ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

島本町会議員が高槻市長に面会し「合併してもらった方が良い」と進言!

2010-04-27 | Weblog
橋下知事と会見し「高槻市・島本町広域行政勉強会」への府のオブザーバー参画を両市町首長が要請した翌日の23日、高槻市議会「地方分権推進特別委員会」が開かれ、傍聴しました。90名近い理事者が居並ぶ委員会で、島本町議会の風景とはずいぶん違います。一般市民の傍聴はひとりです。

地方分権推進特別委員会の案件は1.広域行政推進に係る諸課題について 2.地域再生及び構造改革特区への取り組みについて ということで、1の案件は1)消防の広域化 2)「権限移譲実施計画案」について 3)「高槻市・島本町広域行政勉強会」についてでした。
ニュースや新聞で報道されたこともあって、「高槻市・島本町広域行政勉強会」については意見や質疑も集中しました。

「新聞報道によると合併に前向きのようだが勉強会再開の理由は?」「合併のメリット・デメリットは?合併はどのように進むのか?新設合併か、編入合併か?」「合併議論を含む勉強会の再開は喜ばしい。合併の議論をするにあたって基本的考え方をお聞かせいただきたい」「橋下知事が動くと、何でも決まるということのならないように、しっかり合併が必要か、必要でないか議論すべき」「島本町は住民ホールも使えなくなる、ゴミ・し尿施設はどうするか、(予算)100億円の中で、5~10年先やっていけるのか。し尿施設の課題をベースにあらたなスタートラインにたった。町は3万人でやっていけるのか、市も35万人でやっていけるのか、将来のまちビジョンとして検討すべき」「町の責任で処理すべきこと。合併ありきですすめるべきではない。」「国や府の上からの指導で合併せよ、というのではだめ。両市町が十分議論し、合併で行くのか広域で行くのか、すみやかに協議していただきたい」「新聞報道もあって合併の議論をどうするかということになっているが、広域行政をすすめるため両市町で勉強会を再開したと認識している。合併を目途とするものでなくワーキングで丁寧に議論し、市民に情報提供を。」

一字一句正確ではありませんが、以上のような主旨の意見が熱心に交わされました。

また、奥本高槻市長の答弁の中で重大な発言がありました。
勉強会の位置づけを確認する質疑に対し、「(勉強会)再開と言うより、町議会議員がみえて、し尿処理をどうするかという問題で来られたので、自分とこのことは自分で処理することが原則でしょう、と言った。しかし、町議会議員のみなさんが、合併してもらった方がありがたい、という意見があった。~」

市長の発言に耳を疑いました。会議終了後、発言については他の傍聴者に確認しましたので、確かです。

島本町の町議会議員が市長に「合併してもらった方がありがたい」と進言していたのです。島本町住民に対し、そのことの説明と責任は果たしてもらわなければなりません。

本当に住民の利益、島本町の利益だと思って、奥本市長に直接面会してし尿処理問題を理由に「合併してもらった方がありがたい」とお願いしたのならば、堂々と表明したら良いではありませんか。

昨年、島本町議会12月議会で広域行政について一般質問した清水議員に「議員のみなさんのご尽力で勉強会の再開ができた」と理事者に言わせた理由が、市長発言でようやく判明しました。

これまで議員全員協議会で理事者から勉強会についての報告が2度あり、「合併ありきで勉強会をすすめないように」という私たち議員の意見に対し、自公民議員からは「何も合併するとは(理事者も)言うてへんやないか!」(町議会では一番若い新人議員のヤジ)「先走り過ぎや!」とヤジの総攻撃。「議員自らが住民不安を誘導している」と人びとや共産党に向け非難ごうごう。民主系の議長も議員全員協議会での質疑を早々に打ち切り、十分な議論をさせない状況が続いています。

高槻市議会では合併問題が中心の議論でしたが、それに比べて合併により大きく影響する島本町議会では、意図的に合併議論をさせないようにさせているのは、あまりにも無責任です。住民からは議会の無策が問われるでしょう。




合併議論については住民に説明を!

2010-04-27 | Weblog
町内を「ひらの議会リポート」の配布で歩いていますと、お会いするみなさんが「ニュース見たけど、合併するの?」「合併のこと新聞に出てたね」と口々に尋ねられます。

先日24日に開きました「ひらのかおるタウンミーティング」に参加された方も「『合併する方が良いでしょう』と発言する橋下知事とにこやかに笑っている川口町長・奥本高槻市長の会見をテレビを見て、びっくり。合併のことについて知ることができるかもしれないと、初めて参加しました」とおっしゃっていました。知事の行動や発言は影響力があることから、一挙に合併に進むのではないか、と心配されているのです。

住民のみなさんは、合併議論も行うという「高槻市・島本町広域行政勉強会」を再開したこと、知事に会い府のサポートを要請した際、知事が「(広域行政)勉強会というより、合併しかないでしょ!」と言っていること等々について、きちんと川口町長の口から説明が聞きたいと言われているのです。町のホームページにもいっさい載っていません。高槻市ホームページには市長メッセージとして伝えておられます。

「合併ありきで勉強会の事務をすすめるわけではない」と川口町長の議会答弁通りならば、住民のみなさんに説明をすべきです。ホームページで報告することはすぐにでもできますし、町内に出向いて説明会を開くべきです。
「今年の予算」説明会もなしくずしで実施されず、町の説明や住民との意見交換の場が保障されていないわけですから、当然です。