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日米を問わず名選手を紹介。

背番号51(3)

2015-03-07 13:13:17 | Weblog
昭和42年、前回紹介した数字で一流打者の仲間入りした大杉勝男選手ですが、同年打率0.323、28本塁打、93打点の土井正博選手には主要3部門共及ばないものでした。翌年土井正博選手の背番号が3に変更になった事により、パリーグに背番号51の若き強打者が2名揃った年度はこの年だけと言っていいかと思います。その後大杉勝男選手は打率こそ多少の上下はあったものの着実に成績を伸ばし昭和45年から47年にかけ3年連続40本以上の本塁打、100打点以上の数字で本塁打王、打点王にそれぞれ2回輝いています。46年には41本塁打で40本塁打の土井正博選手に1本差での勝利となっています。背番号51の選手同士のタイトル争いを出来ればもっと観たかった希望は強かったものです。その後、大杉勝男選手の背番号は昭和48年に土井正博選手と同じく3に変更になるのですが、大杉勝男選手としては物足りない成績に終わった為か、翌49年再び元の背番号51に戻しています。しかし、一流打者になってから初と言っていい程の不振に陥りヤクルトスワローズ移籍に繋がっていくものでした。