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雨曇子日記

エイティライフの数々です

隅田川遡行桜散歩  1

2015-04-02 21:37:01 | 大歩危トラベル

                

 

4 月 2 日(水)隅田川を川上へとたどりながら桜を楽しもうという散歩を企画し、いつもの同級生を誘って東武スカイツリー線鐘ケ淵駅から歩き始めました。

 

                

                

          

 

ここは白鬚橋の上流、堤通で花見客は少なめです。

 

                

                

                

                

                

 

近くの木母寺(もくぼじ)は 976 年の創建と伝えられる歴史ある寺、明治維新で廃寺となりましたが、再興されて天台宗の墨東第一の名刹となっています。

 

          

          

    

   (貿易で成功した田中平八の都内一の巨碑をはじめ由緒あるさまざまな碑が建ち並ぶ)

          

                              (へび観音といわれ信仰を集めている)

                

                (防災地区にあって建設上の規制をうけている木母寺)

 

災害時には防火壁となるビル(マンション)が並んでいます。

 

                

                

                

                

 

公園に、自転車を曲芸のように乗りこなしている方がいました。田原さん( 65 )は、60 歳からボケ防止にと曲乗りに挑戦したのだそうです。

 

                 

            

 

隅田川にかかる水神大橋を渡り、南千住汐入公園に向かいました。

 

                

                

          

          

                

 

汐入公園の桜はまだまだ若木ですが、それでも精一杯咲いていました。


日光の余韻

2015-02-26 13:30:24 | 大歩危トラベル

2 月 20 日(金)出発、1 泊 2 日の日光旅行、その余韻に浸っています。

高台に建つ金谷ホテルから、男体山・大真名子・女峰・赤薙と、 2 千m を越す日光連山が手に取るように眺められたこと、これは最高の眼福でした。

 

                

                

                

 

大猷院(たいゆういん)の仁王門からの参道、神奈川県産根府川石を敷き詰めてありますが、二天門へと左折する、その右側角に建つ水盤舎、これは建造物として日光屈指の傑作と知りました。(存在すら気づかなかったのです)

 

                

 

輪王寺逍遥苑の小さな茶室。素材とか、造りなど、ありきたりかも知れませんが気に入りました。

 

          

                

 

東照宮には、美術館があります。電池が消耗したので写真は撮れませんでしたが、昭和 3 年築の木造の建物で、たくさんの部屋の杉戸襖の絵画、欄間や床の間に掛けられた書などが作品です。

徳川家達(いえさと)の書を見て、NHK大河ドラマ「篤姫」に登場した幼い家達を思い出し親近感を覚えました。

昭和 3 年なら家達さんはご存命で、東照宮参拝の際、ここで揮毫されたのでしょう。もともとこの建物は社務所だったそうですから、特に徳川家の方にとっては休憩所だったのでしょう。

今や日光は世界遺産の地。ますます世界中から人々が訪れることと思われます。

“日光を見ずして結構というなかれ”

 

                

               (東南アジアの僧らしき方を二荒山神社でお見かけした)

 

                

     

 

                


日光へ

2015-02-25 15:28:54 | 大歩危トラベル

          

 

2 月 20 日(金)東武アーバンパークライン柏発 10 : 23 大宮行きに乗り込みました。

電車は川間駅を過ぎたところで大きく西に曲がって江戸川を渡り埼玉県に入ります。

 

                

 

春日部で 11 : 13 のスカイツリーライン快速電車に乗り換えです。(前 2 両会津田島・中 2 両鬼怒川公園・後 2 両日光)

後 2 両だけが下今市駅で切り離され日光へ行きます。

 

                

                     

                

 

栗橋駅を過ぎて、利根川を渡り北上します。しばらくは田園風景。まだ山並みはずっと先です。

 

                

                

 

栃木市は、明治 17 年まで栃木県庁が置かれた街で、JR両毛線も通ります。

 

                

                

 

しばらくして、足尾から流れる渡良瀬川を渡ります。

 

                

                

 

さつきの栽培や鹿沼土で有名な鹿沼市に入ると山が近くなってきました。

 

                

                

                

 

日陰や、山襞には雪が残っていました。下今市駅からは 2 両になって日光に向かいます。

 

                

                

                

 

男体山を望み、JR日光線の車両を見て、東武日光駅に着きました。

 

                

                

 

東武日光駅着 13 : 01 柏から 2 時間 38 分の電車旅でした。

 

                


日光の商店街

2015-02-24 20:00:53 | 大歩危トラベル

                

 

2 月 20 日(金)雪の残る日光に来ました。

旧例幣使街道は、東武日光駅まで来るといよいよ大詰めです。歴史ある商店が軒を並べています。

 

                

                

 

一年ぶりに来てみると、道幅が広くなり、新しい店が増えたように感じます。電線が地下に移って空が広くなりました。

 10 分ほど歩いて右側にある蕎麦屋“魚要”に入りました。

 

                

                

 

ご主人は、昭和 3 年生まれの 87 歳、“蕎麦には自信あり”と、まだまだお元気。

「ふじや」の湯波(日光では「葉」ではなく「波」を使う)を入れた「湯波そば」を食べました。

 

                

                

                     

 

店のテーブルや腰板に日光杉並木の杉が使われています。

 

                

                     

                

 

数々の老舗、新規の名店が軒を連ねるこの大通りに人が溢れるのは、そんなに遠いことではないでしょう。

 

                

                

                

                

                

                

                      (日光市役所日光総合支所)

                

                

                

                


日光の史跡を歩く

2015-02-23 15:21:36 | 大歩危トラベル

2 月 20 日(金)神橋を左手に見て大谷川(だいやがわ)を渡り、「史跡探勝路」の標示に誘われて、本宮神社への石段を登りました。

 

          

                

                

                

                

 

本宮神社の祭神は太郎山だそうで、山岳信仰を今に伝えています。

神社の裏手は四本龍寺です。神仏習合です。

 

                

                     

                

                

 

三重塔の創建は、源実朝だそうです。

奈良時代の終わり、天平神護2 ( 766 ) 勝道上人が男体山に登頂して日光山を山岳仏教のメッカにして以来、輪王寺の前身である光明院を中心に、日光は三社権現信仰の地として栄え、鎌倉、室町と時代が下るにつれ、僧坊 500 を数えるほど賑わったといいます。

 

          

                

                

                

 

そんな名残を感じつつ雪道を歩き、輪王寺の境内に来ると、勝道上人の大きな像が迎えてくれました。

 

          

 

輪王寺三仏堂は現在修理中ですが、工事現場は 400 円で参観できます。

 

                

 

 


大猷院廟(たいゆういんびょう)

2015-02-22 19:14:23 | 大歩危トラベル

          

 

一泊二日の日光の旅、初日( 2 月 20 日)は主に大猷院を見学しました。

 

                

          

                

 

東照宮の絢爛豪華な意匠に対して、小規模で繊細ですが、それは、家康公を凌いではならないという家光の遺言によるのだそうです。仏式の造りで、鳥居はありません。つまり、こちらはお寺。

立派なのは水屋です。山の湧き水が石造りの樋で運ばれてきます。天井には龍の絵が描かれています。(しかとは分かりませんが)

 

          

                

 

石畳の参道を南に折れて二天門、更に、鼓楼、鐘楼を左右に見て夜叉門(東照宮の陽明門にあたる)へ続きます。

 

                

          

                

 

4 体の夜叉が門を守ります。

 

                   

                   

 

その奥に現れるのが唐門です。

門をくぐると、拝殿、相の間、本殿が一体となった権現造りの建物があります。東照宮の寛永の大造替の16 年後の建築だそうです。

 

               

 

 

                

                

                

 

竜宮門の異名をもつ皇嘉門(こうかもん)の奥に家光の墓所がありますが、ここは未公開です。

 

                

 

                

                    

                

 

 


日光金谷ホテルの品格

2015-02-21 22:28:16 | 大歩危トラベル

                

 

2 月 20 日(金)日光金谷」ホテルに一泊しました。

大谷川にかかる神橋を見下ろす高台に建つクラシックホテルです。

戊辰戦争で日光山を戦火から守った板垣退助の像が建つ脇の道を上って行くとホテルの玄関です。

 

                     

                

                 

 

ロビーの窓越しに日光連山が見え、「マッターホルンの麓の町ツエルマットのようじゃないか」などと思いました。

 

                

                 

 

案内された 2 階の一室は、シンプルながらも、天井が高く、暖房はスチーム、窓には障子が嵌め込んでありました。

 

                

          

 

夕食は階下の食堂に行きます。

 

           

                

                

                

 

オードブルに始まりコーヒーで終わるフランス料理が一皿ずつ運ばれてきました。

 

                

                 

                

                

          

          

 

ぐっすり眠って翌朝窓越しに朝日に輝く日光連山を心ゆくまで眺めました。

 

                

                

                

 

朝食もまた昨夜の食堂。一品ずつテーブルに運ばれてきます。

 

                

          

 

チェックアウトをして宿を出るとき、この日本最古のクラシックリゾートホテルを眺め、140 年を一貫したスタイルで通してきた一種の風格のようなものを感じました。

よい一夜をありがとう!

 

                

                

                

参考  1 泊 2 食付宿泊料  18,360 円

 

                 

                

 

 


積善館あれこれ  2

2014-12-08 13:40:11 | 大歩危トラベル

     

     

 

積善館19代目関善兵衛(黒沢大二郎 社長)さんが、ここ5年間続けておられる館内歴史ツアー(積善館公式HP「亭主の日々」参照)に参加して、一番印象に残ったのは、「馬つなぎの柱」です。

湯治客が馬を繋いだために磨り減ったのだそうです。

 

     

 

明治時代になると写真が残っています。

 

             

             

 

展示物にあった外務省発行の書付。明治27年5月22日とあります。

英国人アレキサンダーローズさんの3ヶ月間の国内旅行に対し、「故障ナク通行セシムベキ」と書いてあります。

 

             

 

「ふるさとへかへりしごとき四万の里若葉のやまは抱かむとする」白蓮さんが泊まったのは、昭和30年代です。

 

             

 

当館が、アニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルという説が広まったのは、日テレのドキュメントから。まだ若かった当主も出演しています。

 

             

             

             

             

 

歴史遺産を残しつつ、かつ現代人の温泉のニーズに応えていくのはなかなか大変なことと拝察。

社長さん始めスタッフの方々のご活躍をお祈りします。

 

             

             

             

             

             

 

                帰路

          飲泉水白湯飲むごとく冬の宿

          雪かきの立て懸けてありバス乗り場

          国境の行雲寒気連れて来る

          国境(くにさかい)山脈を越え寒気降る

          寒月や旅の終わりの車窓から

          寒月や乗り継ぎ悪しき新幹線

          寒月の仙台までもつきて来し

 

          ついて来し寒月見上げ旅を謝す

 

L&Rさん お付き合いありがとうございました。

俳人としての実力のほど思い知らされました。一層のご活躍を!!

 

          

             

             


積善館あれこれ

2014-12-07 16:20:31 | 大歩危トラベル

             

             

 

私達が宿泊したのは、昭和11年(1936)築の“山荘”です。

本館の背後にあってトンネルで結ばれています。

 

     

    (本館フロントからまず階段で2階へ)

             

             

 

          湯さめぬか迷路のごとき古き宿

 

荷物を持ってくれたスタッフの方は、平成2年生まれの原口貴之さん。鹿児島出身。

夕食時、献立の一つ一つを丁寧に説明してくれました。同期入社は彼一人になってしまったとか、大成して下さいね、原口君!

 

             

 

          冬の宿平成生まれの従業員

          献立名「師走」とありて四万の宿

          一献は地酒「貴娘」冬の旅

          老ひの歯に冬の岩魚は硬かりき

 

 

             

             

             

             

 

食事会場は、ラウンジ「猩」(しょうじょう)で。

歴史的デザインに現代風アレンジが加えられたモダンな空間です。朝食もここでした。

 

             

             

             

 

ここで、佐藤宗匠は、「冬木立大ハリ戸越しの朝の粥」の一句をものにされるのですが、私のPC技術では、「ハリ」が漢字変換できないんです。ごめんなさい。

 

 


積善館の湯

2014-12-06 19:49:56 | 大歩危トラベル

     

     

 

元禄7年(1694)創業の四万温泉積善館の源泉は、赤い橋の下を流れる新湯(あらゆ)川の川底から、摂氏78度で毎分900ℓ の自然湧出。元禄の湯は、源泉そのものを加水せず冷却し、もとの源泉に混ぜて適温にしているそうだ。(旅館のHP)

 

          冬蔦のはふ浴場はロマネスク

          寒灯の一つ静寂(しじま)の露天風呂

          枯れ欅枝先までも湯のけむり

          冬の朝岩肌やさし露天風呂

          落葉掬う網立て懸けて露天風呂

          師を偲び顎まで浸かる冬の宿

 

自然を取り込んだ大きな露天風呂があるのは、新館 佳松亭にある“杜の湯”です。

 

             

     

     

             

             

             

             

             

 

その他、本館には、岩風呂。山荘には家族風呂があります。

これは、混浴の時間帯もある、本館の岩風呂です。

 

     

     

 

12月 3日早朝、“杜の湯”露天風呂でモルゲンロートを見たのですが、そんな時に限ってカメラを忘れているのです。

(文中の句はすべて佐藤拓郎氏作)