実働は1958年から1962年迄、大洋ホエールズに在籍した右腕投手です。リアルタイムで彼の投球を見たのは多分3回だけだと思いますが、何故か妙に印象に残っている投手です。先ずは1イニング4奪三振という、当時としては彼だけの記録を持っている為、どんな投手かという期待がかなりありました。ひょっとしたらかなりの快速球を投げるのではないかと期待もしていました。しかし実際に見た彼は、当時の投手としては公称182cmと長身ながら、球速はあまりなく、又投球フォームもかなりオーバースローに近いながら、打者に正対する感じで迫力にかなり欠けるものでした。現実は勝手な予想とは、かなり異なっていました。しかし高い角度から投げ下ろす落ちる球には、それなりの威力はあったと思います。もう一つは眼鏡をかけた彼の風貌が、全くプロ野球選手らしくなかった記憶があります。活躍したと言えるのは1959年,7勝を挙げた年のみかと思いますが、何故か約50年位経た今でも、彼の投球スタイルは忘れられません。
通算成績 83試合 10勝16敗 防御率 2.90 206奪三振
通算成績 83試合 10勝16敗 防御率 2.90 206奪三振