ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

仕事始めは教育委員会議 傍聴

2011-01-05 | Weblog
昨日からは役場も議会も仕事始めです。
午後に開催された新年交礼会の町長の挨拶は、広報しまもとの新年の挨拶とほぼ同じ内容でした。職員に向けての年頭訓示の方がよほど、町政のリーダーとしての決意が伝わってきて評価できます。議会議員や有力者が出席する新年交礼会では言いにくいのでしょうか。

川口町長の仕事始めの年頭訓示では「今年は「島本らしさ」を追求する一年にしたいと思っています。『島本らしい行政運営』『島本らしい財政運営』『島本らしい役場』など、すべての業務・場面において『島本らしさ』を追求していきたいと思っています」と話されたことが〈島本町長 川口ひろしのホームページ〉に載っています。

ふれあいセンターの各部署、図書館、本庁とご挨拶させていただき2時30分からは教育委員会定例会議を傍聴しました。

案件は報告1件だけで、「2011年度町立幼稚園園児の応募結果について」
4歳児応募者は第1幼稚園73名〈定員96名〉、第2幼稚園50名(96名) 
5歳児応募者は第1幼稚園46名〈定員111名〉、第2幼稚園54名(111名)

4歳児は昨年より34名増とのこと。「増加の要因は?」という教育委員の質問には、「わからないが、対象者の就学前児童が前年度は248名、本年度は289名と増えている」と答えていました。子どもが増えているのは嬉しいことですね。

『定員は維持するのか?』との問いには「小学校も35人学級と見直されているので、幼稚園も見直しの検討段階です」と。12月議会の一般質問で、1クラスの定員37人(5歳児)としていることは「幼稚園設置基準 35人以下を原則とする」に違反していると指摘していましたので、基準通りに改善されるものと期待します。

久しぶりに町立図書館で借りた本、『民主党不況を生き抜く経済学』森永卓郎著 を一気に読みました。提案された経済対策を実践すれば政府への信頼を取り戻せるのでは、とかすかな希望を持ちました。経済学がわかっているわけではありませんが、著書では小泉型構造改革・市場主義原理が復活していることを戒めています。

公共工事で雇用創出を、ということについては手放しで賛同できず、環境破壊となるもの、多額の無駄遣いとなるものは排するべきだと思います。しかし一定の波及効果があることについては理解できました。また「政治と金」問題が軽んじられてはいけないことはいうまでもありません。

競争主義タカ派と平等主義ハト派という勢力についてもよく理解できます。根本的には経済構造を変える必要があるのでしょうが、今の若い人たちの就職難などの深刻さを思うと、緊急対策をしなければ、と思います。

もちろん社会のあり方、働き方、暮らし方、教育のあり方も弱肉強食ではなく、シンプルにスローに、ということでしょうか。