春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

イーハトーブの ねり 、安部眞知さんの「ねり」さん

2019-07-16 21:26:40 | Extra

 

梅雨雲の小窓に、三温糖の香りが、プンと立った。
もっぱらの仕事で、
私のイーハートーブがかすんで見える。

さぼろう、ほんの少しだけ。
週刊天気図に晴れマークが点き始めた。
まもなく野菜に、米に、蝉にも、いい日撚りが来る。
天気図を観ていて、出かけに準備していた、
ゆで卵、殻がカタカタ音をたてて、焦げていた。

さぼろう、ほんの少しだけ。
昭和7年、「児童文学」」に宮沢賢治さんの
「グスコーブドリの伝記」が載った。


作家安部公房さんの子供が昨年亡くなった。

産婦人科医で、北海道に住んでいた。
「ねり」さん。
イーハートーブの森に住む、
木こりの子供の、

グスコーブドリのブドリの妹の名が「ねり」
 
昭和22年、安部公房さんが、女子美専師範科を出た、
山田眞知さんと結婚して、6年後、
生れた長女の名を、
眞知さんは「ねり」にしたいと譲らなかった。
宮沢賢治さんの「グスコーブドリの伝記」を読んだ、
眞知さんの、こころに響いた名前。

宮沢賢治さんの生活で、
24歳、病気がもとで、
亡くなった妹の名は「トシさん」
作品には、お洒落な名の「ねり
宮沢賢治さんの朝、昼、夕、
こころから消えなかった妹さん。

安部公房さんはラジオドラマに、
子供向けの物語をたくさん書いている。
晩年、ポツリと語る。
小説は小学校の子供でも判る、
言葉で書かなければならない、のだよなぁ〜!
 
まもなく、つめたい雲から陽が射す。
そう思うと、仕事への集中力も、
スイッチがパチン、いい音で入る!
 
さてと・・・・。

 
 
 

 

 

 

 
 
コメント
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