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日米を問わず名選手を紹介。

不思議な記録(2)

2015-03-01 19:58:34 | Weblog
中尾碩志投手に就いてですが、残念ながら現役時代の投球は1回たりとも観た事がありません。しかし中尾碩志投手の名前はあの球速自慢の金田正一投手がデビュー時、自身の球の速さとの比較の対象として彼の名前を挙げた事としての記憶が強いものです。現役当時の評価としては豪速球ながらもノーコンの投手だったみたいです。中尾碩志選手の通算の打撃成績を記してみます。1058打数192安打、打率0.181、4本塁打、82打点になります。1247の打席数の内四球は148回あり、約8.4打席に1回四球を得ているという数字になります。その為か打率より1割以上高い出塁率となっています。そこで中尾碩志選手の四球を得る割合を歴代の四球数の多い打者と比較を試み、四球数の多い打者トップ10の打者と比較してみました。流石に王貞治、落合博満、金本知憲、清原和博等の選手には及ばないものの張本勲、野村克也選手等の強打者、更にはトップ10ではないものの史上屈指の選球眼を誇っていた榎本喜八選手よりも高い割合で四球を選んでいました。前述の打撃成績の彼が何故、異常な程の四球を得ていたのかもう少し調べて見ます。