糸井嘉男

一軍での実働は2007年のシーズンからの現在29歳の右投左打の日本ハムの外野手です。その俊足を活かし主にセンターを守っています。彼の素晴らしさは何と言っても、その身体能力の素晴らしさにあるのでしょう。彼に関わった多くのコーチやアマチュアの監督等が異口同音に称賛している様に、その素質の素晴らしさは凄いものがあるのは間違いないのでしょう。確かに体も非常に大きく、そのプレーを見ると俊足、強肩である事は十分に理解出来るものです。このまま巧く成長していく事を本当に期待しています。しかし彼のプレーを見て感じるのは、巧く表現出来ませんが何となく体の硬さを感じ、柔軟性には欠けている様に感じてなりません。これは所謂数値に現れる柔らかさではなく、プレー上に於いて感じる感覚かと思います。どうしてもこの感覚が彼を見ている時には離れがたく、際どいプレーでの故障への危険性や、打撃での臨機応変さには、欠ける様に感じてなりません。是非史上稀なる素質の持ち主の彼には、攻守走揃った一流選手への道を歩んでいって欲しいと切に思います。


通算成績(2009迄)　　　201試合　　　176安打　　　0.282 　　　 20本塁打　　　　79打点