昭和37年、読売ジャイアンツに入団、初登板は39年、後に45年南海ホークスへ移籍,46年に引退するまで、登板なしの44年を除き、実働7年間の右腕投手です。当時は現在と違い、BSやCSは勿論なく、野球中継の多くは読売ジャイアンツ戦絡みのものでした。そのせいでしょうか、彼の登板を観る機会は結構あったかと思います。主にリリーフ、それも負け試合での登板が多かった様に記憶しています。つまり在籍チームのせいで、多少名前を知られるレベルの投手だったと思います。かなりの回数、彼の投球を観ていますが、正直あまりいい印象はありません。細身の大きくはない体格から、決してスムースとは言えない、ややぎこちなさの残る下手からの投球フォームでしたが、下手投げ投手に必須の沈み込む感は殆ど無かったかと思います。当然球速、球の切れ、伸びには欠け、武器となり得る変化球もなかった様に思います。他の球団の中継が少なかった為、その登板を観ざるを得なかった投手の代表と言っていいのかも知れません。
通算成績 155試合 13勝4敗 防御率 3.04 155奪三振
通算成績 155試合 13勝4敗 防御率 3.04 155奪三振