ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

経ヶ岬

2013-12-16 | Weblog
経ヶ岬(京都府京丹後市)に米軍基地(Xバンドレーダー)建設されようとしています。15日は地元のみなさんの呼びかけで「京丹後市・経ヶ岬に米軍基地はいりません 平和の叫び&人間のくさり」に参加しました。京都駅からバスで3時間半で現地に着きました。

建設予定地は穴文殊の航空自衛隊経ヶ岬分屯基地の隣です。現状の説明を受け、経ヶ岬での集会を経て、京丹後市役所前で地元の「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」のみなさんと合流。近畿一円からかけつけた他の団体なども含めると1000人近く参加されていたようです。
小雨で寒い中での集会でしたが、リレートーク、ヒューマンチェーン、デモは寒さを吹き飛ばすように熱気がありました。京都新聞にその様子が掲載されています。

○日本の防衛とは無関係。アメリカ本土の弾道ミサイル防衛の目となるXバンドレーダーは地域の危険を増すだけ。
○義務付けられている環境評価も求めずに設置を強行するのは問題です。
○半径6キロ、高度6キロの飛行禁止区域設定で、ドクターヘリ、救難ヘリの運用に支障をきたします。
○米軍・軍属による犯罪、事件、事故への不安はなくすことはできません。
○山陰海岸ジオパークの自然や絶滅危惧種への影響は未解決。

と問題点(集会チラシより)は多くあるのに、住民に十分な説明がないまま、京都府知事及び京丹後市長は受け入れを表明し、防衛局は年内に民有地の賃借契約を結び米軍基地を設置したいとしています。有事の際、真っ先に攻撃されるのがレーダー基地なのです。いやおうなく住民は戦争に巻き込まれます。
予定地は西の松島といわれる国定公園で海岸線は美しく、またハヤブサの生息地3箇所が確認されています。
歴史と文化に育まれ、海と田畑を大切にする暮らしを踏みにじる米軍基地建設は要らないとの思いを強くし、美しい丹後の海を後にしました。

画像:米軍基地(Xバンドレーダー)建設予定地