3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

ベンローエン (Ben Rowen) (2)

2015-03-21 20:05:23 | Weblog
写真はベンローエン投手の投球の際のものです。2014シーズンのベンローエン投手のpitch f/xでの球速を書き出して見ます。投球数の多い順から、チェンジアップ最速81.2マイル、平均79.3マイル、ツーシーム最速80.2km、平均78.8マイル、カーブ最速78.2マイル、平均73.5マイル、スライダー最速81.3マイル、平均74.8マイルとなります。又pitch typeでの集計ではファストボールの平均球速は79.2マイルとなっておりツーシームの数値との差がある様に思います。更にpitch typeの集計ではunknownつまり球種が分からないという表示もあります。つまりこの投手の場合、pitch f/xでは判断出来ても目視と思われるpitch typeでは判断出来ない程度の変化及び球速の差かと思えてなりません。何故この投手が昨シーズンメジャーデビュー出来たのか、次回触れたく思います。

公表サイズの推移(2)

2015-03-20 12:31:55 | Weblog
連続写真は石井一久投手のヤクルトスワローズ時代のものです。体型、投球フォームからかなり若い時のものと思われ、1994年の公表サイズ183cm、85kgの頃とさして違わない時期かと思います。当時の石井一久投手は物凄く速い球とスライダーが武器であり、好調時には相手を圧倒する投球を見せ、奪三振も非常に多いものでした。この当時の体重も公表サイズより少なく思える感じで、未だ体が出来上がる前の細身の投手という印象がありました。その後メジャーに挑戦しますが、メジャーでの最終年には215ポンド(97.4kg)となり、更には現役最終年度には100kgが公表サイズとなっています。身長、体重のサイズは多分本人の自己申告であり、確かなものではないものの、石井一久投手の場合は見た目と数値特に晩年のそれがかなり納得出来るものです。従って若い時の投球写真の横に、現役最後の公表サイズの掲載に、どうしても違和感を感じてしまいます。但しこれは決して雑誌に文句をつけている訳ではなく、その都度その時期の公表サイズを掲載する訳にはいかないという事は理解しているつもりであります。

ベンローエン (Ben Rowen) (1)

2015-03-19 19:26:34 | Weblog
現在26歳、昨シーズンテキサスレンジャースでデビュー、8.2イニングを投げ0勝0敗、防御率4.15の右腕投手です。今年はロサンゼルスドジャースとマイナー契約をしています。かなりのメジャー通の方でも多分知らない投手かと思います。この投手の存在を知ったのは昨シーズンのメジャーの投手のファストボールの球速を調べていた時、最も遅い投手と言われているナックルボーラーR.Aディッキーより遅い投手が存在している事からでした。メジャー登板692人中683番目の球速のR.Aディッキーより遅い投手とは、メジャーでは稀に見られる点差が大きく開いた時の野手の登板しかないかと思っていました。しかし念の為、その選手のポジションを調べた所、1人だけ投手がいました。そこでこんなに球の遅い投手が何故メジャーデビュー出来たのか、気になって仕方ありませんでした。193cm、86kgの体躯、メジャーの投手としては細身ですが決して小柄な投手ではありません。R.Aディッキー同様ナックルボールが主武器かと推測しましたが、そうではありませんでした。

日米投手の球速(9)

2015-03-18 11:10:23 | Weblog
前に昨シーズンの日米投手のストレートの球速差は約6.1kmと書きました。しかしこれは厳密に言えば日本プロ野球所属の投手対MLB所属の投手との差になります。今回は日本人投手対外国人投手の平球速差がどの位なのか調べて行きたく思います。先ずはメジャーの日本人投手です。平均球速の最速は田澤純一投手の93.9マイル、次いでダルビッシュ有投手の92.5マイルになりますが、この二人しかメジャーの平均球速91.8マイルを超えていません。他の投手は田中将大投手も含み平均球速に達していません。岩隈久志、和田毅両投手は90マイル台にも届いていません。彼ら日本人投手の投じたストレートの球数を捉えると、メジャーに於ける日本人投手の球速は、メジャー投手全体の球速を下げる事に繋がったと言えるかと思います。次回日本プロ野球界での日本人投手の球速に触れて行きたく思いますが、その前にメジャー投手の平均球速には、投げたイニングこそ非常に少ないものの、10人近くの野手が存在していた事を報告しておきます。

バリーボンズ (Barry Bonds) (6)

2015-03-17 12:19:36 | Weblog
写真が非常に小さくて誠に申し訳ありませんが、左の写真が1990年のパイレーツ時代のもので26歳になるシーズンです。この時の公表サイズが185ポンド(84kg)となっています。右の写真が2007年、ジャイアンツ時代43歳になるシーズンでこの年度限りで引退しています。この時の公表サイズが230ポンド(104kg)となっています。2002シーズンの日本で刊行された選手名鑑によると95kgと掲載されています。あくまでも公表サイズに過ぎませんが、現役生活中に約20kg増えた事になります。前回の写真は1995年のものですが、この年の公表サイズは84kgのままですが、実際にはもっと体重があった様に思います。左の写真の年の成績は、実働5年目で初の打率3割超えの0.301、33本塁打、114打点、52盗塁と主要部門全てでその時点の自己ベストをマークしていますが、写真で体型を見る限り、30本塁打、100打点をマークする様な選手とは思えないものです。

フェリックスヘルナンデス(Felix Hernandez) の球速(3)

2015-03-16 13:33:24 | Weblog
先日NHKBSで日本人メジャーリーガーの特集として、城島健司選手が若きエースを好リードで完封に導いた試合を放映していました。この時の若きエースがその年20歳になるフェリックスヘルナンデス投手です。その年フェリックスヘルナンデス投手は12勝14敗、防御率4.52という数字でメジャーデビューの前年の4勝4敗、防御率2.67の数字から防御率こそ悪くなったものの、100イニング以上多く投げ、一流投手として歩み始めた時期と言っていいかと思います。この中継、残念ながら途中から観たのですが、先ず驚かされたのはフェリックスヘルナンデス投手の球の速さです。ファストボールの殆どが90マイル台半ばから後半、最速は100マイルに達していました。又投げ方も現在より腰の回転が大きく、躍動感にも溢れ、久しぶりに豪腕、豪速球のフェリックスヘルナンデス投手を観られ、非常に嬉しい思いでした。前年2005年、フェリックスヘルナンデス投手のデビュー時、当時19歳とメジャーでは異常に早いデビューの彼を当時同僚のイチロー選手がべた褒めしていた事をつい想い出してしまいました。





松坂大輔投手の今シーズン(1)

2015-03-15 21:37:16 | Weblog
9年ぶりに日本球界復帰の松坂大輔投手の今シーズンを予想して見ます。取り敢えず故障なしという事で7勝から9勝、防御率は4点台前半から半ば位かと思います。メジャーでも十分な条件の契約オファーのあった黒田博樹投手と異なり、メジャーでは最早通用せず日本に戻って来たイメージのあるというか実際にそうなのですが、松坂大輔投手に対して、マスコミはすぐ比較したがり、執拗に感情に訴える感が強く何か日本的な嫌な感じがしてならないものです。少なくとも投手への評価は実力のみに関してされるべきと思います。昨シーズンメジャーでの登板は殆ど全てをMLB.tvで観戦しましたが、その時の投球フォームは現時点でのオープン戦登板の松坂大輔投手より、腕の振り出す位置も一定せず、テレビの画面のせいもあるのでしょうが何処を向いて投げているのか分からない面がありました。私には少なくとも昨年の投球よりはいい様に思えています。勿論昔の松坂大輔投手とは比較にはならないのですが、マスコミから伝えられる程酷いものには感じられませんでした。

バリーボンズ (Barry Bonds) (5)

2015-03-14 16:11:20 | Weblog
久し振りに史上屈指或いは史上最強と言ってもいい打者バリーボンズ選手に就いて書きます。1994年サンフランシスコに行った時の事ですが、メジャーリーガーのTシャツや写真等が欲しくて幾つかのスポーツ店に立ち寄った所、当然本拠地という事もあるのでしょうが、バリーボンズ選手関連のグッズが異常に多い事に驚かされました。当時は野茂英雄投手のメジャー挑戦前であり、NHKBSでの中継はあるものの、回数も少なくバリーボンズ選手がどんな選手かは、恥ずかしながらあまり知らずにTシャツ等を購入しました。そのTシャツはバリーボンズ選手の上半身と下半身の絵がTシャツの前と後ろにデザインされているという少し奇抜なものですが、この書かれた絵を見ても2001年、73本塁打を放ち物凄く脚光を浴びた時点でのバリーボンズ選手の体型とはかなり違ったものでした。又動画等で見られる若き頃のバリーボンズ選手を見たりすると、一体どの位の体重の変化があったのか興味を持ちました。又続けます。写真は1995年の対野茂英雄投手との打席です。

公表サイズの推移(1)

2015-03-13 14:12:05 | Weblog
昨年はプロ野球誕生から80年という事で、ベースボールマガジン社を始め多くの本が刊行されました。80周年企画なので当然プロ野球OB、懐かしの名前も多く見られました。その際OB選手の身長、体重が紹介されていますが、その数字は日本での現役を終えた時点の数字が採用されている様に思えます。しかし、身長に関しては多くの選手が現役時代にそれ程多くの変化はないかと思われるものの、体重はかなり変化した選手は少なくないかと思います。若い選手の場合体が出来て来たり、パワーを増す為のウエイトトレーニングによる体重増加やベテラン選手の場合年齢的に肉が付き易くなった等あろうかと思います。勿論入団時から引退までの数字を紹介するのは不可能かと思いますが、体型がかなり変化した選手も存在し、紹介されるサイズと違うイメージを持たれる選手もある人数いるかと思います。一つの例を出して見ます。[プロ野球連続写真大鑑]にヤクルトスワローズ時代の石井和久投手の連続の投球写真が掲載されていますが、選手紹介では185cm、100kgとなっています。次回続けます。

背番号51(5)

2015-03-12 20:12:33 | Weblog
平成元年、広島カープの新人選手として背番号51をつけた選手がいました。後に本塁打王2回、打点王1回獲得する当時入団1年目の江藤智選手です。しかし残念ながらこの背番号時代の江藤智選手は一軍出場はなく、翌年背番号が33と変更になってからの一軍デビューとなっています。広島カープ球団の伝統と言うかしきたりと言うか、活躍し将来有望と思える選手にはより若い背番号を与えるみたいで、かっての山本浩二、衣笠祥雄もそうであり、江藤智の後輩の前田智徳も2年間背番号51の後背番号31でも2年間その後背番号1で現役を終えています。、最近では堂林翔太等、より若い背番号への変更がかなり多いものです。背番号51時代の江藤智選手は全く観た事はないのですが、その後残した数字を見ると、土井正博、大杉勝男両強打者には及ばずとも強打者として十分な成績は残しております。又仮定の話になりますが、2人の歴代屈指の強打者が現役生活中背番号51をつけていたら、その後の各球団の背番号51に対する考えが変わっていた様に思えてなりません。