昨年メジャーデビュー、レッドソックスとのワールドシリーズで好投したセントルイスカーディナルスの今年23歳になる右腕投手です。昨年はリリーフでしたが、今年のスプリングトレーニングでは先発として試されている様です。ドミニカ出身、小柄な体型、投球フォームや名前等からペドロマルティネス2世として期待されている投手です。昨年終盤、100マイル以上を投げる若手投手として評判になり、期待してその登板を見たのですが、確かにその球は、100マイル以上を15回記録、フォーシームの最速は101.3マイル、平均は97.6マイル、ツーシームでも最速は98.6マイル、平均は94.5マイルを計時する等、非常に速く将来が楽しみな投手です。今朝、松坂大輔投手との投げ合いを観戦しましたが、ファストボールの最速は97マイルを計測し、相手投手が最早軟投派と言っていいかも知れない松坂大輔投手とあってより速さを感じたものです。但しペドロマルティネス2世と言う期待、稀代の大投手の2世がそんなに簡単に出現する訳はないのですが、残念ながら過大評価と確信します。その理由としては肘の撓りが本家と違って乏しく、その為投じられる球では球速こそ上回っても、伸びやキレがかなり劣るものだからです。とは言えメジャー屈指の球速、リリーフ投手としての適性を感じ、成長して欲しく思います。