2002年に球の速さからロケットボーイズと名付けられ、リリーフとして大活躍したヤクルトスワローズの右腕五十嵐亮太と左腕石井弘寿の両投手の登板を見る度に、1970年代中頃、中日ドラゴンズで同じくリリーフとして大活躍した右腕鈴木孝政と左腕竹田和史両投手の投球を思い出したものです。この2組のコンビ、共通点が多いものです。右腕と左腕のコンビ以外の最大の共通点は4投手共、その時代に於いて、球界でも指折りの球の速さを誇っている点です。又左腕投手竹田和史と石井弘寿の最盛期が短かった事も、残念ながら共通している点ではあります。左右の速球投手のリリーフコンビ、この2組の球の速さは群を抜いていたと思います。しかし4人それぞれに個性がありました。肘の撓りを利して浮き上がる様な球を投じる鈴木孝政対担ぐ様なショートアームから重い球を投じる五十嵐亮太、制球に難があるものの切れ味鋭い竹田和史対同じく制球に難があるものの凄み、重みを感じさせる石井弘寿の球、皆タイプは違っていました。左右の速球投手のリリーフコンビ、この2組が最初に思い浮かぶものです。