現在ワシントンナショナルズに所属し、セットアッパーの役目を期待される右腕投手です。公称183cm、100kgとメジャーの投手としては決して大きくない体ながらも、ストレートの平均球速が100マイルに迫る程の速さを誇る、メジャー屈指の速球投手です。2010年、オークランドアスレチックスに在籍時、ストレートの平均球速は98.7マイル、100マイル以上125回、翌2011年には、平均98マイル、100マイル以上127回と素晴らしい球速を披露しています。2011年、松井秀喜のアスレチックス入団が決定した時、ロドリゲスの快速球がテレビで度々観る事が出来ると喜んだのですが、残念にもナショナルズに移籍してしまい、その雄姿が昨年はあまり観られませんでした。今年もスプリングトレーニングの段階で、既に何回か100マイルの投球を観せてくれています。先発転向が予定されているチャップマンより、多くの100マイル超えが観られる可能性が高い様な気さえします。投球フォームに関してですが、力んで投げて来るというより、割とシンプルというか、あまり特色のない、やや上体の高い感じのオーバースローになります。かって小柄ながらもかなりの速球投手として名を馳せた、加藤初投手の腰を十分に捻り、体重を自身のボールにしっかり乗せた投球フォームを簡易にしたフォームといっていいかと思います。それにしても、そのフォームであの速さ、日本人とのパワーの差を感じてしまいます。