治期の湯治宿としての面影を残しつつ、時代に合わせて発展する積善館は、昭和11年に、桃山様式の粋を集めた山荘、61年には、現代の建築史にも残る名建築、佳松亭(かしょうてい)を建てました。

部屋数は、山荘12室(3~4階)、佳松亭12室(5~8階)本館の26を合わせ、合計54室です。

それぞれの建物をトンネル、廊下が結びますが、本館と山荘を結ぶ浪漫トンネルは、アニメの登場人物に相応しい趣をもっています。(アニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台となった旅館をここ積善館としたのは、TV局4チャンネルらしい)

 

             

     

 

夕食会場のラウンジもよい雰囲気です。

 

             

 

嵌め込みの大きなガラス越しに竹林が見えます。時には鹿が顔をのぞかせることもあるとか。

ていねいな説明を受けて和食の夕食。贅沢なひと時でした。

 

     

     

     

 

ゴボウとシラタキの炊き込みご飯、欲張っておにぎりにまでしてもらい部屋に持ち帰りました。

最後に触れておきたいのは、元禄の湯以外のこの宿の風呂。

立派なのは、佳松亭にある「杜の湯」

広々とした内湯の浴槽、露天の岩風呂に清澄な源泉が溢れていました。

 

     

     

             

 

本館にある岩風呂は、決められた時間帯以外は混浴。

混浴の時間帯の女性は、弁天様の化身になったつもりで悠揚迫らぬ態度でご入浴下さい。(余計なお世話)

 

             

     

     

 

 

 

   

 

 

             


四万温泉 積善館

2014-07-26 20:16:38 | 大歩危トラベル

四万村の名主「関善兵衛」さんが元禄四年に湯宿を作り、代々受け継がれ、明治時代に15代目さんが、「積善館」と名づけました。

 

     

     

     

             

 

19代目となる当主関善兵衛さんは、自らガイドになって宿泊客の希望者に館内歴史ツアーを行っています。

 

             

 

     

     (この「元禄の湯」は、日本でも三本の指に入る胃腸の名湯、飲泉の効果もありますよ)

 

四万の湯の特徴、効能。この旅館に残る、代官のための一段と高い部屋、湯治の客が馬を繋いで磨り減った柱、明治時代に使われた帳場の机、戦後に訪れた白蓮の短歌など、みどころいっぱいでした。

 

     

     

     

 

昭和5年(1930)建築の「元禄の湯」はさすがに風格があります。一人用「蒸し風呂」も作ってありました。

 

     

             

     

     

     

 

私達が宿泊したのは、昭和11年建築の山荘の一室。部屋には廊下がめぐらせてあり、障子の装飾が立派でした。

 

     

            

     

 

 

 

 

   

 

             


いざ四万温泉へ

2014-07-25 22:21:50 | 大歩危トラベル

7月24日(木)上野駅15番線に来ました。

朝倉文夫製作の彫像・啄木歌碑などに見とれていると、寝台特急「北斗星」が入線してきました。

 

     

             

 

     

 

我ら「大歩危トラベル」一行3名が乗り込んだのは、「北斗星」ではなく、上野10時発「草津1号」(自由席)です。

 

             

             

 

炎暑の関東平野を走り、12時5分「中之条駅」到着です。この駅には自動改札はありません。

 

      

             

     

 

駅前発12:15のバス「四万温泉行き」に乗り込みました。

 

     

 

12;55 四万温泉に到着。

 

     

     

             

 

    

 

 


四万温泉

2014-07-23 20:29:05 | 大歩危トラベル

明日は四万温泉一泊旅行です。

温泉の位置を地図で確かめました。上毛カルタでいうところの「鶴舞う形の群馬県」の鶴の尾の部分。新潟・長野県に接する県境の町中之条の北部、四万川に沿った古い温泉町です。

四万川は、中之条で吾妻川に、吾妻川は渋川で利根川に合流します。

利根川の水は手賀沼にも入ってくるので親近感がもてます。

四万の人口は、平成15年7月現在で、男350人 女400人 世帯数340、気候風土については「年間を通して涼しく、避暑地として最適」と、四万温泉協会のHPは記しています。

上毛カルタ読み札は、「世のちり洗う四万温泉」

期待がもてます!


四万温泉一泊旅行4日前

2014-07-20 21:44:15 | 大歩危トラベル

7月24日(日)四万温泉積善館から電話が来た。宿泊確認の電話だ。特典サービスを一つ選べと言ってきた。

1. 12時レイトアウト(チェックアウトを1時間延長し12時にする)

2. 新料理長からの小さな気持ちの一品サービス

3. 貸切風呂1回無料利用

3 でお願いすることにした。

 

申し込んだのは“公式HPリニューアル記念2014年積善館の想と挑戦絶対的な最安値”という気恥ずかしくなるような商品。

{登録文化財}浪漫の山荘次の間付角部屋  15,120×3=45,360円

                      入湯税+            45,810円

 

交通手段は電車とバス。往路は特急利用、復路は普通列車でと計画した。

コミコミで一人25、000円の予算。「大歩危トラベル」という実体のない旅行社催行ということにして旅行ムードに浸っている。


東海館から杢太郎記念館へ

2014-06-13 10:35:38 | 大歩危トラベル

     

     

 

伊東市の観光施設“東海館”は、昭和3年(1928)創立の、伊東を代表する旅館でした。客室の障子一つとっても、手の込んだ造りです。

 

     

     

 

120畳敷きの大広間もあります。

 

     

             

 

昭和24年(1950)にでき、当時は天城まで見えたという望楼に登りました。

 

     

             

             

 

昼食は、東海館前の洋食店ナナバルにしました。

 

     

     

     

 

本日のAランチ1070円をおいしくいただきました。

食後、海岸通りをぶらぶら歩いて木下杢太郎記念館に行きました。

 

             

             

             

 

資料が豊富で、説明がよかったので、とても楽しめました。

 

             

 

明治42年(1909)24歳の杢太郎が、北原白秋らと創刊した「屋上庭園」(パンの会)が2号で廃刊に追い込まれた理由は、黒田清輝の表紙にではなく、白秋の詩にあったことなど、興味深い説明がありました。

 

     

 

杢太郎の姉さんが、友人の樋口一葉と撮った写真。一葉のこのような髪型の写真は珍しいのだそうです。

 

     

 

新潟県の観光列車は、勿論、記念館ではなく、伊東駅の構内に停車していたものです。

 

             

 

 

   


網代~伊東

2014-06-11 20:37:35 | 大歩危トラベル

6月10日(火)伊東線の網代駅に来ました。

 

             

             

 

お目当ては、温泉旅館“平鶴”での昼食入浴プラン(税別5000円)です。

 

     

 

個室で一休み。

 

             

             

 

浴衣に着替えて一風呂浴びに行きます。

 

     

     

     

 

そして、食堂での昼食。

 

     

     

     

 

大満足の昼食の後、伊東に移動して、駅前の富士茶園でおいしい珈琲を飲みました。

 

     

             

 

伊東に来れば、温泉好きの宿“大東館”です。(朝食のみ、一泊税込み6500円)意欲的なスタッフ、中央の方が若女将渡辺寛子さんです。 

 

              

             

 

ファンの多いのも頷ける大東館の温泉です。

 

     

     

     

 

露天風呂の屋根の木組みの立派さに気づきました。

 

     

 

 


奥州白河 南湖公園

2014-04-20 17:39:23 | 大歩危トラベル

     

 

4月18日(金)東北本線在来線で白河へ。駅前からJRバス磐城棚倉駅行きに乗り、南湖公園に来ました。

 

             

             

      

     

 

             

             

             

             

 

南湖公園は白河藩主松平定信によって享和元年(1801)に築造されました。

「日本最古と言われている公園」と、パンフレットに書いてありました。

 

     

             

             

 

公園に隣接して、市立の翠楽苑という庭園ができたのは、平成7年。それまでは、野球場だったそうです。

 

             

             

             

             

            

 

松平定信を祀った南湖神社です。

 

     

     

             

             

     

             

 

白河駅のホームからも見える小峰城は、2011年の東北大震災で石垣が崩れ、現在修理中です。

桜が人々を励ますように満開でした。

 

             

             

             

     

 

 一泊2日の旅の終わりです。「ではお元気で」、Sさんは仙台に、私は上野に向かいました。

 

   

             

              


五ツ星源泉の宿 “大鷹の湯”  2

2014-04-19 16:05:16 | 大歩危トラベル

この宿の内湯や露天風呂に掲げてあった“温泉についての講釈”は、「正真正銘五ツ星源泉宿66」小森成典・祥伝社新書に拠るものだろう。

 

     

     

     

             

     

 

18日(金)6時前に目覚めてしまったので、宿の下駄をつっかけて外に出た。

 

             

白壁の高い塀に囲まれた別邸は、露天風呂付き客室だ。8室あるらしい。

朝食会場“御狩場亭”から、昨日駅前で見た「大鍋」を思い出した。

 

             

             

             

             

             

 

朝食が整えられ、いざ会場へ。

一応用意された膳の他にチョイス可能なシステムで、多種のヘルシィな食品が用意されている。

 

      

 

私達は湯にも食事にも満足し、宿のバスで「那須塩原駅」に向かった。スタッフの皆様お世話になりました。

 

             

     

               

 

             


五ツ星 源泉の宿“大鷹の湯”

2014-04-18 23:00:29 | 大歩危トラベル

4月17日(木) 仙台のSさんと那須塩原駅で待ち合わせて“那須野が原博物館”見学後“大鷹の湯”に到着。

 

     

     

             

             

 

“大鷹の湯”はblog“ずっとそばに”で大推奨されていて、一度訪ねてみたいと思っていた。

 

     

     

 

部屋に案内されると、まず露天風呂に直行した。

 

     

     

     

             

 

38度~42度という適温に常に保たれ、利用者が、“アッチツチ”などと言って水を加える必要はないので、ただひたすらお湯に浸かっていればよく、気楽である。(本当に効能があるのかな)などと半信半疑で浸かっていた。

露天の湯薄暮の空にブナ若葉          雨曇子

部屋は、4月1日に改修が終わったばかりで真新しい。窓を開けるとまだまだ桜だ。