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日米を問わず名選手を紹介。

張本勲(22)

2009-12-11 21:21:54 | Weblog
張本勲は、最近の著書「プロ野球への伝言」で、自身が通算打率3位という事に対して不満を述べています。彼は通算打率0.319で3位ですが、彼より僅かな差で同じ0.319ながら若干上の若松勉が6808打数であり、史上1位で0.320のレロン.リーが4934打数という事で9666打数の張本勲自身とは、あまりにも打数が違いすぎると思っている様です。彼の意見では、打率は打数が増えれば増える程、落ちてくるもので、何か彼を1位にさせたくない理由でもあるのかと思えるとまで、述べています。現在日本プロ野球では4000打数以上の選手を基準として、通算打率の順位を定めており、確かに彼の言う通り4000打数以上であれば、全て同じ扱いになっています。何処かである数字を定めなければ成らない為、しょうがないのでしょうが、張本勲の言い分も十分解る様な気はします。単純に同じ打率なら、矢張り打数の多い選手、即ち安打数の多い選手の方がより価値が高い気がします。しかし彼は、自身を1位にしたくない為かと述べていますが、残念ながら全く的外れな意見です。かなり昔から日本プロ野球では、通算打率の表示には4000打数以上を基準と定めており、レロン.リー選手がトップに立った時には、一部の記録集には4000打数以上と5000打数以上の双方の記録が表され、外国人選手が通算打率トップという事を嫌がる、日本プロ野球の体質が話題になったものです。